事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

JBpressの「新型コロナの空気感染を証明」記事が削除

JBPressの新型コロナウイルス空気感染記事が削除

 

JBpressの堀田佳男の記事で「NEJMの論文で空気感染が証明」などというとんでもないデマ記事がありましたが、削除されました。当然でしょう。

削除されたJBpressの記事は論文の掲載誌すら間違っていた

  1. NEJMではなくmedRxiv掲載の論文
  2. medRxivはプレプリントサーバー=査読前の「予稿」
  3. 論文中の"aerosol"の用法は、明らかに「空気感染」を意味しない

JBpressの記事は論文の掲載誌すら間違うデマでした。

論文の中身は上記記事中で紹介しています。

また、JBpressの記事の魚拓を置いてあります。

削除、修正依頼があった

この方だけではないですが、相当数の方からの削除・修正依頼があったのでしょう。

「新型コロナの論文」に注意

元となった論文はこちらです:Aerosol and surface stability of HCoV-19 (SARS-CoV-2) compared to SARS-CoV-1 | medRxiv

JBpressの記事は掲載誌すら間違っていましたが、論文のリンクも貼っていない時点で怪しむべきでしょう。「新型コロナの論文」といっても、どの論文なのか?その中身は何なのか?論者は論文を正しく紹介しているのか?について、いちいち確認しないと、今の言論状況では危険です。

以上

「NEJMの論文で新型コロナウイルスの空気感染が証明」はデマ、medRxivでエアロゾル感染の指摘:JBpress堀田佳男

 

JBpressの堀田佳男の記事で「NEJMの論文で空気感染が証明」などというとんでもないデマを書いているので、元となった論文のソースとその中身を紹介します。

※NEJMにも17日に掲載されましたが、論文の中身は変わってません。

JBpressの堀田佳男による新型コロナウイルスの空気感染デマ

JBpress堀田佳男によるデマ記事(   )の内容は以下です。

  • 3月9日に13人の研究者によって発表された論文では新型コロナウイルスが空気感染することが証明された
  • これは『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』の論文である
  • 「論文の概要(要旨)の重要部分」として「生きたコロナウイルスはエアロゾル化後、3時間まで生存することを突きとめた。銅(製物質)の表面では4時間、段ボール上では24時間、プラスチックやステンレス・スチールの上では2、3日の間、同ウイルスは生存していた」が紹介

さて、このような情報が記述されている論文は、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』=NEJMには存在していません。

※記事執筆時点の話です17日には掲載されました。

「NEJMの論文で空気感染が証明」はデマ

ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで空気感染の論文というデマ

「NEJMの論文で空気感染が証明」は、論文名すらデマだったということです。

本当はmedRxiv=メドアーカイブというプレプリントサイトに投稿された論文を指します。

medRxiv=メドアーカイブでエアロゾル感染の指摘

medRxivでエアロゾル感染の指摘

Aerosol and surface stability of HCoV-19 (SARS-CoV-2) compared to SARS-CoV-1 | medRxiv

「3月9日に」「13人の研究者によって発表された」「生きたコロナウイルスはエアロゾル化後、3時間まで生存することを突きとめた。」などの内容の論文として一致するのはこの論文しかありません。

medRxivはプレプリントサーバー

プレプリントというのは「論文査読前」、つまりは「予稿」を意味します。

同業者によるクロスチェックが行われておらず、信憑性が定まっていない代物です。

プレプリントサーバーにUPされた論文が騒がれた例が、つい最近もありましたよね。

以下の事例です。 

エアロゾル感染は空気感染とは違う

エアロゾル感染は空気感染は明確に異なります。

日本における「エアロゾル」の用法については以下でまとめています。

また、世界では「エアロゾル伝播」についてどういう用語法があるのかについてまとめた論文があります。

論文中には"airborne infection"=空気感染の語は無い

論文中には"airborne infection"=空気感染の語はありません。

よって、「空気感染が証明」はデマです。

※論文の補足資料のSupplemental dataでは、"generated using a 3-jet Collison nebulizer and fed into a Goldberg drum to create an aerosolized environment."とあるため、「飛沫核」とは明らかに異なる状態。

なお、"Airborne"という用語が使われているグループに分類をされていても、空気感染を直ちに意味しない場合もあります。イギリス政府の公式HPでの分類がいい例です。

COVID-19のSARSと比較した論文の結論

当該論文は新型コロナウイルス=SARS-Cov-2の親戚であるSARS=SARS-Cov-1との比較をしています。

Our results indicate that aerosol and fomite transmission of HCoV-19 are plausible, as the virus can remain viable and infectious in aerosols for multiple hours and on surfaces up to days.

