事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

田村淳 「日本固有領土の竹島の日、発言したら新番組レギュラー降板」韓国スポンサークレームの件を再度Twitterで言及

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竹島でキャンセルされてきた歴史

田村淳「竹島は国際司法裁判所で解決と言ったら新番組レギュラー降板」

竹島の日として知られる2月22日、タレントの田村淳が竹島について「国際司法裁判所で解決して欲しいと発言したら、新番組のレギュラーを直前で降ろされたことがある」とツイートし、竹島について再度言及しました。

田村氏の現存する竹島に関するツイートとしては2013年のツイート以来初めてです。その間のものを削除しているのかはわかりませんが。

2012年田村淳「韓国大統領へ怒り、竹島は日本固有の領土」

問題とされた2012年のツイートを見ると、「国際司法裁判所での解決」の提案以外に、「竹島は日本古来の領土」「韓国大統領の天皇陛下への配慮のない言葉に、体の奥底からとてつもない怒りがこみ上げてきました」とも言っていました。
※「国際司法裁判所で争うのが1番いいんじゃないの」という文言のツイートは見当たらない。

なお、このツイートに対するリプライ欄(引用リツイート機能は当時は無かった)は、田村氏への賛同のコメントばかりで、否定的なものはごく僅かしかありませんでした。

その後2013年に以下のツイートをして以来、竹島に関するツイートは見当たりません。

韓国スポンサーからクレームが入っていた

田村淳、かつて竹島問題に言及しレギュラー番組を降板させられたと告白 (2014年8月4日掲載) - ライブドアニュース魚拓

1日放送のインターネット報道番組「ニューズオプエド」で、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、自身のTwitterの発言により予定されていた番組出演を降板させられた過去を語った。

ー中略ー

田村によれば、以前、竹島の問題について自身のTwitterアカウントに「国際司法裁判所で争うのが1番いいんじゃないの」と投稿したところ、韓国の人から大きな非難を浴びたというのだ。そして、この投稿の影響で「レギュラー番組が決まっていたのが、一本なくなっちゃったんです」と、番組を降板させられたことを告白した。

降板の理由について田村は「『韓国側のスポンサーがついているから、こんなやつはMCとしては使えない』と言われて」と語った。

2014年にインターネット報道番組「ニューズオプエド」に出演した際に田村氏は「『韓国側のスポンサーがついているから、こんなやつはMCとしては使えない』と言われて」と語っていました。

同様の話は2015年にも他の番組で話していました。

ぼやきくっくり | ロンブー淳のテレビ批判!領土問題でツイッター炎上の裏話も 「カツヤマサヒコSHOW」より

このようにネットニュースやTV番組でも明らかになっている話ですが、ツイッター上でも叩かれていました。

最近の言葉にかこつけて言えば、「キャンセルカルチャー」という言葉が生まれる前から、「キャンセル」は存在していました。

村本大輔との違いは?従前から存在していた「キャンセルカルチャー」

ここで考えるべきは同じく政治的な発言をしている芸人である村本大輔との違いは、いったい何なのか?ということです。ゲストではなく「MC」としての適性の問題なのだろうか?

いずれもコンプライアンスとして問題があるとは言えない政治的な発言をしている点では一緒なのに、なぜ、田村側はその「政治的発言の内容」にまで踏み込まれて韓国側のスポンサーがついてるからとまで言われて降板させられたのか?

なお、田村淳氏は他の局でもレギュラー番組を持っており、そちらで特にキャンセルされたということは無い。また、ここでは政治的発言そのものを忌避して起用を躊躇する番組やスポンサーの話ではない。政治的発言の内容に踏み込んで判断がされた事案ということ。

村本大輔の場合に、政治的発言の内容に踏み込んでまでスポンサーが問題視したので降板、出演辞退の要請があった、という話は聞かない。放送局は日本国のスポンサーばかりであるのに。

以下のような発言は村本だから許されているのだろう。

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