ポプテピピック第11話「呪館」の考察と最終回(12話)予測です。
今回の隠しネタは「逆」「階層」だと思い込み、決めつけ、その線からこじつけてまとめていきます。後半は星色ガールドロップの考察も。
最終回12話の考察はこちら。
逆
逆行。時間的にも空間的にもそのような描写がありました。
また、元々の位置とは逆の配置になっているというものもありました。
OPのターンテーブル
ターンテーブルはスクラッチすることで曲を巻き戻します。
ヒップホップ音楽を聴いてる人なら分かると思います。
呪館の逆再生、逆進、逆手持ち
逆再生すると聞こえる仕掛けがありました。
といっても、ほとんどしょーもないことしか言ってません(笑)上記動画は字幕付きなのでそちらでどうぞ。
「それギア、バックに入ってるで」車のギアがバックに入ってて逆進したの、最近はエンジンかからないようになってるのもありますよね。
右手で引き金を引いていたはずなのに、死んだ後は左手。逆の手で持っています。
ジェットパックブランコ
ジェット機関で前後に動くブランコ。逆行が可能ということです。
ケチャップ
上の画像の後に下の画像です。ケチャップがかかってたはずのところにケチャップがありません。巻き戻された?
オムライスはたまごで痛めたライスを包む階層構造を持っています。
サメの夢
サメに噛まれそうになったら一瞬止まって巻き戻った描写がありました。
サメの歯は無限に生え変わることも再生ということで逆再生に気づきやすいヒントでしょうか。
参考:「ポプテピピック」11話を見た海外の反応 - ニコニコ動画
インセプションという映画では夢に潜るストーリーが展開されますが、数人で共有できる夢があり、第三階層まである世界、という設定がありました(第四階層があるかについては曖昧になっている)
階層
ポプテピピックの世界がTVの中にあって、通常OPではそのTVが映されて、今回はそのTVを映しているカメラが撮影されている。この世界は第何階層なんでしょうか?
冒頭でピピ美の想像の中のポプ子も階層性のある描写です。
呪館のパラノーマルアクティビティ
アニメ本編の実況解説を見るハメになる視聴者。どちらをみればいいのかわからなくなります。ちなみに、「ポプテピピック11話に対する海外の反応」の動画を見ると、リアクションのリアクションのリアクションを見ているというカオスな状態になります。
パラノーマルアクティビティのワイプで実況解説をしている稲川淳二のものまね芸人BBゴロー、というパロディにパロディ(或いはオマージュにオマージュを重ねる)を重ねる所業。ポプテピピックはパロディにも階層性がありました。
呪館のレナが乗った車のナンバーが「44-44」だったのが怖いんですが、これが「第四階層」を意味するとすると、「虚無」に落ちた?とも考えられます。となると、この世界は第三階層ということになるのですが、誰の夢でしょうか?
誰かの夢だとすれば、インセプション的には「サイエンス」の力で潜り込んだということに。巨大化したピピ美のセリフは、そう捉えることができるのかもしれません。
考察:逆行と階層から見えてくるもの
インセプションメインで考えてきましたが、これに逆行するという要素が加わるとどうなるか。インセプションでは夢の階層が深くなるごとに体感時間が現実の時間よりも遅くなるという設定がありました。
サメの夢の場面から考えるに、ポプテピピックでの夢は時間を巻戻せるという設定なのかもしれません。思い返せば、ポプテピピック1話ではポプ子が夢を見ているような描写でした。あれが第何階層なのかは不明ですが、少なくとも上位の階層ということになります。ただ、落ちたのはポプピピではないので、ポプピピが虚無に墜ちる?という展開にはならないのかなと思います。
ということで、最終回は夢から覚める描写があるのではないか?夢から覚めても、そこが現実なのか、夢なのかようわからん、という展開になるのではないでしょうか?もともとポプテピピック自体、夢を見ているような脈絡のない意味不明な展開ですからね。
前回の予想との比較
前回の考察時に11話以降の予測をしました。こちらとの答え合わせをしていきます。
OPが再度変化した
OPはまさかのエイサイハラマスコイEDMでした。ただ、実は使っている音は基本的にPOP TEAM EPICのBサビ後の間奏なんですよね。なので「OPの主題歌は変わってない」ということに。
間奏という事は「転調」。場面が変わることを示唆する曲調です。これは「ワイプ」にも同じ意味があり、11話後半でワイプ表現が出てきたこととリンクするような気がします。
前回予測した「破られるであろうお約束」
- 前後半でエンディングが違う
- 前後半でボブネミミッミの内容が違う
- 前後半でポプ子とピピ美の声優が一緒
- 前後半で所々展開や結論が違う
- 前後半ではなく30分1本のストーリーとして完結する
この中には含まれませんでした。予想の遥か斜め上を行ってくるポプテピピック制作陣はおそろしいですね。
後半に変化をつけてきた
再放送Verではパラノーマルアクティビティのワイプに稲川淳二のものまね芸人BBゴローの実況解説(?)が入るという変化をつけてきました。
上記の予測分類でいえば、4番の「前後半で所々展開が違う」にあたるようであたってない気がします。
星色ガールドロップの「記憶喪失もの」
元ネタはアンソロジーという意味不明な逆転現象が起こっています。
漫画について使われることも多い。「アンソロジーコミック」「コミックアンソロジー」と言った場合は、同人誌界隈で言うところの「合同誌」を、商業流通に載せるかたちで作家とプロの編集者が作り上げたものという認識でおおむね問題ないだろう。
星色はループものか?
