事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

レーダー照射:河野外務大臣「早期解決」のタイトルに釣られてないか?

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河野大臣が「早期解決がベスト」だと言っている。

これに怒ってる人が居ます。

私にはなぜ怒っているのかさっぱりです。

記事のタイトルから内容を想像してないでしょうか?

報道各社の記事(の抜粋)をまとめたので確認しましょう。

河野大臣「防衛当局間で事実関係を確認し、早期解決を」

日韓外相が電話会談 レーダー問題、早期決着の重要性を確認 - フォトジャーナル - 産経フォト

河野太郎外相は4日、韓国の康京和(カンギョンファ)外相と電話で会談し、韓国海軍の駆逐艦が海上自衛隊のP1哨戒機に火器管制レーダーを照射した問題について、防衛省と韓国国防省が事実関係を踏まえて協議し、早期に決着を図ることが重要との考えで一致した

 河野氏は会談後、記者団に「防衛当局間でしっかり事実関係を確認し、協議をしてもらい、なるべく早く解決をするのが両国にとってベストだという認識は一緒だ」と述べた。韓国国防省は日本に謝罪を求めているが、河野氏は康氏からの謝罪要求は「なかった」とも言及した。

「防衛当局間で」「事実関係を踏まえて」と言ってますね。

会談においても記者団に対する返答においても言っているということが重要ですね。

  1. 何も「譲歩する」というニュアンスはここにはない
  2. 外務省で事態を解決しようとしているのではなく防衛当局の問題だとしている

ということが分かるでしょう。

日韓外相「早期解決が重要」 レーダー照射問題 - FNN.jpプライムオンライン

河野外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は4日午後、電話で会談し、早期の問題解決が重要だとの認識で一致した。

河野外相は、「防衛当局間でしっかりと事実関係をふまえ、協議をして、なるべく早期にこの問題を解決するのが大事だと」と述べた。

FNNは会談と記者団への返答が省略されていますが、全体として産経が報じていることを網羅しています。

河野外務大臣が早期解決を優先して事実関係の確認を無視するのでは?という印象を持つ人

タイトルではなく、記事本文を読んでも内容が不足しているものだったのではないでしょうか?

早期解決めざす認識で一致 レーダー照射で日韓外相 :日本経済新聞

河野太郎外相は4日、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相と電話で協議した。海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の駆逐艦からレーダーを照射された問題を巡り、双方の防衛当局間の協議による早期解決が重要との認識で一致した。哨戒機の低空飛行に関する謝罪要求はなかった。協議後、河野氏が記者団に語った。

日経新聞だと「事実関係を踏まえて」 が抜けています。

レーダー照射、早期解決で日韓外相が一致 - 共同通信 | This Kiji

河野太郎外相は4日、日韓外相電話会談で韓国海軍の駆逐艦によるレーダー照射問題に関し、早期に解決することが重要だとの認識で一致したと明らかにした。

共同通信は「早期に解決」だけが書いてあります。

共同通信は速報性を重視しているので、詳細な言及がされないことがあります。

それは通信社の特性上、ある程度は仕方のないものです。

「記事内容は見た」 という人でも、共同通信しか見てないと、実態を正確に把握できないまま、想像で河野大臣の評価をしてしまうことになります。

Yahooニュースに掲載されたニュース

日韓外相、電話会談…レーダー照射問題の「早期解決」で一致(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース

康長官は元徴用工の韓国大法院(最高裁)判決と関連し、韓国内状況および政府の立場を説明した。これに河野外相は日本側の立場を伝達したということだ。

また、両外相は韓国海軍の駆逐艦によるレーダー照射問題を早期解決することが重要だとの認識で一致した。

Wow!Koreaは「早期解決」しか書いてません。

日韓外相「早期解決が重要」 レーダー照射問題(ホウドウキョク) - Yahoo!ニュース

河野外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は4日午後、電話で会談し、早期の問題解決が重要だとの認識で一致した。

