事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

DHC山田プロデューサーが問題視した青山繁晴ブログの投稿が明らかに

DHC山田プロデューサーが問題視した青山繁晴ブログの内容

青山議員ブログが繋がるようになり、DHC山田プロデューサーが問題視した青山議員ブログの内容が確定できました(当該エントリはキャッシュで見れていたが、もっと新しいブログの内容の可能性もあった)ので中身を見ていきます。

DHC山田プロデューサーが問題視した青山繁晴ブログの投稿

DHC山田プロデューサーが問題視したのは、2020-03-04 23:06:30 に投稿された「会えることと、会えないこと」というタイトルのエントリとしか考えられません。

会えることと、会えないこと|青山繁晴の道すがらエッセイ/On the Road

▼3月9日の月曜にも、予算委員会が開かれます。
 予算委員のぼくは、審議に参加せねばなりません。
 これまでこうした場合は、番組からの要請もあって、前半に参加し、後半には別のゲストが来られました。ケント・ギルバートさんが多かったですね。
 素晴らしい発言と活躍をされているケントさんと、生放送のど真ん中で交代するのは、むしろ愉しかったです。

 そのため、政策秘書さんが今回もそのように番組にお話をしたら、突如として、「番組の前半が後半と違うのは困る」と言われて、それ以上の説明は何も無かったそうです。
 困惑した政策秘書さんから、ぼくにそのように連絡がありました。月曜の放送でご一緒する一平ちゃんや、岡本ディレクターはおそらく、こういう経緯をご存知ないだろうということでもありました。

以下省略

突如として、「番組の前半が後半と違うのは困る」と言われて、それ以上の説明は何も無かった

この部分が山田プロデューサーが問題視した表現でしょう。

改めて削除された内容を確認します。

削除された3月9日出演休止についての山田プロデューサーの声明

【青山繁晴さんの3月9日出演休止について】 | DHCテレビ

青山繁晴さんのブログをきっかけに当番組及び他の出演者への見当違いな憶測や批判が起こっておりますので、番組プロデューサーとしての見解を申し上げます。
まず、青山さんのブログに書かれておりました「番組の前半が後半と違うのは困る」というのは本当です。
今までもこのような場合にはケント・ギルバートさんや上念司さんなどレギュラー出演者の皆様にご協力を頂いておりました。
ただし、今回の件で今までとは違う対応をしたのには理由があります。
本来であればこうしたキャスティングにまつわる事情などは個人的なことも含まれますので公開するようなことではありませんが、他の出演者に迷惑がかかっておりますので、あえて公表したいと思います。

中略

虎ノ門ニュースは番組開始当初から青山さんに随分お世話になってきました。
そこは本当に感謝しておりますので、昨年の件をもって番組をお辞めいただくとか、そういうことは申しません。
しかし青山さんのブログでは、このような経緯に一切触れることなく、一方的に番組が強権的であるかのような言い方をなされたのは看過できません。

 「番組の前半が後半と違うのは困る」

「今回の件で今までとは違う対応をした」

これはつまり、【青山議員が予算委員会に出るときは番組前半に青山議員が出演し、後半は別のコメンテーターの方が担当するという従前の流れがあったが、今回は青山議員の出演は休止とし、前後半通して別の方が担当するようにした】ということを意味するのだと分かりました。

先に私信を公開したのは青山議員

ということで、私信を公開したのは青山議員が先であり、山田プロデューサーはそれに対抗するためにやむを得ず青山議員とのやりとりを公開したということになります。

未だに今回の措置の理由が不明

やはり、山田プロデューサーの今回の措置の「理由」が不明です。

削除された文章にあるのは、今回の措置を取るに至った「背景」に過ぎず、従前の扱いとは異なる番組編成にしたことの合理的な理由にはなっていません。

ミスコミュニケーションを公にする議員って…

さて、DHCと青山議員のやり取りはミスコミュニケーションが介在していると思われますが、それをワザワザブログにUPする青山議員の考え方には改めて疑問を感ぜざるを得ないと言っておきます。

通常であれば、単に青山議員はブログに「予算委員会に出席するため従前までは前半出演だったが今回は別のコメンテーターの方が前後半出演となりました」とだけ言うべきでしょう。
※この部分は「予算委員会に出席するため従前までは前半出演だったが今回は後半出演となりました」という記述となっていましたが「別のコメンテーターの方が前」を挿入して訂正します

それとも、他に意図があるのでしょうか?

合理的な青山議員を措定する

青山議員が合理的な思考・行動をすると措定するとすれば、青山議員が敢えてミスコミュニケーションをブログに公にすることには意味があるハズです。

  • 「みえざる力」がDHCの番組人事に常態的に介在していることを伝えたかった
  • 番組側から青山議員を「切る」ように仕向けさせたい

邪推に過ぎませんが、こう考えないと常識では考えられないことを行っているので。

以上