右目だけで見ても、左目だけで見ても、視界の一部がぼやける。
両目をつぶっても、光が見える。
こんな状態になったらもしかしたら【閃輝暗点(せんきあんてん)】かもしれません。
私の体験談を備忘録的に書いていきます。
- 右目だけで見ても、左目だけで見ても視界の一部がぼやける
- 両目を瞑っても同じものが見える
- 閃輝暗点(光視症とは別)は頭痛の予兆の場合が多いらしい
- 発生のメカニズムなどの医者・医療機関の説明
- 稀に脳梗塞などの脳疾患が原因である可能性
- 偏頭痛へのカフェイン摂取の効果と他の原因について
- 閃輝暗点が起こるまでの私の行動と自覚症状
- 私の場合の閃輝暗点中・後の経過
- 追記:眼科で検査しても問題なかった
- 追記2:脳神経外科に行ってきました
右目だけで見ても、左目だけで見ても視界の一部がぼやける
全然再現できてませんが、見え方としてはこんな感じになりました。
画像では灰色になってますが、実際には透明の光でぼやけてるって感じで、目を開いているときには色ははっきりとは見えません。編集がめんどくさいのでこれで許してください。
最初は「目に汚れが入ったかな?」とも思ったのですが、右目で見ても左目で見ても、見え方が同じなのでびっくりしました。
コンタクトを外してメガネにしても変わりませんでした。
両目を瞑っても同じものが見える
試しに両目を瞑ってみました。
そしたら視野の中央から左眼側の端に緩やかに弧を描いて上に伸びる感じの光のようなものがぼんやり漂っているものが見えました。
色合いは基本的に白ですが、なんだか七色に光ってるようなよくわからないような感じでした。
初めての症状だったのでツイッターで呟いてたら、フォロワーさんから「閃輝暗点」を示唆されました。調べたらまさにコレでした↓↓↓↓↓
「閃輝暗点」(せんきあんてん)って知ってますか? pic.twitter.com/gq4R73UtD1
— 加藤マユミ@「やせっぽちとふとっちょ」 (@katomayumi) April 15, 2018
『閃輝暗点』って知ってる? 頭痛の前にある目の異変、実は – grape [グレイプ]
たぶん、形とか色合いは個人差や場合によって異なるんでしょう。
20分くらい横になってたら、自然と見えなくなりました。
閃輝暗点(光視症とは別)は頭痛の予兆の場合が多いらしい
上記記事での閃輝暗点の説明通り、光が見えなくなってから頭痛が来ました。
ただ、「痛い」と思うほどでもなく、低気圧で起こる頭痛よりも軽微なものでした。
頭痛は15分ほどで無くなりました。
眼の痛みもありません。
閃輝暗点の情報を調べると症状が似ているためか「光視症」の情報にたどり着くことがありますが、両者は別物のようです。
「閃輝暗点」でいらすとやの絵が出てくるくらいには、わりと知られているようです。
発生のメカニズムなどの医者・医療機関の説明
眼の疾病について 閃輝暗点 | 横浜/眼科/白内障/花粉症/コンタクトレンズ/ | スカイビル眼科
ご質問に答えて…「閃輝暗点」と「光視症」 – 春日井市・小牧市の眼科なら平田眼科
眼球は何も問題はありません。閃輝暗点が起こる原因は、頭の脳の物を見る中枢といわれる部分の血管が収縮し、一時的に血の流れが変化するためと考えられています。20才前後の若い方に起こる若年タイプの場合はご家族の中に同じ経験を持つ方がおられたり、発作が起こった時に片頭痛を伴なうことが多いのですが、55才前後に起こる中年タイプではそのようなことはあまり関係しません。
どうも、血流が関係しているということは分かりました。
実は症状が出たときに血流関係を疑っていたのですが、単に頭痛の予兆であること以外の可能性もあるようです。
稀に脳梗塞などの脳疾患が原因である可能性
加藤さんの漫画で描かれてますが、まれに脳梗塞などの脳疾患が原因である可能性があるようです。
このことは兵庫県医師会や徳島県医師会のHPでも言及されています。
徳島県医師会は「頭痛を伴わない閃輝暗点は、まれに脳梗塞、脳腫瘍、一過性脳虚血発作など重篤な疾患のサインであることがあります」とあります。
私の場合は「頭痛を伴った」と言ってよいものか怪しいレベルの頭痛だったので何とも不安です。
血流関係を疑っていたので水を1リットルくらい飲んだのが効いたのかは知りませんが。水分が足りないと血液が濃くなり血栓ができやすくなるということは、それが原因で親が脳梗塞に罹ったことがあり、知っていましたので。
偏頭痛へのカフェイン摂取の効果と他の原因について