河野外相は、「防衛当局間でしっかりと事実関係をふまえ、協議をして、なるべく早期にこの問題を解決するのが大事だと」と述べた。

こちらも「早期解決」しかありません。

日韓外相、「早期解決」で一致 レーダー照射問題(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

河野太郎外相と韓国の康京和外相は4日、電話で協議し、レーダー照射問題は「防衛当局間で協議して事実関係を確認し、早期に解決するのがベストだ」との認識で一致した。

 毎日新聞も「早期解決」しか書いてません。

韓国外相、徴用工判決「司法判断を尊重」 河野外相に(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

河野太郎外相と韓国の康京和(カンギョンファ)外相は4日、電話で協議し、海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍艦艇からレーダー照射を受けたとされる問題について、防衛当局間で協議し、問題の早期解決を図ることの重要性で一致した。

ー以下省略ー

朝日新聞は徴用工に関する話題に紙面を割いていました。その部分は省略します。

ここでは「防衛当局間で協議し」が入っています。

河野外相、韓日外相電話会談で「レーダー問題、早期解決がベスト」…徴用判決問題も言及

両外相は韓国駆逐艦が日本哨戒機に火器管制レーダーを照射したという議論をめぐる葛藤に対して「国防当局間協議による早期異見解消が必要だ」という認識で一致した。

河野外相は電話会談後、記者会見で「両国防衛当局が事実関係確認を含んでできるだけ早期にこの問題を解決するのがベスト(最善)ということに康長官と私の認識が一致した」と話した。

韓国外交部も「国防当局間協議を通じて異見を解消していく必要があるということに両長官が共感した」と発表した。河野外相は「レーダー問題に関連して康長官から謝罪の要求があったか」という質問に「なかった」と話した。

中央日報は当然にして韓国側に立った記述があり、一部誘導がありますが、河野大臣の発言(外交当局間の認識)自体は、産経新聞が伝えた様な要素をすべて網羅しています。

河野外相 韓国外相と電話会談「早期解決」(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

河野外相は4日、韓国の康京和外相と電話で会談し、この問題について防衛当局間でしっかりと事実関係を確認し、なるべく早期に解決することが両国にとって望ましいとの認識で一致した。

日本テレビ系NNNは、たった3行で「防衛当局間」「事実関係を確認「早期解決」の要素を網羅しています。映像でもアナウンサーが伝えてます。

早期解決を希望するのは当たり前

SNSを見ると「早期解決はけしからん!」という人が居ます。

ちょっと待ってください。

「早期解決」という言葉の意味を今一度考えていただきたい。

韓国がレーダー照射の事実を認めて謝罪して再発防止のための協議をすることも、早期解決です。

謝罪せずとも照射の事実を認めて再発防止をすることも早期解決です。

いったい何が悪いのでしょうか?

およそ一般的な話ですが、何か問題が発生したときに「早期解決」を望まない者って居るのでしょうか?

河野大臣と韓国外相の認識が一致しているというのは、人間社会に生きている者同士であれば当たり前にして共有している感覚を再確認しました、というだけに過ぎません。

それを何か事態が進展したかのような印象を持ったり、日本側が譲歩するかのような印象を持つのは、ちょっと報道にヤラれてませんかね?

 

まとめ

  1. 河野大臣は「防衛当局間で」「事実関係を確認した上で」という前提を言っている
  2. 「早期解決」を希望するのは一般的な当たり前の認識
  3. 報道各社では報じ方に濃淡がある

この件で河野大臣を叩いてると、その様子を韓国メディアや韓国の政党が取り上げて、日本叩きに利用されますよ。

以上

国際民間航空条約第二付属書へのリンクと航空機・艦船の安全について

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https://www.icao.int/Meetings/anconf12/Document%20Archive/an02_cons%5B1%5D.pdf

国際民間航空条約=ICAO条約=シカゴ条約ってどこで見れるの?

