事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

オバタリバンフェミ議連の記者会見は女性への偏見助長では?増田かおる「大きな胸が揺れて不適切」【Vtuber戸定梨香】

オバタリバン

ツッコミが追い付かない。

全国フェミニスト議員連盟が記者会見

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

全国フェミニスト議員連盟によって10月8日に記者会見された内容ですが、動画が残っているわけでもなく、他のメディアの記事があるわけでもなく、なぜか東京新聞のみが報じています。

参議院会館という税金で建てられた広い会場を使ってるのにフリーの記者を追い返したという時点で…

記者会見というより単なる議連の認識の垂れ流しじゃないですか。

彼らは「地方議員にどれだけの力があると思っている?警察に圧力なんてできるわけないでしょう」などと言っていましたが、国会議員の名前で参議院会館を押さえてメディアを呼んで記者会見できてますよね??

しかも東京新聞って、官房長官記者会見などで特定の記者・御用記者ばかり指名してずるい、みたいなことを政権側に言ってませんでしたっけ???

なお、福島みずほ議員の名前があるのは国会議員じゃなければ場所を押さえられないからのようです。

共同代表の増田薫「胸の揺れが強調されて不適切」

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

共同代表の増田薫・千葉県松戸市議は「小中学生に対してむやみに肌を露出し、胸の揺れが強調された女子中高生風のキャラクター動画を公共機関である警察署が率先して見せるのが当たり前の社会を私たちは求めていくのですかと問いかけたい」

さらに、「警察は性加害、虐待を取り締まっているのですから今回の動画についても慎重になって当然です。特に影響が受けやすく判断力が十分に発達しているとは言えない段階にある男の子たち、女の子たちがこの動画を見たときにどう映るかを私たち大人はもっと注意を払うべきではないでしょうか」と述べた。

会見では県警の動画について、「肌を露出し、大きな胸が揺れます。極端なミニスカート。子どものための交通安全の動画にこのようなキャラクターが本当に必要なのか。不要なアイキャッチャーとして使われているんじゃないか」と指摘した。

フェミ議連共同代表の増田薫松戸市議は「キャラクターは大きな胸の揺れが強調されており不適切」という趣旨の発言をしています。

これは何重にもおかしい。

「不要なアイキャッチャー性加害・虐待に影響」?

増田議員は大きな胸が揺れると不要なアイキャッチャーであると発言。

さらには警察の役割として性加害・虐待の防止を挙げた上で、それに悪影響があると発言しているのが分かります。

しかし、これって胸の大きな女性に対する偏見を助長しませんか?

学校などで巨乳の女の子がからかわれるということがありますが、増田議員の発言は、そうした展開を生み出す方向にしか作用しないでしょう。

(※というか、そもそも戸定梨香の胸がそんなに揺れてますか?)

「判断力が発達してない子ども」「多様性に配慮」の謎

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

 公的機関はその自治体に住む人の福祉向上のために働く機関です。だれにとってもよりよい社会を形成するために努力し、多様性に配慮するのは言うまでもありません。ましてや警察は性加害、虐待を取り締まっているのですから、今回の動画についても慎重になって当然です。そして今回の一番大きなポイントは交通安全動画が子どもを対象にしているということです。どの年齢だからいいというわけではないですけれども、特に影響が受けやすく判断力が十分に発達しているとは言えない段階にある男の子たち、女の子たちがこの動画を見たときにどう映るかを私たち大人はもっと注意を払うべきではないでしょうか。

「判断力が十分に発達しているとは言えない段階の子供」が「この動画」を見たときにどう映るか?

「かわいい」とかじゃないですかね。

何か悪影響があるっていうデータってあるんですか?

