事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

読売テレビ「立花孝志が自宅前で演説」⇒読売テレビがライブ配信した会見で奥谷委員長本人が自宅兼事務所と発言

隠蔽してるから信用を無くすんだよ

読売テレビ「立花孝志が自宅前で演説」⇒自宅兼事務所

記事魚拓

読売テレビが兵庫県議会の百条委員会(文書問題調査特別委員会)の委員長を務める奥谷謙一県議らの会見にて、奥谷氏が立花孝志氏が奥谷氏の自宅前で演説したことについて誹謗中傷と訴えたと報じています。

しかし、これは「自宅兼事務所」とう情報を落とした報道で、恣意的なものです。

読売テレビニュース自身の奥谷委員長会見で本人が自宅兼事務所と発言

読売テレビニュース自身がライブ配信した百条委員会の奥谷委員長らの会見動画にて、奥谷氏本人が「自宅兼事務所」と発言しているのが確認できます(1時間1分辺り)。

選挙中の候補者による選挙運動の規制が為されていないことを利用した行為

立花氏の行為は、選挙中の候補者による選挙運動の規制が為されていないことを利用したものであり、その手法の是非が問われています。

他方で、何らかの法規に反しているのか?というと一筋縄ではいきそうにありません。

兵庫県の「拡声機による暴騒音の規制に関する条例」では「公職選挙法(昭和25年法律第100号)の定めるところにより選挙運動又は選挙における政治活動のためにする拡声機の使用」が適用除外となっています。

同様の条例は全国の自治体であり、このような除外規定が必ずあります。

また、兵庫県の「公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例」の10条の2では、嫌がらせ行為の禁止等が定められている所、住居、勤務先などの住居等の付近において見張りをし又は住居等に押し掛けること、面会その他の義務のないことを行うことを要求すること、などが禁止されています。

ただし、「身体の安全、住居等の平穏若しくは名誉が害され、又は行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法により行われる場合に限る」とされており、立花氏の自宅兼事務所前での演説が多数回行われたという事実もなく、動画配信されている実施態様も、住居等の平穏が害されたり行動の自由が著しく害される不安を覚えさせるような方法と言えるかはかなり難しいのではないかと思われます。

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