たぶんそういう人が多そうなので、リンク等を示します。

また、韓国レーダー照射事案について細かい論点ずらしを観測したので、それに対する対処方法も記述します。

国際民間航空条約=ICAO条約=シカゴ条約

Convention on International Civil Aviation魚拓はこちらダウンロードデータはこちら
上記ファイルのリンク元はこちらその魚拓はこちら

上記は原文のファイルなので、外務省による日本語訳条文は外務省の条約検索から見る事ができます。「国際民間航空条約」で検索したこの画面から、5つに分けて日本語訳が置いてあります。

第二付属書について

私がネットで調べた限りでは、国際民間航空条約の付属書は外務省等、日本の公的機関のHPでは見つけることができませんでした。

「国際民間航空条約第二付属書」などで検索してもヒットしません。

しかし「国際民間航空条約 Annex2」で検索するとPDFデータがヒットしました。

"ICAO International Standards Annex 2 to the Convention on International Civil Aviation Rules of the Air":魚拓はこちらダウンロードしたデータはこちら

なお、付属書1から18までのサマリーのようなものも見つかりました。これはあまり今回にとっては必要ではないでしょうが一応置いておきます。

The Convention on International Civil Aviation Annexes 1 to 18魚拓はこちら

150mの距離は飛行機の安全のため?

「軍用機の危険は民間機よりも大きいため、軍用機はICAOの150mよりも高く飛行しないと脅威である」という主張はまったく合理性がないことは下記記事で示しました。

レーダー照射の防衛省資料:自衛隊機は国際民間航空条約の適用対象? - 事実を整える

韓国軍の映像公開が論破済みだった件:[국방부] 일본은 인도주의적 구조작전 방해를 사과하고 사실 왜곡을 즉각 중단하라 - 事実を整える

これに関連して一部の韓国世論では「ICAOの150mという距離は飛行機の安全のためのものであって、海上の艦船や人の安全のためのものではない」という議論がまことしやかに囁かれているようです。

これも意味不明な論点ずらしなので、しっかり反論しましょう。

飛行機の安全=地上海上の人、物件の安全

余りにも当たり前の話ですが、飛行機と地上・海上の物件や人が衝突することを考える際の「安全」は、飛行機と地上海上の物件や人の安全と表裏一体です。

この世界共通の一般的な論理から、上記のような論点ずらしは非合理的であることが分かります。

卑近な喩えだと、「自動車を運転する際の注意点」は自動車の安全だけを考えているのではなく、歩行者等の安全を念頭に置いているものであるというのは自明でしょう。

ICAOは地上・海上の物件や人の安全を念頭に置いている

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https://www.icao.int/Meetings/anconf12/Document%20Archive/an02_cons%5B1%5D.pdf

こちらは国際民間航空条約の第二付属書の第三章です。

「一般的なルール」の題があるように、空のルール全般に渡る事柄が書いてあります。 

そこでは「航空機は生命その他の物件に危険を与えるような不注意や無謀な飛行を行ってはいけない」とあります。

ICAOは航空機の安全もそうですが、人や物件に対する影響の観点からも危険な飛行をしてはいけないと規定しているのであって、そのために最低安全高度として密集地は300m、そうでない場所は150mという基準を第四章で規定しているのです。

したがって、ICAOの条文の解釈からも、一部の韓国世論の言うような「ICAOの150mという距離は飛行機の安全のためのものであって、海上の艦船や人の安全のためのものではない」という考えは否定されます。

SNSで親北朝鮮・韓国の者が論点ずらしをしている

あまりに当たり前のことですら、ちょっと違った視点から言及されると、うまく反論できなかったりします。

SNSでは親北朝鮮・韓国の立場の者が議論誘導をしているので、そういう輩が何か言ってきた際に「そういう視点もあるのか~」で終わらせるのではなく、全くおかしい事を言っているということを指摘することが大切です。

以上

韓国政府公式コラ画像

韓国政府公式クソコラ画像

韓国の反論動画のサムネイル画像がNHK以上の印象操作画像だった件。

日本のNHKや共同通信には負けていられないと思ったのでしょうね。

韓国政府公式コラ画像:合成サムネイル画像

魚拓:http://archive.vn/reqm0

ツイッターアカウントでも拡散されています。

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いや、あらためて示すまでもないんですが一応。

P1哨戒機の方ではなく、画面手前側をみんな向いてますね。

流石はウリナラファンタジーの国ですね。

動画内で唯一P1の高度が分かる場面

現実↓↓↓

f:id:Nathannate:20190104174008j:plain

なお、P1哨戒機の全長から実際の高度をざっくりと計算した方がいらっしゃいます。

P1哨戒機の全長は38mなので、画像からは約190m離れているのではないか?ということです。

なお、「軍用機は民間機と違って脅威的だから、民間の基準である国際民間航空条約=ICAO条約の基準である150mでは低すぎる」という論理についても破綻しているので、以下で説明しています。

