事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

高市大臣「礒崎さんの名前は今年3月に初めて聞いた」に「嘘だ」などの切り取り偏向報道⇒「放送法解釈に関して名前が出てること」

切り取り偏向報道です

「礒崎さんの名前は今年3月に初めて聞いた」ANNやスマフラが報道

ANNニュースが高市大臣の答弁について「礒崎さんの名前は今年3月になって初めて聞きました」という答弁を殊更に取り上げ、「どういう意味なのでしょう?」「高市大臣と磯崎元補佐官は、同じ自民党、さらには元々は同じ派閥に居た間柄です」として過去の自民党会合で高市氏が礒崎氏の名前を出して講演する動画を流し、「放送行政に興味があった、ということなのでしょうか?」などとするVTRを放送。

それをベースにSmart FLASHが記事にして「発言の矛盾」「明らかな嘘をついてしまった」などとする記事を出しています。

高市早苗氏「礒崎さん知らない」発言の矛盾露呈で猛批判殺到「知らなかったら逆に問題」「大嘘つき」投稿日:2023.03.11 17:39FLASH編集部yahoo魚拓

「旧知の仲だったじゃないか!嘘つき!矛盾!」切り取りと偏向報道

「旧知の仲だったじゃないか!嘘つき!」と言っている者や、そういう疑念を想起させる映像や記事を出しているところは全て、「切り取り」或いは「偏向報道」と言ってよいです。

小西洋之議員による放送法解釈に関する総務省文書について高市大臣が答弁をしたのは複数日ありますが、例えば最初の質疑があった3月3日の答弁ではこう答えていました。

で、もしもその5月の質問に対して、どういう答えぶりをするかっていうことでしたら2月にそのようなレクを受けるはずもございません。だからちょっと私これ時系列的にも変ですし書かれていることも私の言葉遣いとまったく違いますし、あと礒崎さんがどうのこうのと書かれていますけれども、礒崎さんが何の担当の補佐官だったか覚えていませんけれども、礒崎さんから私に話があったことすらありません

本当に高市大臣答弁の意味が「礒崎という総理補佐官の名前を初めて聴いた」という字面通りの意味=「生涯で初めて聞いた」という意味なら、こうはなりません。

これだけでも、少なくとも「礒崎という総理補佐官が居たこと」は認識していたということが明らかです。この騒動を追っているメディアの側が知りませんは通用しない。

確かに、3月8日の参議院予算委員会では以下の答弁をしていました。

高市国務大臣 2月13日大臣レク結果政治的公平についてというところですが、礒崎元総理補佐官と総務省事務方とのやり取りという内容でございます。私が礒崎補佐官について、その名前若しくは放送行政に興味をお持ちだということを知ったのは今年の3月になってからでございます。ですからこのようなレクを受けたはずもございません。

また、3月9日の参議院内閣委員会でも同様の発言がありました。

礒崎補佐官が放送法に興味をお持ちだったり、放送の現課とやり取りがあったと言うようなことについてはですね、私は全く知りませんでした。今年、3月1日ぐらいにこの小西議員がですね、この資料を記者さんたちに配布されたと言うことで私にも通告がまいりました。そのときに初めて礒崎さんの名前を知りました。ですからこのレクそのものも、とても内容がおかしいと思っております。

が、ここまでの話の中で「放送法の解釈に関して礒崎氏の名前が登場していること」について「初めて認識した」という意味だということは明らかです。

高市大臣と礒崎氏の間柄は当然の前提としている中で発言しているわけで、「前置きが無いから」と言って誤解を招いた責任を高市氏に擦り付けるのはあまりにも不合理でしょう。

上掲メディアは初見の人間を騙そうとして報道しているという以外に有り得ません。

高市大臣「日本語が乱れました・放送法解釈に関して礒崎補佐官の名前が出てること」

高市大臣は11日に上掲ツイートをして「日本語が乱れました」「放送法解釈に関して礒崎氏の名前が出ているのを知ったのが今月という意味」と明言しました。

何も事情を知らない一般人からしたら悪い方向に理解されかねない発言であったと言えるでしょう。

本件についてはあらゆる方法でもって印象操作や事実の隠蔽が行われています。

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