ポプテピピック第四話:SWGP2018の元ネタは
誰も知ら~な~い隠し~ネタ
ポプテピピック製作陣は毎回一貫した隠しテーマに沿って構成しているという信念の基に作られるこの記事。今回も全てのネタは拾いません。隠しテーマを深堀りし、関連性を浮き彫りにしていきます。
今回のテーマはかなり「業が深い」ものになっておりますねぇ。まとまり毎に確認していきましょう。
なお、ロボットアニメというサブコンセプトのテーマはここでは取り扱いません。
SWGP編
スケルトン
スケルトンワールドカップグランプリの略。
スケルトンとは、骨、でもあるんですが、ソリ競技のスケルトンですね。
歴史的には、ヘルメット着用が義務化される前にはスピードが落ちるという理由で多くの選手がヘルメットを着用せず、事故が多かったということです。その名の通り骨となられた方が…おっと、やめましょうか。現在は、深刻な事故は起こっておらず、安全なスポーツと言えるようです。
コナン君の犯人
真っ黒な顔面の人たち。元ネタは探偵推理漫画「名探偵コナン」において、犯人が暴かれるまでのネタバレ防止の描写である。名探偵コナンは現在95巻以上が発刊されているが、作中ではまだ1年も経っていないという。にもかかわらず、これまで作中の舞台である米花町では夥しい事件が発生している。コナン君が絡むと痛ましい事件が起こるため、「死神」と一部界隈で言われていたが、作中でメグレ警部に公式に死神呼ばわりされている。
ペンギン一家との衝突は名探偵コナンの作者と同じ青山剛昌さんの作品、「YAIBA」の一場面でもある。ペンギン一家の安否が心配されていましたが、おそらく…
#PPTP
— 窓際の会長 (@013668) 2018年1月27日
ペンギン跳ねたのがコナンの犯人なのはもう既にYAIBAでやってるからやぞ! pic.twitter.com/mBihhkKO8H
表彰台の墓
和洋双方の墓石が表彰台の2,3位の位置に据えられている。そもそも墓石と化したのに着順がわかるハズがないのですがそこはツッコみが追い付かなかった人も多いはず。
Pop Team Epic,Let's Pop Togetherの空耳mishearing
外国人は空耳で聞き取る可能性
レッツポップトゥギャザーの元ネタはEarth, Wind & Fire の"Let's Groove"という曲。さすがに著作権侵害回避で音は外して制作されている。
Earth, Wind & Fire - Let's Groove
Pop Team Epicについて外国人の反応を見ると、第5話の「いつものラーメン」が空耳で伝わっていたことがわかります。そして、このLet's pop togetherでも、わざと英語っぽく歌っている部分があります。(というか全部そう)なので、制作陣は空耳を意識して日本語の歌詞を作り、空耳っぽく歌わせていると推測します。
日本語の歌詞を単に載せるのはいろいろとアレなので、空耳研究目的で日本語で聞こえた歌詞について、自分が英語で聞こえる歌詞を想像したものも同時に書いて見ました。
Let's Pop Together
作詞:当真一茂(Uchu People) 作詞・編曲:吟(BUSTED ROSE)
We're "POP TEAM" dance dance go
and she touch more seen just touch more
Dance dance go dance dance go
and she touch more seen just touch more
アンチ達も信者達も
(他は一緒)
and she can soon cook daemon
Let's pop together oh oh
mean now dead it kick to go
Let's pop together allnight
アンチ信者直ぐ討論
Let's pop together oh
みんなで意気投合
Let's pop together alnight
seen just soon kidnap more no
oh bought late the mitten good on the show
and chill what`s hot game you know
moon doubt wooden shit show yeah reason
信者好きな物
溺れて貢ぐんでしょ?
アンチはほっとけ無能
無駄打ち失笑yeah! reasons
she come hand bite net undead continue
uhh wow come name no moon doubt dead show
get`s cow one no? but cut just night
how much? come benz but cut a carry
新刊販売ネットで購入
うわっ!?金の無駄でしょう?