合成元画像の元も特定

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出典:海上自衛隊ホームページwww.mod.go.jp/msdf/equipment/aircraft/patrol/p-1/

哨戒機「P-1」|航空機(固定翼)|装備品|海上自衛隊 〔JMSDF〕 オフィシャルサイト魚拓はこちら。

操縦席側の機体外装部に「04」の数字があります。

韓国の画像にはそれがありません。画像編集で消したんでしょうね。

まぁ、ケンカ売ってるとしか言えませんね。

ところで海上自衛隊HPには『引用・転載される際には「出典:海上自衛隊ホームページ」と明記してください』とあるので、韓国政府が海上自衛隊の持っている著作権を侵害していることになるんじゃないでしょうか?
いや、たぶん例外に該当しそうですが、かなり問題のある行為でしょう。

韓国政府はニコニコ動画にクソコラグランプリを投稿するのか?

そういうレベルのクオリティの合成画像なので、韓国政府はYoutubeではなくてニコニコ動画アカウントを開設すればいいんじゃないでしょうか?

たぶん政治カテゴリで1位は余裕でとれるでしょう。

以上

韓国軍の映像公開が論破済みだった件:[국방부] 일본은 인도주의적 구조작전 방해를 사과하고 사실 왜곡을 즉각 중단하라

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https://www.youtube.com/watch?v=4dpWAWpzWyE

韓国軍がレーダー照射事件の「反論動画」を公開しました。

突っ込みどころが多いのですが要点だけ整理します。

[국방부] 일본은 인도주의적 구조작전 방해를 사과하고 사실 왜곡을 즉각 중단하라

動画の構成

  1. 国防省の見解を伝える声明
  2. 手振れしまくってる、遠くのP1を映していると思われる映像(10秒くらい)
  3. STIRのレーダー照射はしてないという主張
  4. 日本の「危険な低空飛行はしていない」という説明の際に示した資料にICAO条約があるが、それは民間機に適用されるものなので軍用機であるP1は関係ないという主張
  5. 無線交信について

ざっとこんなもんです。

大仰なBGMがつけられていて、なんとも扇情的です。

국방부:国防部の公式HPは左のリンク左記ですが、現在はなぜか動画が再生できません(笑)

韓国軍の主張は論破済み

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防衛省:http://www.mod.go.jp/j/press/news/2018/12/28z.html

>レーダー照射の防衛省資料:自衛隊機は国際民間航空条約の適用対象? - 事実を整える

韓国軍の主張は、こちらで既に論破している内容でした。

  1. 防衛省の資料は自衛隊機がICAOの適用対象だと言うためのものではない
  2. レーダー照射事案は公海上で行われた
  3. 公海上は上空飛行の自由と航行の自由がある
  4. 各国はそれぞれの自由に配慮する必要があるため、最低安全高度を決めている
  5. 公海上の軍用機の最低安全高度を規定するものはない
  6. 公海上の最低安全高度を規定しているICAOに航空法・航空法施行規則は基づいている
  7. 最低安全高度の本質は飛行物体と対象物の衝突の危険
  8. 上記危険は民間機と軍用機とで変わらない
  9. だから自衛隊機はICAOの基準に従っている
  10. ICAOの基準に沿った飛行をしていた自衛隊機は何ら問題はない

最低安全高度は「飛行物体と艦船が衝突する脅威」を減らそうとする考え方です。

この脅威は民間機だろうが軍用機(自衛隊機)だろうが、同じことです。

この考え方は論理的に世界共通のものです(どうやら韓国を除くのでしょう)。

したがって、日本はICAOの規定にある150mという距離を参考にして、実際の自衛隊機の運用にあたっては航空法施行規則の「水上又は水上の人又は物件から150m」以上の距離を取ることにしているのです。

国際的にもICAOの基準を一定程度参考にしていると思われ、少なくとも下記の事例では高度180m距離500m程度の飛行をアメリカは問題視していません。

過去のアメリカ海軍の認識「高度180m距離500m程度の接近飛行をされても全く脅威ではない」(JSF) - 個人 - Yahoo!ニュース魚拓はこちら。

最低安全高度の本質は「飛行物体と艦船が衝突する脅威」の逓減

佐藤まさひさ外務副大臣が指摘するように飛行の危険は複数要因で判断されます。

P1哨戒機の飛行は、これらのどれにも当てはまりません。

海上自衛隊P1哨戒機は「直上通過」はしていない上に、最低安全高度も保っています。

「軍用機の脅威は民間機とは別で危険であり、もっと高い高度でないとダメだ」という論は、いったいどう危険であると言うのでしょうか?