我々の研究結果は、HCoV-19のエアロゾルおよび媒介物による伝播が確からしいことを示しています。すなわち、ウイルスはエアロゾル中で数時間、表面上で最大数日後まで生存し、感染性を保持できます。

この後に"This echoes the experience with SARS-CoV-1,"、つまり、この現象はSARSと似ていると言っているわけです。新型コロナに特異な現象ではないとしています。

「生きたコロナウイルスは…銅(製物質)の表面では4時間、段ボール上では24時間、プラスチックやステンレス・スチールの上では2、3日の間、同ウイルスは生存していた」ということが書いてる内容の原文は

"HCoV-19 was most stable on plastic and stainless steel and viable virus could be detected up to 72 hours post application (Figure 1A), though the virus titer was greatly reduced (plastic from 103.7 to 100.6 TCID50/mL after 72 hours, stainless steel from 103.7 to 100.6 TCID50/mL after 48 hours). SARS-CoV1 had similar stability kinetics (polypropylene from 103.4 to 100.7 TCID50/mL after 72 hours, stainless steel from 103.6 to 100.6 TCID50/mL after 48 hours). No viable virus could be measured after 4 hours on copper for HCoV-19 and 8 hours for SARS-CoV-1, or after 24 hours on cardboard for HCoV-19 and 8 hours for SARS-CoV-1 (Figure 1A)."という部分です。

Fomite transmission=媒介物感染=間接接触感染

なお、medRxivの論文では"Fomite transmission"という言葉も出てくるので意味を紹介します。

Fomite transmission、媒介物感染、間接接触感染の意味

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/kansen-manual_2018.files/general_remarks.pdf

東京都が公開しているこちらのページhttps://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/kansen-manual_2018.files/general_remarks.pdfでは、Fomite transmissionの意味が書かれています。

Fomite transmission、媒介物感染、間接接触感染の意味

http://www.cfsph.iastate.edu/Infection_Control/Routes/fomite.php

また、Center for Food Secirity & Public Healthでは、Fomite exposure について図であらわしています。

要するにFomite transmission とは、媒介物感染=間接接触感染を意味します。

接触感染の類型です。

だから「〇〇の表面でウイルスが△△時間生存」という事に触れていたわけです。

まとめ:我々の考え方、行動は変える必要が無い

エアロゾル感染(伝播)が事実でも、我々の考え方や行動は変える必要は無いです。

ただ、このように論文の内容どころか出典まで捏造してデマを拡散する人間が世の中にはたくさん存在するんだということを学び、情報を受け取る場合は注意するという意味での考え方、行動は変える必要があるでしょう。

あの記事が論文のリンクを示していない時点で怪しむべきでしょう。

以上

さいたま市のマスク配布方針と新型コロナウイルス対策会議:準看護学校も対象外

さいたま市:朝鮮学校は指導監督施設ではないため配布対象外

https://www.city.saitama.jp/006/014/008/003/008/012/p070846_d/fil/kaigisiryou.pdf

さいたま市のサージカルマスク配布方針について危機管理課に伺いました。

さいたま市のサージカルマスク配布方針と新型コロナウイルス対策会議

さいたま市/(令和2年3月6日記者発表)第6回さいたま市新型コロナウイルス危機対策本部員会議を開催しました。

第6回新型コロナウイルス危機対策本部員会議魚拓

さいたま市のサージカルマスクの配布は、3月6日に行われた新型コロナウイルス危機対策本部員会議で決定されたようです。

危機管理課に伺ったところ、マスクが不足しているため配布の要望が多かった低年齢層を対象とする施設と、重症化しやすい高齢者を対象とする施設に対して優先的に配布することを決定したということでした。

そのため、具体的な配布の基準などは各部局の判断に依っているということでした。

さいたま市の各種学校:準看護学校も対象外

さいたま市の各種学校:朝鮮学校はマスク配布対象外

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0204/shiritsuitiran/documents/010501kakusyu.pdf

私立各種学校一覧(令和元年5月1日現在) - 埼玉県いるという

これを見ると【准看護学校】もありますが、こちらは各種学校だからというよりは、「マスク優先配布の対象年齢から外れている」ことから配布対象外になっているということでした。

また、さいたま市の大宮高等珠算学校は幼稚園年代から学習対象になっているようですが、さいたま市の基準からは、これも各種学校であるためにマスクの配布対象外になっていることになります。

マスクの配布対象から朝鮮幼稚園を除外したのは適切か?

