事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

JALと海保機の事故に朝日新聞「管制官の指示聞き間違えか」⇒「旅客機乗員は90秒以内の脱出訓練」にタイトル変更

変更が吉

JALと海保機の事故に朝日新聞「管制官の指示聞き間違えか」

https://archive.is/2Ll7O

令和6年1月2日の羽田空港における日本航空機と海上保安庁機が接触したとみられる事故に関して、朝日新聞が『JALと海保機の事故に朝日新聞「管制官の指示聞き間違えか」』とタイトルをつけていました。これは以下のキャッシュからもわかります。

JAL機と海保機の事故「管制官の指示聞き間違えか」 元機長が指摘 朝日新聞 2024年01月02日19時44分 2024年1月2日 11:01:06 GMT に取得されたキャッシュ

ところが、その後、タイトルが変更されています。

この点について何らかの説明をする記述はありません。

朝日新聞「旅客機乗員は90秒以内の脱出訓練」にタイトル変更

 羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が接触したとみられる事故について、元日本航空機長で航空評論家の小林宏之さんは、「日航機と海保機のいずれかが管制官の指示を聞き間違えたのではないか」と指摘する。

 小林さんによると、日航機が着陸した際に、誤って海保機が滑走路に入ってしまったか、海保機がいる滑走路に、誤って日航機が入ってしまった可能性が考えられるという。また、管制官の指示のミスの可能性もある。日航機が何らかの理由で滑走路を逸脱し、誘導路で待機していた海保機に接触した可能性もあるという。

朝日新聞記事のタイトルは『JAL機接触事故「旅客機乗員は90秒以内の脱出訓練」 識者が指摘』に変更されていました。

記事本文を読むと、元日本航空の機長である小林氏の見立てとして、複数の可能性を紹介していました。本文は従来通りのようです。

元々のタイトルとの違いを見ると、初稿は事故原因・背景についてSNSシェア時に「管制官の指示の聞き間違えか」という点のみが独り歩きしかねない内容でしたが、変更後はそういう予断が生じないものになっていると言えます。

実際に、朝日新聞のX(旧Twitter)上のシェアに対しては初稿のタイトルの記述が掲載されているので、それを見たユーザーが「事故原因について憶測を断定的に語るな」といった反応をしているのが観測されます。

が、記事本文では小林氏の知見による一般論、複数の可能性の考察があるため、断定はしていないと言えます。

タイトル変更は、他の可能性の記述を省略した短いタイトルにより事故原因を断定的に論じているとみられるのを避けるために行われたのではないかと思われます。

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