民間機でも音速旅客機はありますから軍用機よりもうるさいor衝撃波の危険がありますし、軍用機はジャンボジェット旅客機よりも小さいですから機動性に優れ、むしろ衝突しにくい機体が多いと言えます。

「爆弾やミサイルを落とされる危険」というなら、上空1万メートルでも危険ということになりかねません。この話は永遠に決着がつかない話になるでしょう。だからこそ誰もそういう意味のない話はしてこなかったのです。

軍用機の危険が民間機と別にあるとするならば、それは「飛行物体と艦船が衝突する脅威」以外に飛行ルート等で勘案される話です。

 まとめ:まったく反論になってない韓国の「映像公開」

韓国側の最低安全高度に関する主張は「この橋は馬を通してはいけません」と書いてあるものに対して「じゃあ牛ならいいだろう」と言ってることと同じです。

形式的な文言該当性を取り上げて、本質的な話を無視しています。

ツイッター等のSNSで個人レベルで言ってるようなことが、まさか国家レベルで動画公開してまで喧伝されるとは思いませんでした。

呆れるしかありません。

以上

侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の写真の流用捏造の傍証

南京事件に関して、新華社通信と南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館) が関東大震災の写真を流用して「虐殺の証拠写真だ」という捏造をしていました。

上記記事で、当該写真は「被服廟の焼死体」の写真を流用した捏造であることは示しましたが、追加的な傍証として「以前はそのような写真を記念館側は用いていなかった」ということを示します。

侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の流用写真

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関東大震災の写真を捏造する侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館:http://www.nj1937.org/wwgz/wwzj/201607/t20160705_4014049.html

侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の公式サイトでは「被服廟の焼死体」の写真が流用され捏造されています。

これが関東大震災の写真であるという証拠はいくらでもあるのですが、ネット上で見つかったものとして以下を示します。

朱雀洞文庫魚拓はこちら。

GREAT KANTŌ EARTHQUAKE JAPAN - SEPTEMBER 1923.魚拓はこちら。

Duke Digital Repository (DDR)魚拓はこちら。

「南京大虐殺」のプロパガンダは、新たなフェーズに移行したと言えるでしょう。

過去の「証拠写真とされるもの」には無かったものを持ち出しているからです。

南京事件証拠写真の証拠能力を検証した本

東中野修道らが執筆した南京事件「証拠写真」を検証する

こちらには膨大な数の「南京大虐殺の証拠」 とされる写真が取り上げられています。

その証拠能力を検証し「証拠として通用するものは一つもない」と結論づけています。

ここで掲載されている「証拠写真」と言われているものの中に、現在の南京大虐殺記念館が大々的に掲載している写真は、一つもありません。

それは当然で、その写真は「南京大虐殺」の証拠ではないからです。

本書が刊行されたのが2005年ですから、南京大虐殺記念館が「被服廟の焼死体」の写真を取り上げるのは少なくとも2005年頃以降になるということです。

「南京大虐殺の写真集」として選ばれていない 

写真集・南京大虐殺という1995年に刊行された写真集では、提供元として朝日新聞・共同通信・南京大虐殺記念館・毎日新聞・読売新聞等が挙げられています。

当然のことながら、ここにも「被服廟の焼死体」の写真はありません。

また、非常に不可解なことが凡例に書かれています。

12ページ 凡例

一、写真説明については、原則として写真提供者に従ったが、編集者の責任で省略あるいは削除した場合がある。

二、場所の特定は写真提供者の判断に従った。

三、中国側より提供された日本軍の中国女性に対する暴行写真の多くは、戦後捕虜となった日本兵より没収したものと、日本兵に現像・焼き付けを依頼された写真屋が秘匿したものであると記されているが、編集の都合上削除した。