また、コーヒーなどでカフェインを摂取することで痛みが和らぐことも知られています。カフェインには、脳血管収縮作用があるので閃輝暗点後の頭痛には効果があるのです。ですが他の頭痛、例えば緊張性頭痛などは逆に血管収縮で起こる頭痛なのでカフェイン摂取が逆効果になる場合もありますので注意が必要です。きちんと診断を受けた上で対処をして下さい。頭痛がない方が良いと思いがちですが、頭痛を伴わない閃輝暗点を繰り返す場合は要注意です。閃輝暗点と頭痛が脳血管の収縮とその後の拡張によってセットで起こる症状であることは説明しました。頭痛が起こらないということは血管の拡張が強く起こっていないということであり、動脈硬化や脳梗塞様の症状であることがあるのです。高齢者の場合は特に注意です。そのような場合は脳外科などで断層写真を撮影して脳に病変がないかチェックした方が良いでしょう。また、光がちらついて見える症状が必ずしも閃輝暗点とも限らないので、初めて症状が出た場合は眼科で網膜などの検査を一度は受けた方が良いでしょう。
「閃輝暗点はカフェイン摂取で和らぐ」というような情報を目にすることもありますが、たしかに効果がある場合はあるようです。
ただ、逆効果になる場合もあるという指摘をする医者もいました。
よく閃輝暗点が起こり、頭痛の前兆であるということが分かりきっている人以外は、注意するべきなんだなと思いました。
一部の眼科医の説明では 「白内障」や「角膜炎」が原因である可能性を示唆しているところもあります。また、「網膜剥離」の可能性を示唆する医者もいました。
閃輝暗点が起こるまでの私の行動と自覚症状
- 連日長時間PC・スマホを見る生活(ブルーライト遮断レンズ付きメガネ)
- 寝不足や夜寝れないということは無い
- 当日は7時起床、睡眠時間7時間
- 左の肩凝りが3日前から続いている
- 朝食に紅茶約1.5杯(牛乳入れて200ccくらい)
- 水200CCくらい
- 昼あたりに暑くなってきたので300ccくらいの炭酸水を飲む
- 外は晴れ、外気温は22度くらい
- 外出前にコンタクトレンズをつける
- 14時から車を運転して外出(クーラーつけて汗かかない程度)
- 図書館で調べもの
- 夕日が逆光の中、自動車を運転
- 18時前に帰宅
- 外出中、水分補給等は一切なし
- PCの前に座って閃輝暗点の症状に気付く
- コンタクトレンズを外す
- 横になって20分くらいで閃輝暗点の症状がなくなる
- 症状がなくなった後に右頭頂部に極軽い頭痛、15分程度
閃輝暗点が起こる原因はいろいろあるらしく、肩凝りなんかも挙げられてますが、私の場合にそれが原因なのかは判然としません。
あと、私はカフェイン感受性が高いので少量のカフェイン飲料でも発汗・動悸等の症状が出るため、目覚まし的に飲んだら必ず水を飲んでいます(私はコーヒーを飲む習慣がかつてはあったのと、一時期大量にカフェインを摂取していたことが原因と思われる)。
その関係で、水分不足にならないかという不安は外出前に持っていました。
私の場合の閃輝暗点中・後の経過
今回の私の場合、身体の他の部分に問題は生じませんでした。
ただ、部屋のライトが気になる程度にまぶしく感じるようになりました。
これは、カフェインを摂りすぎても同じ状態になります。
電化製品屋さんに入るのが苦痛なレベル。
閃輝暗点の症状が起こった日の夜、この記事を書いたのですが、途中でまぶしくなって起きてられなくなりました。
翌日も基本的に見え方が明るくて、朝日が邪魔に感じます。
結局、一日中カーテンを閉めてました。
PCの前で作業をし続けると画面が気になってしまい、長時間作業ができません。
あと、力んだ時に頭の血管が「張ってる」感覚があります。
実は閃輝暗点の症状が出た次の日、午後から雨が降る予報があり、実際に大雨が降ったので、それの影響もあるのかはよくわかりません。
依然としてまぶしいので、単なる頭痛の予兆であったということ以外に、何か原因があるのかもしれません。
最寄の眼科医はすべて振替休日のため休診だったので、明日以降行く予定です。
追記:眼科で検査しても問題なかった
2日後も少しまぶしかったので眼科にいって検査しました。
瞳孔を開く目薬を差して目の奥も見ましたが、何も問題はありませんでした。
よって、眼の異常が原因であるという線は潰せました。
検査点眼の影響のせいか、しばらく焦点が定まらなくなりましたし、眩しさが増しました。自動車で通院する場合は注意しないといけませんね。
時間経過とともにマシになってきましたが、続くようなら神経内科や脳神経外科、頭痛外来に行く予定ですが、今のところその必要はなさそうです。
追記2:脳神経外科に行ってきました
まだ眩しいのが治らなかったので脳神経外科に行ってきました。
脳のMRIとCTスキャンを撮りました。
結果、何ら異常なし。
処方箋が無いともらえない偏頭痛薬を処方してもらって終わり。
眩しいのは頭痛の影響だと思われるとのこと。
偏頭痛薬は飲むタイミングが重要であり、人によって最良のタイミングが異なり、閃輝暗点の症状が出たらすぐに飲むのがいい人と、その後の頭痛がしてから飲むのがいい人と、分かれるそうです。
「頭痛はコントロールするもの」
という格言を聴きました。
それ以後、頭痛は発生しておらず、眩しさも日を追うごとに治まってきました。
以上