報道では指導監督施設を対象にしたため、各種学校である朝鮮幼稚園は配布の対象外となったという旨が説明されていました。

上記表を見ると、さいたま市の各種学校で幼児年代を扱う施設は朝鮮幼稚園しかないのですが、他の低年齢対象・高齢者対象の施設で指導監督施設ではない施設があったのか否か、配布の考え方については気になるところです。

この点については危機管理課ではなく担当課の判断であるということでしたので、後日確認しようと思います。

まとめ:人種差別の前に適切か不適切か

朝鮮学校の関係者らは午後3時から7時過ぎまで4時間以上も抗議をしていたとあり、写真からは職員2~3人に対して20人ほどで対応していたとみられます。

これは威力業務妨害にならないのでしょうか?

人種差別であると言う前に、適切か不適切かの判断をするべきでしょう。

「他の低年齢対象・高齢者対象の施設で指導監督施設ではない施設があり、配布対象外となったところはあったのか」が重要な考慮要素になると思いますが、未だにどのメディアも取材結果として報じていないのはなぜなんでしょうか?

追記:朝鮮幼稚園にも配布することを決めたようです。

さいたま市一転、朝鮮学校にもマスク配布へ - 産経ニュース

以上

岡山理科大学「韓国人全員0点」をHPで説明、朝日新聞はフェイクか【加計学園獣医学部】

岡山理科大学:加計学園の韓国人受験者全員0点について

「人種差別」「廃校にしろ」などと言ってた人は訴えられても仕方ないですよ。

※追記:日本語弁論大会の決勝大会の動画リンクを見ましたが、双方向のコミュニケーションではないので無関係ですね。

岡山理科大学が「韓国人受験者全員0点」についてHPで説明

岡山理科大学:加計学園の韓国人受験者全員0点について

一部報道について

岡山理科大学が「韓国人受験者全員0点」についてHPで説明文をUPしました。

入試の合否判定の詳細を説明

  1. A~Eの5段階評価
  2. 面接では日本語能力だけでなく獣医師に関する知識やコミュニケ―ション能力を問う
  3. 面接の複数質問のうち、1つでもE判定がつけば全体がE判定になる
  4. 日本人受験者含む全受験者の約4分の1がE判定
  5. 推薦入試A方式で不合格だった韓国人受験者のうち、一般入試前期で2名が合格している
  6. その他の韓国人でも、一般入試前期で1名、留学生入試で1名が合格している
  7. 合計4名の韓国人が合格している

まとめるとこのようになります。

留学生入試の合格者が出ているというのが一つのキーポイントになります。

留学生入試の合格者は推薦入試A方式の不合格者ではない

関連して、朝日新聞がこのような記事を出していました。

加計学園「日本語に問題あり面接0点」 報道一部認める:朝日新聞デジタル

同省の報告によると、大学側は一部を認める一方、「獣医学部の入試は適正に実施しており、週刊文春の記事は事実と異なる」と強調。「面接0点の受験生は日本人でも複数人、存在する。面接の評価は責任ある者が複層的な確認をしている。これらの受験生を含めて一般入試や私費外国人留学生入試で、合計4人の韓国の方が合格している」と文科省に説明したという。

 朝日新聞が取材した同省大学入試室によると、昨年11月の獣医学科の「推薦入試A方式」で韓国人7人が受験した。過去2回の試験で合格した韓国人の学生が入学後に日本語の会話に難があり、学生生活で苦労したため、昨秋の試験で初めて面接を導入したところ、7人全員の会話能力に問題があり、面接を0点とし、不合格になったと大学側は説明。