発行者の舘正彦がどういう意図だったのか不明ですが、少なくとも碌な検証を経て刊行されたものではないということが分かります。

都合の悪い記述を削除したのではないかと疑われても仕方がありません。

南京事件の 捏造は新たなフェーズへ

次から次へと捏造写真が出てくる「南京大虐殺」キャンペーンですが、これは氷山の一角に過ぎません。英語圏だけでも無数の捏造が行われています。

これが中国語圏や他のアジア語圏ではどのように扱われているのかを考えると、 非常に恐ろしいです。そういった資料を信じ込んだ者とはまともな話ができないと思います。

今後も「新証拠だ」とする捏造が行われるでしょう。

それに対してはどうすればよいものか、考え込んでしまいます。

以上

【テクテクテクテク攻略】港から関西の字ぬりでTTPボーナスを貯める

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日本長距離フェリー協会:http://www.jlc-ferry.jp/kouro.html

テクテクテクテク(「テク4」と呼ばれたりします)の攻略情報です。

テク4は関西の細かい字を塗ってTTPボーナスを貯めて全国展開するゲームです。

そのために重要な【港】の仕様を解説します。地方勢は必見。

ぬりボーナス」「となりぬり」「」が何か分からない方は、ゲーム画面のヘルプの一覧から「フィールド」の項目で調べてみましょう。

テクテクテクテクの攻略の全体像:なぜ関西なのか?

関西のメリットを書き出すと以下になります。

  1. 字が細かい場所が無数にある
  2. ショップが多い
  3. 市区町村の面積が小さい場所が多い
  4. 特殊な場所が揃っているのでチャレンジモンスターが出現しやすい

「関西の細かい字」と言っても実際に塗ったor見た人しか分からないと思います。

試しに京都駅の周辺を見れば、字の細かさが分かるでしょう。

地方勢にとっては垂涎の塗りボーナスが貰えます。

東京と比べても20倍以上の効率になります。東京は神田周辺か市ヶ谷あたりが有名ですが、それと同じくらいかもっと細かい字が無数にあるイメージです。
ただ、東京はショップが面積比で多いのでショップカンストのためには東京もおすすめです

上手くいけば「10万TTP使用したのに未だ10万TTP持ってるぞ?」みたいなことになります。

チャレンジで討伐対象になるモンスターが出現しやすいということも言えます。

例えば「陵墓」は前方後円墳が該当するので大阪南部にそれがあります。

ぬりボーナスとTTPボーナスとは

字を100%塗ると①TTP、②ゴールド、③経験値のどれかがボーナスで貰えます。

TTPボーナスについては、字塗り100%TTPボーナス選択第一号の場合には1万TTP、それ以降は一つの字を埋めるごとに1000TTPが入ります。

また、市区町村の場合はその10倍で、市区町村塗り100%TTPボーナス選択第一号の場合には10万TTP、それ以降は一つの市区町村を埋めるごとに1万TTPが入ります。

都道府県は分かりませんが、さらにその10倍であると予想されます。

複数の字等を100%塗れば、積算した数値のボーナスが毎日貰えます。

TTPボーナスは、最初に字を100%にした際と、その後は日付が変わればその日一度だけ貰えます。一度獲得すればそれ以降ずっともらえます。フィールド画面の上部に「受け取る」という表示がなされます。

一部で誤解がありますが「その日のボーナスの受け取り期限」が30日なだけで、「獲得したボーナスが30日経てば無効になる」わけではありません。

テクテクテクテクにおける港の重要性

さて、関西に陸路で行ける人は良いのですが、地方勢はそうもいきません。

そこで、港を使ってショートカットする必要があります。

私は仙台港から名古屋港経由で京都に行きました。

細かい話をする前に、「全国の港のつながり」について説明します。

港の構造:どこにつながっているのか?