げぇっ、買わんの?馬鹿じゃない?
はあマジ勘弁馬鹿ばかり
anime car what is seen in yarn dark
what somewhat of the seen with a yawn
get`s mean now it no a hold me tight
so you oh my god ass hole
it`s might dead owner the alive throw in soon now
アニメ化しやがった
うわっ 騒がしい 見ねぇよ
げっ 見ないの? アホみたい
そういう お前が アホ
いつまで同じ争いすんの?
and she can soon cook daemon
Let's pop together oh oh
mean now dead it kick to go
Let's pop togegher allnight
アンチ信者巣食っても
Let's pop together oh
みんなで意気投合
Let's pop together alright
ゲーム画面
壁ドン
大御所声優、神谷明さんの壁ドン。字幕完全無視で「いいだろう」「あたァ!」は完全に北斗の拳の超有名な決め台詞を言う人ですね。
トロッコ?で破壊されたビルは竹書房の本社ビル。原作でもポプテピピックの出版社なのに数回作中で破壊されている。
スペランカー
世界で一番貧弱なゲームの主人公と言われる洞窟探検家スペランカー。ちょっとした段差を飛び下りるといともたやすくお亡くなりになるため、クリアの難易度は高い。
ちなみに、この主人公の設定は「スペ体質」という形容詞を生み出し、なぜか(ネット)市民権もそこそこ得ている用語になっている。なんでWeblio辞書にあんねん。
二段目で飛び降りた際には、なぜか上に上がっていくが、これはゲーム制作ツール「Klik&Play」を使用して「三角おにぎり&ともちゃん」が作ったアクションアドベンチャーゲーム「呪いの館」のパロディ。「イ”エァ”ァ”ァ”ァ”ァ”」という断末魔が印象的なため一部界隈で有名になっていった。こちらも直ぐにライフが減ってやりなおしとなる。
最後は敵を倒したシーン、この部分はゲーム:メタルギアソリッド2の無線画面だが、「タイムパラドックスが起きた!」はメタルギアソリッド3におけるやりとり。ゲーム中で主人公であるスネークが倒された場合に「SNAKE IS DEAD」の文字が表示されゲームオーバーとなる。
その他
冒頭のボブネミミッミ:「即身仏って超おもろいよね~」
即身仏とは、仏教徒の修行者が過酷な修行で血肉を削ぎ落し、瞑想を続けて絶命することで人の原型(多くは座禅などの座った状態)を保ったまま亡骸になることである。エジプトのミイラとは違うらしいが、生きている状態で自らの意思でミイラ化しようとするのが違いのようである。
RPG(ロールプレイングゲーム)要素としてセーブポイントと魔王封印があるが、セーブポイントはゲームで敵に負けるとそこから再開する地点として象徴的である。また、魔王封印はほとんどの場合、ゲームのエンディングを意味する。
悪堕ちしたから友情パワーで蘇ってはキン肉マンで良く使われる友情パワーという語の流用。神谷明さんがキン肉マンの声を担当。
最後の携帯電話での会話場面は「メリーさん」という都市伝説が元ネタ。バリエーションはあるが、オーソドックスなものとして、メリーさんと名乗る女の子から電話が来るが、最初は家の周辺、次に家のドアの前、最後は「あなたの後ろに居るの」と言って、振り向いたら最後、不幸な結末となる、というものである。
終わりに
ポプテピピックの構成は大きく3つに分かれていると私は理解しています。
- 大コンセプト
- サブコンセプト
- 具体的なネタ
サブコンセプトとは、今回で言えば神谷明さんと玄田哲章さんという1980年代ロボットアニメの重鎮声優が担当という事から、随処にロボット要素があったということ。他にもスポーツ、などが挙げられると思います。
私は、大コンセプトとサブコンセプトを繋ぐ具体的なネタの相互の関係を発掘して、隠された大コンセプトとサブコンセプトを炙り出していこうと思い、まとめています。
DVDやブルーレイで種明かしはあるのでしょうか?気になりますね。