朝日新聞の松尾慈子記者が捏造記事が削除されたのに「公開を終了」とだけツイートして訂正をしていない件について、社としての問題が浮き彫りになりました。
- 朝日新聞「灘高OBのサイト」捏造で謝罪も「公開を終了」で削除せず?
- 松本杏奈さんが立ち上げた海外大学受験教材の譲渡サイト
- 記事執筆者の松尾慈子記者:間違いは訂正ツイートが指導されてるはずが…
- 朝日新聞のソーシャルメディアポリシー・ガイドライン違反では?
- 朝日新聞が社としてソーシャルメディアポリシーやガイドラインの不徹底を放置
朝日新聞「灘高OBのサイト」捏造で謝罪も「公開を終了」で削除せず?
海外大学受験の教材、譲ります:朝日新聞デジタル2021年9月11日 12時03分
5月10日公開の「海外大学受験の教材、譲ります」の記事で、紹介したサイト「テキスト譲渡ポータル」は、徳島文理高校からスタンフォード大学に合格した松本杏奈さんが、自身の受験時に先輩らからテキストを譲り受けた経験に基づき、後輩らの助けにしようと設立したものです。こうした経緯を紹介しておらず、見出しと記事ともに不正確でした。おわびします。記事の公開を終了します。
「不正確だった」ためにお詫びし、記事の「公開を終了」としています。
「捏造なので撤回・削除」と書かないのはなぜでしょうか?
公開終了前魚拓⇒海外大学受験の教材、譲ります 灘高OBがサイト開設 松尾慈子2021年5月10日 12時12分
※URLが同じで内容が書き換わっている
松本杏奈さんが立ち上げた海外大学受験教材の譲渡サイト
私が立ち上げたやつで草
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年5月10日
…… https://t.co/BEHipS4KER
まず、記者の説明によると
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
私が立ち上げたポータルの特集について、私が別団体に関して既に特集されていた事から(しかしこの記事は結局公開されず)、「同じ人が重なってしまうので今回は」と言う理由で、Twitterで代わりにシェアしてくれただけの友人が「立ち上げた」事にされました。
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
僕取材の時には杏奈が作ったとは言ったけどね()
— ゼロ (@si20061212) 2021年5月10日
事前に原稿は送られてきておらず、確認のステップもありませんでした
— ゼロ (@si20061212) 2021年5月10日
参考②
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
当時何をツイートしてもアンチからの攻撃が激しく、精神的に疲れきっていたので友人に代わりに宣伝を託しました https://t.co/3tQxPcGZrV
【補足説明】
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
別団体の取材で私が大阪本社に伺う。この時の記事はボツにされて結局公開されず。2回目のボツ。
↓
その際に「実はこんなの立ち上げたんです!」と私が伝えたため、記者は私が立ち上げた事を知っていた
↓
取材に応じた友人も、私が立ち上げた旨を記者に何度も伝えた
↓
記事が全国公開
大枠の経緯が分かるツイートだけピックアップしましたがスレッドは他にもあります。
彼女が朝日新聞の対応に失望している様子が分かります。
以下、朝日新聞さんの対応です。
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
「該当記事は公開を終了します。」のみ。公開終了にあたる説明や謝罪は無く、ただ無言で、そっと記事を削除する方針だそうです。
普段はこんな事を名指しで発信なんて絶対にしませんが、犠牲にした物が多すぎたので流石に限界が来ました。あれ以降、朝日新聞さんからの取材は基本的に全てお断りしています。
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月6日
この5ヶ月間ずっと説得し続けましたが、何とか隠蔽して片付けようという姿勢しか見えないのでツイートします。
— Anna Matsumoto / 松本杏奈 (@My_Liberty_) 2021年9月11日
記事執筆者の松尾慈子記者:間違いは訂正ツイートが指導されてるはずが…
記事の公開を終了しましたので、「海外大学受験の教材、譲ります」の記事を紹介した投稿は削除しました。
— 松尾慈子 (@matsuoshigeko) 2021年9月11日
海外大学受験の教材、譲ります:朝日新聞デジタル https://t.co/1Q40IDK2Yv
@matsuoshigeko すみません、削除すると、いただいた返信まで消えてしまうのですね(分かっておらず、失礼しました)。ありがとうございました。間違いをそのまま載せていると多方面に影響しかねないので、会社からは、削除のうえ、訂正しました、とつぶやくよう指導されているのです
— 松尾慈子 (@matsuoshigeko) 2014年11月7日
松尾慈子記者は過去に「間違いがあったので削除の上、訂正したと呟くよう指導されている」とツイートしていました。
ところが、今回の件では、訂正ツイートが為されていません。
代わりに「記事の公開を終了しました」という内容の記事をシェアするだけの投稿。
………
いったい、なんなんでしょうか?
朝日新聞のソーシャルメディアポリシー・ガイドライン違反では?
朝日新聞社ソーシャルメディアポリシーは、コーポレートサイトに載せています。
— 朝日新聞社 広報 (@asahi_koho) 2021年8月4日
URLはこちらです。https://t.co/lfy9CWax4T
朝日新聞Twitterがソーシャルメディアポリシーを発信⇒守れてなさすぎでは?
朝日新聞のソーシャルメディアポリシーでは、「誤った発信をした場合は、内容に応じておわびや訂正など、速やかに必要な対応をします」とあります。
しかし、松尾記者は松本杏奈さんの事案に関して、記事をシェアしたツイートは削除したものの、今までに何ら訂正のツイートをしていません。
朝日新聞のSNSポリシー違反では?また、これとは別に社員向けのガイドラインがあるとも言っているのですが、それにも違反しているのでは?
どういう経緯で本記事が出されたのかは中の人でなければ分かりませんが、仮にデスク・編集レベルで捏造がなされたのであれば本人がTwitterで堂々と「私の記事」と宣伝しないと考える他ないので、本人の責任でしょう。
ならば、社内ルールとは関係なく訂正ツイートを出すべきです。
朝日新聞が社としてソーシャルメディアポリシーやガイドラインの不徹底を放置
また、朝日新聞の社としての姿勢も糾弾されるべきでしょう。
捏造記事は5月10日であり、「公開を終了」したのが9月11日。
SNSポリシーを公開したのが8月4日であるということから、そこに書かれている「速やかに必要な対応」がまったく為されていない。
朝日新聞が社としてソーシャルメディアポリシーやガイドラインの不徹底を放置しているということに他なりません。
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