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日本長距離フェリー協会:http://www.jlc-ferry.jp/kouro.html

テク4の港は、日本長距離フェリー協会の提示しているこの図に概ね対応しています。

もちろん、各港から行ける場所はこれだけに限りません。

都道府県内の離島に就航している港は、これとは別の場所にある場合が多いです。

ここから、全国から各所に行くためのルートを決定すれば良いでしょう。

港は海側から「となりぬり」した際に一か所だけ塗れば他港もぬれるようになります。

例えば仙台港を塗れば苫小牧港が塗れますが、苫小牧港の一部を塗れば大洗港もぬれるようになります。

また、その港がどこの港につながっているのかは、港周辺の海上に「至〇〇」と書いてあるものが該当する場合があります(就航休業などで該当しない場合もある)。夜だと分かりづらいので、昼に見るといいかもしれません。

書いてない場合でも、例えば東京の竹芝ふ頭からは横浜港にも繋がっています。

グーグルマップで具体的な港の位置を特定

上記の図でどことどこの港が繋がっているのかわかっても、じゃあ具体的にどの位置がとなりぬりできるのか?という問題があります。

このとき、となりぬり機能で画面を動かしまくって探すのだと手間がかかります。

そこで、グーグルマップを活用しましょう。

グーグルマップには航路が点線で書いてあるので、それを辿るとどの位置の港に繋がっているのかが分かります。

複雑な港は厳密な位置がわからない場合がありますが大体の位置はそれで分かります。

敦賀・舞鶴からは遠い京都

京都に行くために敦賀・舞鶴に行こうとする人も多いかと思います。

しかし、京都との間には複数の山があり、越えるために数百万TTPが必要です。

そのため、私が推奨する京都入りのルートは2つです。

  1. 名古屋から琵琶湖沿岸経由で京都入りする
  2. 神戸から陸路で京都入りする

私の場合は仙台からだったので、名古屋経由でした。

では、なぜ名古屋推奨なのか?

それは、名古屋から京都に行く途中で、京都に匹敵する細かい字がある地域を塗ることができるからです。

※追記:敦賀・舞鶴からの京都行ルート解説も書きました。

名古屋から岐阜経由で琵琶湖へ

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テクテクテクテク:©2018 SACHIKO PROMOTION,INC. ©大川ぶくぶ/竹書房・キングレコード TM & © TOHO CO., LTD. ©DWANGO Co., Ltd. ©AMG

仙台港から名古屋につながるのは空見町です。

ここから北側に向かった枇杷島北六反田笠松岐阜駅周辺が細かい字エリアなのででそこで数十万TTPを貯めたら、いざ京都へ。

ルートは概ね、東海道線に沿って行けば低いTTPで行けますが、途中の山は川沿いで抜ける方がいいでしょう。

琵琶湖から京都に入る途中に山を越えなければなりませんが、最も低いTTPで約23万必要なところがあります。

あまりに多いTTPを持ってとなりぬりしていると、誤タップでごっそりもっていかれることになりますので注意です。

大阪や神戸、奈良でも細かい字があるのでぬりボーナスを貯めるならそちらに向かってもよいでしょう。

となりぬりできない川に注意

名古屋から京都に向かう途中で川を超えなければなりません。

しかし、地図上の最短距離で直線で行こうとしても、川の対岸をとなりぬりできない場所があるので注意です。

一般的な傾向としてですが、海に近くなればなるほど川幅は広くなります。

なので、対岸に向かう必要があるときは、上流(山側)に向かって行きましょう。

なお、橋はぬれるところがありません。諦めましょう。

地方の主要港は未検証

たとえば福島県の相馬港からどこかに繋がっているのかは分かりません。

地方の港は、もしかしたら主要港ですらどこにもつながっていないのかもしれません。

その場合には、長距離フェリーが就航している最寄の港を目指すことになるでしょう。

まとめ:関西でぬりボーナスを貯めるゲーム

テクテクテクテクは実際に自分で歩いて街区を塗ったり、AR撮影機能で画像を撮るなどの愉しみ方があります。

ただ、一定期間が過ぎれば徒歩でぬれる場所はぬり尽くしてしまいます。

普通の人は日本全国を駆け巡る生活はしないでしょうし、地方勢は字一つ埋めるのに数十万TTPが必要なところが多いので、なかなかゲームが進展しません。

このゲームの特性として、関西を制することが「攻略法」と言えると思います。

なお、東京に向かう際の注意点もUPしました。

その他攻略情報

以上