 7人のうち数人は、その後の一般入試と私費外国人留学生入試で合格しており、大学側は「韓国人受験生への差別の意図はなかった」と説明しているという。

先述の岡山理科大学の説明でもわかりますが、「留学生入試の合格者は推薦入試A方式の不合格者ではない」ということが読み取れます。

にもかかわらず、朝日新聞の記事では「推薦入学A方式の不合格者が、その後私費外国人留学生入試で合格している」と書かれています。

岡山理科大学のコンプライアンスからは、朝日新聞の記事は岡山理科大学の説明と食い違っていることを確認しました。

加計学園獣医学部関連報道からは朝日新聞のフェイクか

岡山理科大学獣医学部=加計学園獣医学部の入試方式を以下でまとめています。

留学生入試」とは、第一義的には私費外国人留学生入試を指します(留学生別科入試も含まれる可能性がありますが、後述のように別物です)。

いずれも面接試験が行われますが、私費外国人留学生の入試要項では「大学講義を理解できる日本語能力」が要求されています。

留学生別科入試はそのような日本語能力が不足している者であっても、特別な要件をクリアする者に限り、日本語学習課程を受ける者として採用するかどうかの入試です。合格者はその過程を修了する必要があり、大学入学試験はその後に受験することになります。

ですから、ここでは留学生別科入試は考慮の対象外です。

そのため、朝日新聞の記事にあるような、推薦入試A方式で日本語能力の問題で面接が0点になった者が、留学生入試の私費外国人留学生入試に合格しているというのは、考えられないのではないでしょうか?

もちろん、筆記試験で優秀な成績を収めている者であれば、推薦入試から留学生入試までの1~2か月で日本語会話能力を飛躍的に向上させることができるかもしれませんが、そこまでの力がある者が推薦入試までに日本語能力を向上させていないというのは考えにくい話です。

いずれにしても岡山理科大学が人種差別を行っていない事の証左でしかないのですが、朝日新聞が意図的にフェイク報道をしていたか否かについては重要な観点です。

まとめ

  1. 日本人受験者含む全受験者の約4分の1が面接でE判定で0点
  2. 岡山理科大学の説明は、推薦入試A方式で不合格だった韓国人受験者のうち、一般入試前期で2名が合格、その他の韓国人でも、一般入試前期で1名、留学生入試で1名が合格
  3. 朝日新聞は推薦入試A方式の不合格者が私費外国人留学生入試に合格と異なる記述
  4. 朝日新聞の記事は意図的なフェイクの可能性がある

この件では常識の無い者が騒いでいることが分かり、一つのリトマス紙になったと思います。

以上

さいたま市の朝鮮幼稚園がマスク配布対象から除外されたのは人種差別なのか?

さいたま市の朝鮮保育園がマスク配布対象外

さいたま市の朝鮮幼稚園が備蓄用のマスクの配布対象から除外されたことについて喚き散らしていますが、本当に恥ずかしい連中です。

さいたま市の朝鮮幼稚園がマスク配布対象から除外

さいたま市、備蓄用マスクの配布対象から朝鮮幼稚園を除外/関係者たちが抗議 | 朝鮮新報

さいたま市は6日、新型コロナウイルス危機対策本部員会議で、備蓄用マスクを放出することを決定。市の持つ備蓄用マスク24万枚のうち、保育所、幼稚園、放課後児童クラブ、放課後等デイサービス事務所など1057施設の職員向けに9万3千枚を、高齢者施設、介護施設などの職員向けに8万7千枚、合計18万枚を配布するとした。この日、担当職員の説明によれば、対象外となったのは、「朝鮮幼稚園のほか民間の塾など」とのことだった。

朴洋子園長によれば、朝鮮幼稚園が対象施設ではないとした理由について、子ども未来局の担当職員は、「(朝鮮幼稚園が)さいたま市の指導監督施設に該当しないため、マスクが不適切に使用された場合、指導できない」と説明した。電話対応をした担当職員は、10月30日、埼玉朝鮮幼稚園を訪問し、同幼稚園の実態について事前把握があった。

