事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

新型コロナに罹ったら永久に献血できなくなるという怪しい噂について

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新型コロナに罹ったら永久に献血できなくなるという怪しい噂について。

日本赤十字社:特定の病気に罹った場合には献血拒否されている

献血をご遠慮いただく場合2020年11月22日魚拓

特定の病気にかかったことのある方|献血をご遠慮いただく場合|献血の流れについて|献血する|日本赤十字社

今までに心筋梗塞、狭心症があった方、弁膜症、心筋症、治療を必要とする不整脈のある方、血友病、紫斑病などの出血性素因、再生不良性貧血、白血病、真性多血症等に該当する方、重症貧血にかかったことがある方、ぜんそく症状がある方や時々発作を起こす方、etc…

これら特定の病気に罹ったことのある方は献血拒否対象です。

特定のウイルス感染症の場合、期間設定の上、献血拒否

エイズ、肝炎などのウイルス保有者、またはそれと疑われる方 (2020年11月22日魚拓

エイズウイルス(HIV)やB型肝炎およびC型肝炎ウイルス感染の危険性が高い行為を過去6カ月間に行った者に対しては、献血を拒否しています。

A型肝炎およびE型肝炎については、治癒後6カ月以内の方や、1カ月以内に家族から発症者が出た方は感染の可能性を考え献血を拒否しています。

新型コロナウイルス感染者、濃厚接触者は、現在は一律拒否

新型コロナウイルスと献血拒否

http://www.jrc.or.jp/donation/pdf/covid_19.pdf2020年11月22日魚拓

新型コロナウイルス感染者・濃厚接触者は、現在は一律献血拒否の対象です。

また、新型コロナウイルスを疑う症状等がある者や検査中の者も拒否。

さらに、海外から帰国して4週間以内の者も、新型コロナウイルスの世界的な流行の影響を鑑みて、献血を拒否しています。

COVID19罹患者の献血は永久拒否という方針が決定しているわけではない

新型コロナウイルス罹患経験者がどれくらいで献血可能になるのか・或いは罹患経験者はすべて拒否するべきかの知見が蓄積されていないため、現時点では献血を拒否しているだけで、永久に献血拒否するという方針が決まっているわけではありません。

先述の「特定の病気にかかったことのある方」「特定のウイルス感染症にかかったことのある方」の項目で新型コロナウイルスに関する記述が無いのは、暫定的な方針だからでしょう。

赤十字「可能な限り予約の上での献血を」

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う献血のお願い|トピックス|血液事業|活動内容・実績を知る|日本赤十字社

日本赤十字社の実施している献血受付では、混雑を回避するために予約をお願いしています。WEBサイトからの予約の場合、「献血会員Webサービス ラブラッド」への登録が必要です。

以上