オカルトに陥らないために
- 不適切な内容が含まれている可能性のあるツイートです
- URLの記載方法による原因
- 画像や動画
- 小括:やはり、仕様
- 「非表示にされるのは反日左翼のせいだ」という言説
- オカルトに流れないように
- 結び:因果関係を早合点しないこと
不適切な内容が含まれている可能性のあるツイートです
こうした表示になる「間接的な原因」は閲覧者のアプリの設定であり、対策は過去日記で指摘しました。
ただし、同じ設定であってもWEBブラウザでの閲覧とアプリからの閲覧では、後者の方が不適切と表示される場合が圧倒的に多いものになっています。
つまり、不適切表示がされることの「直接的な原因」は、投稿者のツイートに含まれているということになり、これまでの私の経験からは以下の類型があります。
- 投稿者がフェイスブックの投稿をツイッター上に反映させていること
- 上記でなくとも、URLを載せていること
(もちろんケースバイケース) - URLがなくとも、編集した画像を載せていること
(もちろんケースバイケース。編集がなくとも不適切になることも)
上記の日記では1番目の事象について言及しました。
今回は2,3番目の事象について紹介していきます
URLの記載方法による原因
不適切な内容と表示される投稿のほとんどは、何らかのURLが含まれています。
※URLが含まれていると直ちに不適切と判断されるということではないので注意
twitterでは、遷移リンク先の文字列、画像、動画も含めて不適切判断をしています。
例えば、PCなどではWEBブラウザを用いていますが、この場合は別ウィンドウや別タブが開いて表示されます。
これに対してtwitterアプリというのは、遷移リンク先でも「twitterでツイートする」というボタンが表示されているなど、twitterとの連動性が途切れていません。
したがって、不適切認定されるかどうかは、遷移先ページの内容によって決まるので、はっきり言ってなぜ不適切認定されるのかはわかりません。
画像や動画
以下の表示はアプリではなくiPhoneのWEBブラウザ、サファリからのものです。
アプリだと不適切認定されれば表示できない仕様ですが、WEBブラウザからは表示タブを押せば右の画像のようにその中身が見れます。
まず、投稿内容、掲載されている画像に含まれる投稿内容の両者ともその文章に問題がないことは明らかです。
その上で、右のツイートには内部に赤いラインを書いて編集された画像があります。これが不適切認定の原因と思われます。なぜなら、小西ひろゆき議員のこのツイートは多くのユーザーによってリツイートされていますが、私の見る限り不適切認定がされたのはこの画像だけだからです。
これも、はっきり言ってなぜ不適切認定がされているのかわかりません。検索してみると、ただネコが眠っている画像や、木片を映しただけの画像が不適切認定されたケースが見つかります。
結局のところ、文言・画像・動画の検索機能の技術的な問題である可能性がきわめて高いということが言えそうです。
なお、動画に関連した記事としてこちらがあります。
小括:やはり、仕様
以上、不適切表示になるのはなぜなのか、原因は何か、という点については
- 根本的な原因は、twitterサービスの仕様である
- 仕様に引っかかる投稿をしたということで、投稿者に直接の原因がある
- 閲覧者の設定は、間接的な原因である
さて
「そんなことはわかりきっているでしょ? 」
「わざわざ時間をかけて検証するのは無駄じゃないか」
という意見をお持ちの方がいらっしゃると思います。そこで、なぜこのようなことをしたのかについて、考えを述べます。ここからは、専ら私の論評です。
「非表示にされるのは反日左翼のせいだ」という言説
前回の日記でも書きましたが、社会や政治に関する情報を日々収集拡散分析しているツイッターユーザーにおいて、不適切表示がされると以下のような発言が目立ちます。
「twitterにも反日の手が」
「反日左翼が多数通報したからだ」
「twitter運営に潜む反日社員が意図的にツイートを非表示にしている」
「有名なフォロワーが狙い撃ちにされている」
という ものです。
そんな風に考えていた時期が私にもありました。
確かに、社会政治分野のツイートは不適切認定がされることが多いので、こういう考えを持つことは在り得ることです。一部の事例については、そのようなこともある可能性は否定できません。
しかし、一般的に考えてみた時
これってツイートが非表示にされていることと関係があるんですか?
このように因果関係を早とちりしている事はとても多いです。それはオカルト的思考以外の何物でもありません。
オカルトに流れないように
上記日記で書いたように、「関係のないものを関連付ける」というのはオカルトの手法そのものであり、いわゆる反日勢力はそういうことを行っていることを指摘しました。
同時に閲覧者が自分のツイートが非表示にされていることを見つけたり投稿者が自己のツイートが警告を受けたりすると直ぐに「反日勢力が通報したせいだ!」ということを何ら検証もせずのたまう人がいます。
そういう人は
「愛国」オカルト
と呼ばれてもやむを得ないですよ。
こうした態度は本来、愛国心からくるものではないからカッコ書きで表現しています。
もちろん、反日勢力がサイバー攻撃を彼らの都合の悪い情報源に対して行っているということは、厳然たる事実として存在しています。例えば、行橋市議会議員の小坪しんやさんのHPは、最近何度か攻撃を受けてダウンしました。
※追記:手動ではなく、フェイスブックサービスの検閲システムが、【結果的に】特定勢力にとって都合の悪いものを機械的に排除するように作られていた/作られているということはありえます。過去に小坪しんやさんは「シナ」関連の投稿がひっかかり削除&投稿禁止になりましたが、これも検索システムの精度の問題かもしれませんし、一時的なものなのかもしれません。
2chの掲示板等、複数サイトで辻本清美に関する情報を載せたものがダウンし、投稿者が権限はく奪を受け、ツイッターのトレンドから急に外されるなど、サイバー攻撃を推定するに足りると思われる状況証拠があります。
しかし、だからといって、ツイッターの非表示の現象と安易に結び付けてはいけません。
結び:因果関係を早合点しないこと
エラッそうにここまで書いてきましたがこれは私にとっても自戒すべきことです
「因果関係を早合点しない」
これはあらゆる分野において、正常な判断をするにあたって必要な態度です。
多くの問題はこの点を早合点してしまう事にあると言っても過言ではありません。
今一度上記を自覚していくことを誓って本稿を締めたいと思います。
以上