11話は急展開だろうと思っていたら、急展開だったのは星色の方でした。ポプテピピックの最終回予告を見るだけでは「5年前」が単純に5年前なのか、一度経験した5年前なのか判別がつきません。しかも、アニメポプテピピックの予告では記憶を無くしたのは大地であるように言及されていますが、アンソロジーを見るとそそぐの存在の記憶をみんなが無くす、という書き方になっており、微妙に設定が異なります。
これはアンソロジーはアンソロジーに過ぎず、アニメはやはり予告の通りの内容であるということでしょうか?それとも、アンソロジーですら、ループしている何週目かの話なので展開が異なるのでしょうか?いわゆる「ループもの」考察ですが、果たして星色ガールドロップは「ループもの」なのでしょうか?これもあの予告からは確定できません。
しかし、仮にそうだとすると、前半と後半パートがあるのもうなずけます。前半が1週目の星色ガールドロップ登場人物たちの記憶、後半が2週目であり、同じ内容(声は違うが)もあれば異なる展開もあって当然ということになるからです。星色ガールドロップ本編が存在せず、次回予告しか無いのは、記憶に過ぎないため断片的であるということだろうか?
現時点では、「記憶をなくしただけでループはしていない」という可能性も残っているところが憎いですね。
最終回はボトムズの「流星」?
星色ガールドロップの最終回タイトルは「星降る大地、大切な約束」ですが、装甲騎兵ボトムズの最終回は「流星」。唐突にボトムズが出てきましたが、これは再放送声優の2人がボトムズ声優だからです。
後半アイキャッチの「自爆、誘爆、ご用心」という言葉はボトムズ5話の予告ですし、サメと戯れる夢を見ているポプ子の「ここは天国に違いない」というセリフもボトムズのキリコのセリフ「ここは地獄に違いない」が元ネタです。
ボトムズの最終回の展開を思わせるような予告ですが、アイキャッチのセリフの元ネタであるボトムズ5話のタイトルが「罠」なので、我々をひっかけるための罠なのかもしれません(笑)
ボトムズではなくインセプションベースで考察したのも、ここが原因です。
最終回で行われる映像表現は?
さて、ポプテピピックではこれまで毎回のように斬新な映像表現が行われてきました。
- 第一話:前後半同じ、声優チェンジ、JAPON MiGNON、8bit
- 第二話:羊毛フェルトのコマ撮りアニメ―ション、声優のアフレコ場面
- 第三話:EDが背景のTVで流れるモノラル音声
- 第四話:羊毛フェルトを応用して海外MVのパロ
- 第五話:Nice Boat、RTA動画
- 第六話:ユーチューバ―のチャイム、ドアノック音
- 第七話:ヘルシェイク矢野(AC部)、後半は声をアフレコで入れ替え
- 第八話:古い映画フィルム表現、砂絵
- 第九話:アメリカの登場人物に沖縄弁の吹き替えと字幕、CG映像に古い映画フィルム表現、バラバラタイちゃんにみる写実的な人体+マンガ目
- 第十話:水彩画竹書房彦摩呂、OP効果音付き
- 第十一話:ワイプ画面で本編を実況解説、逆再生セリフ、クレヨン画
こちらの考察で「作り手」による世界のリメイクを検討しましたが、そうすると最終回でもこれまでに行ってこなかった映像表現を行ってくるのではないかと予想します。
- パラパラ漫画
- 実写人物とアニメ人物が干渉しあう
- CG無しの昔のセル画表現
- 主観視点(画面がポプ子かピピ美の目線になる)
- 粘土
- パペット
- 3D対応
- 画面分割して同時進行(24Twenty-Fourのやつ)
- ジュマンジ状態(アニメ世界⇔現実世界)
こんなものしか思いつきませんでした。たぶん、こんな予想なんて遥かに超えた表現を駆使してくるんでしょうね。期待しましょう。
以上