事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

首相官邸「表現の適正化を行いました」元投稿はそのまま、InstagramやFacebookとの対応差チグハグ…

言葉と行動がズレている…

首相官邸「一部、表現の適正化を行いました」

10月6日深夜、X(旧Twitter)の首相官邸 (@kantei)アカウントが 「10月5日の投稿について、一部、表現の適正化を行いました」と投稿し、「石破総理は能登の被災地を訪問し、お一人お一人と話し、困難な環境下にある人々のために力を尽くす決意を新たにしました。」と書いています。

この投稿に対しても数々の批判が殺到しています。

言葉と行動がズレている:元の投稿はそのまま

「適正化を行いました」と過去形にしながら、元投稿はそのままで削除も編集もされていません。先述の投稿は、元投稿の返信欄にぶら下げられたものになります。

ここに【言葉と行動がズレている】という根源的な問題があります。

「適正化を行いました」という表現についても、「表現を改めました」「訂正しました」という書き方がより好ましいと考える方が多いようで、ツッコミを受けています。他、「お一人お一人⇒一人一人」「人々⇒方々」という変更がより好ましいと考えている人が多いようです。

そこはいいとして、元投稿を削除しないで訂正するとするならば、「以下のように表現を改めます」「~と訂正します」などとするべき。

InstagramやFacebookとの対応差、チグハグな情報発信

さらに、この対応はXのみで行われており、7日0時40分時点ではInstagramやFacebookの首相官邸アカウントの投稿に関しては対応されたことについて言及がありません。

※追記:「対応されていません」と当初書いていましたが、Facebookの投稿に関しては0時9分に編集していたことが分かったため、サイレント修正であったことの指摘に訂正します。

SNSプラットフォーム間での対応に差があるというチグハグ感もまた、首相官邸アカウントの運営、引いては石破政権の広報担当の不安定さ、発信能力の問題に直結すると言え、深刻な国益毀損に繋がらないか心配です。

以上:はてなブックマークをお願いします