事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

消された伊是名夏子「電車を止める」スカイマーク記事の魚拓と内容について

伊是名夏子、電車を止めるスカイマーク記事削除魚拓

なぜ消したし

消された伊是名夏子の「スカイマーク・電車を止める」記事の魚拓

2009年3月27日にUPされた「電車を止める…」というタイトルの記事。

魚拓2:https://archive.is/y0QFw

こちらは現在はなぜか消されています。

おそらく誤解されてる伊是名夏子と鉄道会社の関係

伊是名氏のスカイマーク搭乗から鉄道会社利用までの経緯をざっくりまとめると以下

  • 電動車椅子が預けられるのは最終便だけなので夜10時羽田着の便を予約
  • 羽田空港の滑走路混雑のため那覇からの出発が遅れることに
  • 終電に間に合わない可能性があるもスカイマークから補償は無理と言われる
  • 仕方なく空港近くのホテルを予約
  • 1時間遅れで羽田に到着するとスカイマークから「何とかできそう」と連絡
    ⇒スカイマークからは「私の帰路に使う鉄道会社4社すべてに電話し、終電にのせてほしいと交渉」したと説明された旨が記述
  • ならばとホテルキャンセルして鉄道利用

ネットを見てると「伊是名が鉄道会社に迷惑かけた」という反応がありますが、伊是名氏が諦めていたところでスカイマーク側が交渉した、とあるので、それは違うのではないかと思います。

ただ、スカイマークが鉄道会社に迷惑をかけた、という話なのかはよくわかりません。彼女のブログ中の記述を全部その通りに信用しても良いものか分かりませんし。

他社路線遅延と終電の調整

首都圏で生活していれば【終電が他の鉄道会社の路線の遅延に合わせて遅れて出発する】という状況に遭遇する人もそれなりに居るでしょう。

伊是名氏の「スカイマーク」の件も、「羽田空港の滑走路混雑のため」1時間飛行機が遅れるという状況でしたから、スカイマーク以外にも他の空港会社の便が同じ目に遭っており、その後の時間帯の便も後ろにずれたと思われ、羽田空港に関係する路線の終電時間の調整が行われていた可能性はあるんじゃないかと思います。

ということで、この部分は深入りしません。

感謝の言葉が…

伊是名氏の「スカイマーク」記事は以下の部分が「感謝の言葉がまったく無い」点が批判されています。

駅員に「今回だけです。次からは無理」ときっぱり言われる。
あたしだって嫌だよ、と心の中で叫び、「すみません」と謝る。

そしてどうにか夜中1時すぎに目的地の姉の家に到着。
ふー、寿命が縮まりました。

最終便以外、電動車椅子をのせることが出来ないスカイマークが原因で、保証がないスカイマークが悪いんだけど、かなり安く乗れるから乗っちゃうし。
保証の大切さを痛感したけど、かなり複雑な心境です。
寒さすら感じる余裕がないほど緊張し、ぐったり疲れました。

電動車椅子が載れる便が最終便しかないのはスカイマークが原因かもしれないが、スカイマークの利用を選択したのは伊是名氏ですし、補償が無いこともその選択の結果であり、さらには空港混雑はスカイマークに非は無いわけです。

本人としては「振り回された」感覚なのかもしれませんが、スカイマークの電話口の担当者には一言あればかなり印象は変わったでしょう。

また、鉄道会社の側はどういう話のやりとりがあったのか分かりませんが、鉄道会社の方は完全に利益しか与えていないのですから、感謝の言葉が無いと印象が悪くなってしまうのも仕方ないと思います。

感謝の言葉は障害者・電動車椅子は関係ない

感謝の言葉がどうの、という点は、障害者だからというのは関係ありませんよね?

電動車椅子だからというのも関係ない。

人としての論評をされているにすぎません。

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