NHK “ミニスカート姿” 女性Vチューバー動画の波紋 2021年10月4日 18時25分

若い世代はどう見た?
そもそもの動画のターゲットだった若い世代の10代~30代の男女20人にJR新松戸駅前で動画を見てもらいました。

「女の子が男性目線で描かれている気がして違和感がある。もう少しスカートを長くした方が良いと思う」(女子高校生)

「かわいいと思った。アニメのプリキュアに似た服装だ」(女子高校生)

「露出の多いキャラクターがいても それは作品の世界観だ」(男子高校生)

「胸やパンツが見えそうなキャラクターは問題だと思うが、これはそこまでではない」(30代女性)
結局、20人に取材したうち、一番上のコメントにある「女子高校生」以外の19人が「問題ない」と答えました。

戸定梨香の活動する地元である松戸駅での簡易的な調査結果としては、若い世代からはとても好意的な結果に。

VTuber「戸定梨香」に関するインターネット調査(全文無料・ローデータ有料)|すもも|note

さらに、こちらのアンケート調査結果を見ると、やはり動画のターゲット層である若年層から支持されているのが分かります

キャラ自体は嫌い側の方が多い傾向ですが、警察での交通安全PR動画に採用されること自体は肯定的なものが多いです。

逆に高年齢層だと反感を持つ人の方が多いようです。

なお、このデータの読み方のよくある勘違いについては以下の指摘が分かりやすい。

Vtuberが見られて「女性は性的にみられてると抵抗感」?

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

増田・共同代表 今回の問題にした動画を見てもなんとも感じない人はたくさんいると思います。日本ではついこの間までコンビニ等で成人向けの雑誌が子ども目線の高さで当たり前に陳列されていましたし、10代の女の子のアイドルたちが露出の多い衣装で踊りながら歌っている光景も日常的に目にしています。あまりにも普通にそれらを目にしてきたので、慣れてしまっているのではないかと思います。
 一方で、この動画を見て、もやもやした違和感や嫌悪感を持つ人もいます。女性はこんなふうに性的に見られていると強い抵抗感を持つのです。性被害やセクハラ被害の経験を持つ人にとってはなおさらでしょう。アニメ系の女性を見ると、体つきは大人の女性のようなのに、話し方が妙に子どもじみている。そんなのがとても多いと感じます。本当にこの国の若い女性は、皆さんの目にそんなふうに映っていますか

??????

Vtuber戸定梨香の姿態が見られることで自分が性的にみられていると抵抗感を持つ?

何らかの特殊な共感覚みたいなものをお持ちなんだろうとしか…

それは特殊なのであって、一般化してはいけないでしょう。

現実と空想世界の区別がついていない?増田議員の心が心配

それから「アニメ系の女性を見ると…この国の若い女性は皆さんの目にそう映ってるの?」という部分は、恐怖を覚えました。

現実と空想世界の区別がついていない

写実的な描写しか文化芸術には許されない・劇画しか許されないという思想?

これは要するに凡そすべてのマンガアニメを廃止する考えですよね?

増田議員の精神状態が心配になります。

声優業・俳優業に対しても排他的な思想の曝露をする増田議員

さらに言えば、増田議員は「話し方」にも文句を言っています。

これは声優業や俳優業に対しても排他的な思想ですよね。

テレビドラマや舞台演劇の際の会話や発話は、現実社会でやったら怒られる(笑)ような強調・演出が入っているじゃないですか?

フェミ議連の他のメンバーは、何で彼女の発言を制止し・撤回させないの?

男女共同参画委員会の公的広報の手引きを誤用:基準ではない

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

<質疑応答>
Q 公的機関はどのような点に気をつけたらいいと考えるか。
A 基準は非常に難しい内閣府は公的広報の手引で「女性をむやみにアイキャッチャーにしていませんか」「内容と無関係に女性の水着姿や、体の一部などを使うと性的側面を強調していると受け取られるおそれがあります」としている。つまり、広報の目的は何で、おへそを出したり、胸を揺らす表現が、その広報に必要なのかをまずきっちとみることが重要だ。

