事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

読売新聞「ツイッターデモで1割弱の投稿が全投稿の半数を占め」⇒国会では立憲民主党や共産党が取り上げた大多数

知ってた

読売新聞「ツイッターデモで1割弱の投稿が全投稿の半数を占め」

政治や社会問題に関する主張を一斉に投稿する「ツイッターデモ」について、読売新聞が昨年の注目度順に上位10件を抽出し、分析したところ、参加したアカウントの平均1割弱による投稿が、全投稿の半数を占めていたことがわかった。コロナ禍以降、ツイッターデモは急拡大しているが、一部のアカウントによる主張が増幅されている実態が浮かんだ。

国葬反対「ツイッターデモ」、3・7%の投稿で全体の半数…4219回のアカウントも 2023/01/24 06:52 yomiuri online 1頁目 2頁目  3頁目

最多の14回トレンド入りしたのは安倍晋三・元首相の国葬反対を訴えるデモで、累計64万6296回投稿された。詳しく調べると、参加した9万687件のアカウントのうち、わずか3・7%(3340件)による投稿が全体の半数を占めていた。中には4219回投稿したアカウントもあり、1000回以上のケースも10件あった。

2番目に多い11回のトレンド入りをしたデモは、外国人への生活保護給付に反対するもので、累計35万8790回投稿された。参加した6万9555件のアカウントのうち、6%(4170件)による投稿が全体の半数を占めた。

読売新聞が「ツイッターデモ」に関して珍しくオンライン上の無料記事で3ページにも渡った報告をしています。

「1割弱の投稿が全投稿の半数を占め」というのは分かり切っていた話です。

他のアプリでも一部のヘビーユーザーが機能を使ってる場合はいくらでもあります。

この記事の要点は、「それが政策決定に不用意に影響してはならない」というところにあります。

が、この記事だけでは物足りないので国会議事録を検索してみたら、面白い結果に。

国会では立憲民主党や共産党が取り上げたものが大多数

ツイッターデモに関して、国会ではどう扱われているのか?

「ハッシュタグ デモ」「トレンド入り」で検索してみました。

ハッシュタグ デモ」は61件がヒット。以下、単なる「ハッシュタグ」に関する言及は除きます。「ツイッター上でのデモ」や「具体的な事項についてWEB上の多数の動きがあるとして取り上げている」とわかるものだけ取り上げます

立憲民主党:大西健介、石橋通宏、杉尾秀哉、田島麻衣子、今井雅人、柚木道義(2)、亀井亜紀子、山本和嘉子、福山哲郎(2)、田嶋要、金子恵美、宮川伸、枝野幸男、泉健太、西村智奈美、岡本あき子(2)、大河原雅子(4)、松田功

自由民主党:長島昭久

国民民主党:玉木雄一郎(2)、伊藤孝恵

日本共産党:田村智子、岩渕友・吉良よし子(※文科省公式アカウントの「"教師バトン」に関する質疑)、藤野保史(2)、倉林明子(2)、赤嶺政賢、宮本徹、清水忠史

日本維新の会:岬麻紀(※文科省公式アカウントの「"教師バトン」に関する質疑)

参考人:駒崎弘樹

なお、自由民主党の柿沢未途議員が、地元で自然発生的に飲食店がテイクアウトのサービスとして発信してハッシュタグが用いられ広がっている例を挙げたことや、社民党の福島みずほ議員が任意団体の一万人ウエブアンケートについて語る場面でも使われていたが、これらはいわゆる「ツイッターデモ」ではないでしょう。

トレンド入り」は8件がヒット。上掲の結果と重複するものが多いと思われます。

立憲民主党:大西健介(2)、鎌田さゆり、田島麻衣子、柚木道義、山本和嘉子、杉尾秀哉、初鹿明博

この通り、立憲民主党の議員のみがヒットします。

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