さいたま市の朝鮮幼稚園がマスク配布対象から除外された理由ですが、もう答え出てるじゃないですか。

  1. 対象外となったのは「朝鮮幼稚園のほか民間の塾など」
  2. さいたま市の指導監督施設に該当しない

この点は日経新聞よりも朝鮮新報の記事の方が非常にフェアな記述になってます。

参考:さいたま市、備蓄用マスク 保育所や高齢者施設に配布 :日本経済新聞

朝鮮幼稚園は「各種学校」学習塾もこのカテゴリ

各法律において朝鮮幼稚園や朝鮮学校は「各種学校」という区分に分けられています。

対象外となったのが「朝鮮幼稚園のほか民間の塾など」とあるように、民間の塾も各種学校に区分されているので、そこに対しては支給しないと決定されたのでしょう。

もっとも、現時点ではさいたま市の指導監督施設と各種学校の区分が一致しているかは不明ですが、どこかで線引きしなければならないというのは当たり前です。

備蓄用マスクの数は限りがあるのですから、指導監督施設を含めると配分に無理が生じたり歪な形での配布になると考えたとしても不思議ではありません。

日本人が多数在籍する組織にも配布されていないということが重要です。

追記1:長時間窓口業務を圧迫した「抗議」

さいたま市、備蓄用マスクの配布対象から朝鮮幼稚園を除外/関係者たちが抗議 | 朝鮮新報

午後3時から始まった抗議行動は、さいたま市の清水清人市長宛の抗議文を読みあげたのち、保護者や弁護士、学校関係者が順に抗議の声をあげ、午後7時過ぎに終了した。

4時間以上も市役所の窓口を占拠して業務を圧迫してるとか異常でしょう。

追記2:「不適切な発言」と「再考を表明」

マスク配布、朝鮮学校を除外 さいたま市、再考を表明 | 共同通信魚拓

幼稚部の関係者らが同日、市に平等に配布するよう抗議し、市幹部が配布対象を再考すると表明した。

 市職員が幼稚部に配布しないと10日説明した際に、配ったマスクが「転売されるかもしれない」との趣旨の発言をしたことも分かり、担当の市幼児未来部幹部が11日、幼稚部の朴洋子園長らに「不適切だった」と認めて謝罪した。

発言の謝罪と再考を表明したことは、連動していません。それぞれ独立の事象でしょう。もしかしたら、発言は朝鮮学校に特有のリスクを説明したということではなく、指導監督施設に配布しない理由として伝えた言葉が刺激的であり不適切だったということなのかもしれません。

それにしても、この部分は朝鮮新報の記事には存在しないのに、23時過ぎになってから共同通信で報道されているのは不可解です。そもそも日本の外のメディアで朝鮮新報の記事にあるような内容が無いのもおかしいと思います。

まとめ:「存在しない人種差別」

  1. 配布しないのは当然
  2. 配布しないという判断もあり得る
  3. 配布しないのは不適切
  4. 配布しないのは人種差別

 

②や③を飛び越えて一気に④の話になるのは意味不明です。

「存在しない人種差別」で騒ぎ立てる事案、最近もありましたねぇ。

他の日本人も同様の境遇になっているのに、自分が不利な扱いを受けたら騒ぐというの、本当に浅ましいというか、見ていて嫌になります。

以上

孫正義、新型コロナのPCR検査の無償提供案ツイートも反対多数で断念か

ソフトバンク会長の孫正義がツイートを再開し、「PCR自宅検査の仕組みを無償提供する」ことを表明しましたが、怒涛の反対コメントが寄せられ、弱気を見せています。

孫正義、新型コロナのPCR検査の無償提供案ツイート

簡易PCR検査の機会を無償提供することをぶち上げたわけですが

やろうとしていることは失敗したZOZOスーツの採寸みたいなことのPCR検査バージョンでした。専門能力が必要な部分に素人の行為が介在したら破綻するに決まっています。

医師・経営者・株主らから怒涛の反対ツイート

医師・経営者・株主らから怒涛の反対ツイートが為されていました。

韓国やイタリアは検査をしすぎて膨れ上がった「患者」を隔離しまくって病床が不足したことで医療崩壊しています。厳密には韓国は検査キャパはあるが軽症患者(その中には偽陽性の患者が相当数居ると思われる)が病床を圧迫していたという問題ですが。

参考:イタリア、医療現場混乱で感染急増か 全土で移動制限 (写真=AP) :日本経済新聞

甘利明氏ツイートは違う事柄だったのでは?

甘利明氏がこんなツイートをしていましたが、「検査キットを10万セット医療機関に寄贈」というのは明らかに孫正義氏のツイート内容とは異なります。

孫正義氏のツイート内容は「自宅PCR検査の仕組み」でしたが、それとは別個に10マンセットを寄贈する意思を示されたということなのでしょうか?

それにしても「寄贈」されても実施する機関等の問題は生じるので、なぜ費用分の寄付ではないのか疑問です。

孫正義氏の裏の目的はオンライン健康相談事業のPR?

ソフトバンクがオンライン健康相談事業参入、AIも活用 :日経ビジネス電子版

以上