フェミ議連は内閣府が平成15年発行の【男女共同参画の視点からの公的広報の手引き】(リンク先は宇都宮市)を引いてその広報に必要か否かを判断しろ、と迫っています。

これは男女共同参画委員会の公的広報の手引きを誤用しています。

公的広報の手引きの性質について藤末健三議員が「規範的な禁止・推奨事項ではなく、留意点ををまとめたもの」という言質を引き出しています。

私も直接電話をしており、同様の話をされているのと、表現の選択肢を示しているものである、という説明を受けました。

さらには、当該手引きの後継的なものは作成されておらず、現在は内閣府としても案内をしておらず、地方自治体が資料のリンクを貼っているに過ぎないということも確認。

ただし、「内容自体が無効」だとか「政府の立場ではない」というのも異なります。

公的広報の手引きに示された内容は、現在でもそれなりに通用する面があるということ、それは私も同様に思います。

その上で、戸定梨香の交通安全PR動画は「内容と無関係に~」や「性的側面を強調している」要素は無い、ということを以下で整理しています。

「その表現は広報目的上必要か」という判断基準は大体不必要に

フェミ議連は、「広報の目的は何で、おへそを出したり、胸を揺らす表現が、その広報に必要なのかをまずきっちとみることが重要だ。」としています。

まぁ、一応の検討過程としては、そういう考え方をしても良いでしょう。

しかし、表現を排除するための「基準」として作用させるとおかしなことになります。

当時日本代表サッカー選手の前園真聖選手を広告塔に使ったポスター

前園真聖、いじめ、カッコ悪いの広告ポスター

このポスター、いじめ防止の目的のために前園選手は必要ですか?

むしろ前園選手のような風貌の人物はいじめる側に多いのであってそういう風貌の人物に言わせることは言葉が上滑りしてませんか?フェアプレー賞を受賞した選手にやらせるべきではないですか?

…という冗談を書きましたが、「必要か否か」を基準にするという事はこういうこと。

「必要か否か」で「表現を排除する基準」にした場合、全てが「必要」ではなくなる。

相応しいか」「適切か」ならまだ分かりますよ。

でも、フェミ議連は「必要か」と言ったんですからね。

また、「おへそを出したり」というのは、Vtuber戸定梨香の基本的なキャラクターデザインであるから、そうなるのは必然でした。

ところで…

神奈川県警の交通安全PR動画にチアリーディングチームの一員が。

これもへそ出しですが、「性的対象化」「女性への偏見を助長」なんでしょうか?

さらに、「胸を揺らす表現」というのは殊更にそれを狙ったものではなく、VtuberがWEBカメラを使ったモーションキャプチャーでキャラクターの動きを表現しているという点を無視しているでしょう。
(何度も言うが、決して「大きく揺れ」ている事実は無いし、単に揺れているだけなら問題無いし、そう言う方が胸のおおきい女性への偏見を助長する)

「Vtuber戸定梨香の活動については何も言っていない」と逃げる

Vチューバーの県警動画削除 フェミニスト議連「ミニスカ、大きな胸の揺れ、交通安全動画に本当に必要か」:東京新聞 TOKYO Web

Q なぜ脅迫が起きていると考えるか。SNSなどネット上の意見とずれがないか。
A Vチューバーを否定するものではないし、表現の自由の侵害にはまったく当たらない。フェミ議連と警察の対決でもない。削除を要求したが、判断するのは警察。けんかをしたいわけではなく、よりよい社会にしたい。
Q Vチューバーの戸定梨香さんをについては、警察が採用したことが問題なのか。
A いまも活動する戸定梨香さんがVチューバーとして活動していることについて、私たちは何もいっていない。警察が子ども向けの交通安全動画に採用したことを問うている。表現の自由うんぬんの問題ではないと思っている。

フェミ議連は「Vtuber戸定梨香の活動については何も言っていない」と逃げてます。

嘘つけよ。

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全ての発端となったフェミ議連の千葉県警らへの公開質問状。

「本動画は、女児を性的な対象として描いており、女性の定型化された役割に基づく偏見及び慣習を助長しています」とあるじゃないですか。

「警察が採用することの是非」を問う【前提】として動画内容の判断をしています。

さらに言えば、交通安全PR動画の内容や「ばけごろう」と戸定梨香の振る舞いをみれば、「性的な対象」「女性の定型化された役割」をフェミ議連がどこに見出しているかといえば、Vtuber戸定梨香のキャラクターの姿そのものを指している以外に考えられないものです。

もしも「Vtuber戸定梨香の存在・活動を非難する趣旨ではない」のであれば、そう言えばよかったのです。ならばこの記者会見をする意味はあったし、その後は「警察が採用することの是非」の話に絞れたのですから。

