事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

アメリカが共産党員やその関係者の移民を禁止に

アメリカが共産党・独裁政党員とその関係者は特別許可がない限り移民を禁止に

 

アメリカが共産党員やその関係者の移民を禁止にしました。

アメリカ移民局の共産党員禁止ポリシー

Policy Manual | USCIS

October 2, 2020 PA-2020-16
Policy Alert
SUBJECT: Inadmissibility Based on Membership in a Totalitarian Party

In general, unless otherwise exempt, any immigrant who is or has been a member of or affiliated with the Communist or any other totalitarian party (or subdivision or affiliate), domestic or foreign, is inadmissible to the United States. This ground of inadmissibility only applies to aliens seeking immigrant status, such as aliens inside the United States applying to adjust status to that of a lawful permanent resident.

10月2日に公表されたアメリカ移民局のポリシーによれば、原則として特別の許可が無い限り、米国内外において共産党や全体主義政党(その支部も含む)の党員やその関係者である又はそうであった者は、移民受け入れを不許可とすることとなりました。

この不許可理由は、米国内の外国人が合法的な永住者のステータスを得るために申請する場合など、移民ステータスを求める者にのみ適用されます。

日本共産党も対象に

日本共産党も対象になるということです。

ですから、共産党員になった者はアメリカに移住して移民ステータスを得ることは基本的にできなくなりました。

大使館員やビジネス・観光目的で入国することは可能

この書きぶりだと、チャイナの大使館員やビジネス・観光目的での入国は依然として可能であると理解できます。

とはいえ、移民ステータスを得る際に共産党員やその関連組織であるかどうかをチェックするという運用が取られることが明確化されたということはアメリカの国防政策上、非常にインパクトが大きいでしょう。

中国人移民による都市の乗っ取りが無くなるか

アメリカ西海岸の都市などではチャイナタウンができていますが、この政策によってそうした特徴のある都市は消滅していくのではないでしょうか?

以上