しかし「そんなことは一言も言っていない」と捏造するのは止めていただきたい。

従前の主張を繰り返し公開質問状・板倉節子社長から逃げた会見

今回の記者会見もどきは、フェミ議連の従前の主張と同じ内容を繰り返しただけです。

県警宛ての公開質問状以外にフェミ議連としての声明を出したのは、県警や松戸市教育委員会らが回答文を公表した後の以下の文だけです。

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しかし、戸定梨香所属のVASE運営会社である"Art Stone Entertainment"とその社長である板倉節子氏、オタク議連のおぎの稔大田区議会議員らによるフェミ議連に対する話し合いのアプローチを完全に無視しています。

フェミ議連は警察に認識を問うただけだからVtuberや運営会社は関係ないと言い張っているが、前項で述べたように不可避的に関係してくるのでその理屈は通りません。

その上、9月24日に設定していたチェンジオルグで行われた抗議署名上の公開質問状(おぎの議員がメール送付済み)についても全く触れていません。
(署名数は現時点で6万7,000筆以上)

公開質問状については10月初旬に書面で郵送をしたようですが、民法の契約の意思表示の規定がメール送信を念頭に改正された現在、メールか書面かは関係無いでしょう。

おぎの議員のメールアドレスは公開されており、本物であるということは明らかです。

本当に、いったい何のための記者会見だったんでしょうか?

千葉県も被害が出てる関東の震度5弱強の地震があった直後に記者会見を開催する「必要は本当にあったんでしょうか」?ってね。

「脅迫と抗議のメール500~600通」と混同して報道する東京新聞

Vチューバーの県警動画削除、フェミニスト議連に殺害予告「戸締まり気をつけろよ」:東京新聞 TOKYO Web

共同代表らを殺害予告するメールが届いていることを明らかにした。警察に被害届を提出した。脅迫や抗議のメールが500~600通届いているといい、「怖い人がきたらどうしよう、何か攻撃されたらどうしようという気持ちが働く」と訴えた。
 議連の共同代表、増田薫・松戸市議によると、議員の住所や殺害予告の具体的な時間を指定し、「めった刺しにしてやる」「戸締まりに気を付けておけ」などと書かれたメールが届いたという。警察は被害届を受理し、警官が警護し、調査しているという。
 また議連のメンバーにも、所属する議会や市役所に「この議員はひどいことをしている」といった中傷などが届き、10数件は把握しているという。

フェミ議連や所属議員・メンバーらに対する誹謗中傷、脅迫があるようです。

これは許されません。

しかし、「脅迫と抗議のメール500~600通」と混同して報道する東京新聞。

抗議のメールはどれくらいで、その中身はいったいどういうものだったんでしょうか?

そこを報じずに脅迫と混ぜて抗議自体が不当なものであるという印象を持たせようとしているのは、あいちトリエンナーレ2019の際の大村知事・愛知県の態度と似ています。

オバタリバンフェミニスト議員連盟の記者会見の疑問・問題点まとめ

  • なぜか東京新聞のみが報じている(都合よいメディアにだけ公開)
  • 従前の主張と同じ内容を記者会見する意味が不明
  • Vtuber戸定梨香の活動については何も言っていない、と逃げる
  • 当事者の抗議や公開質問状を全く無視している
  • 公的広報の手引きの使い方を誤用している
  • その表現は広報目的上必要かという基準を設ける愚
  • 脅迫と抗議を混同させて報じる東京新聞の印象操作的記事
  • 増田議員の発言は胸の大きい女性への偏見を助長する
  • 増田議員の主張はおよそすべてのアニメ・マンガ的表現のみならず声優・俳優業すら廃止させる思想
  • 子どもがみたらどう思うか?という主観的な主張、しかも客観データで否定されている

あらゆる表現を許さず、自分らの主観に合わせろと強引な手段に出るフェミニスト議連は、【オバタリバン】と呼ぶのが相応しいでしょう。

フェミニストは男性でも名乗れるのになんで世話人には男性が居ないという多様性の無さを披露してるんでしょうか?(顧問には男性が居るが)

※ツッコミが追い付かなかったため一旦UPして随時更新してきましたが、一通り追記し終えました。大きな追記があるとすれば論点を落としていることを教えていただいた場合になります。

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