内閣府の国政モニターのサイトが2018年5月2日に突如公開中止となりました。
理由は「役割を終えた」とのことですが、正直、納得がいきません。
魚拓、キャッシュがあるので、掲載します。
全体の意見がどのような雰囲気だったのかをなんとなく見たい方向け。
意見の詳細は基本的に見れませんが、概要からもうかがえると思います。
なお、平成24年度分は詳細も見れます。
それから、国立国会図書館インターネット資料収集保存事業のものは現在でも見れます。ただ、こちらも消される可能性があります。
まだ見れたときに収集した意見は以下参照
平成28年度分
国立国会図書館
http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/11052011/monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/index.html
平成28年3月1日時点のものです。平成28年度分のものは、こちらで見ることができます。こちらまで消されれば仕方ないですね。
ただし、このページからクリックで辿れるページが全て閲覧可能というわけではありません。過去のページは見れないこともあります。
元ページの魚拓
平成27年度分以前
国立国会図書館2017年7月1日時点保存:http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10376261/monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/h27/index.html
こちらで平成27年度分以前のものを全て見ることができるはずです。
国立国会図書館2015年8月1日保存:http://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9480154/monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/iken/index.html
これは念のため。
以下では元ページの魚拓を貼ります。
日韓関係
安全保障
防衛政策
TPP等経済協力関係
北朝鮮問題
平成24年度分の元ページの魚拓
※全体版ではなく、各月分から見ていけば見れます。
元URL:https://monitor.gov-online.go.jp/html/monitor/h24/iken/index.html
上記魚拓URLから見れなければ、元URLをWaybackmachineで入力してください。
なお、平成23年度分はモニターを募集していなかったようです。上記は平成23年3月までです。平成24年度分は、平成24年4月以降のものになります。
「偏り」が途中から生じたのか?
例えばバズフィードでは2016年に1回だけ国政モニターに参加した男性の主観的意見を紹介し、また、2015年1月に特定イデオロギーの者のブログで国政モニター参加の呼びかけがあったことが影響して意見が偏るようになったのではないか、というストーリーが描かれているふしがあります。
参考:www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/monitor-gove3?utm_term=.blMnBrybn#.wpXJrGm5J
そうだろうか?
上記平成24年度分のコメントの一例を画像にしました。クリックすれば拡大。
これヘイトや差別かはともかく、2015年以降(平成27年度以降)の呼びかけが「偏向」の理由というのであれば、2012年度(平成24年度)の時点との意見の差が無い事の説明がつきません。
「ネット右翼の呼びかけで国政モニターの参加者の母集団にそもそも思想の偏りが生じた」というストーリーは、これだけでも破綻していると言えるでしょう。
私は、上記のように「韓国人を全て排除しろ」などの意見には与しませんが、そのように主張する自由は日本人にあると考えています。また、ヘイト規制法によっても何ら制限されていないはずです。
ヘイトスピーチとは?
バズフィードには以下のような説明があります。
特定の国の出身者に対し、「叩き出せ」「帰れ」など、帰国や排除をうながすような文言は、ヘイトスピーチに当たる。これは、2016年のヘイトスピーチ対策法施行後、法務省も明言している。
これは全くの間違いです。
たしかに、法務省は「祖国に帰れ」などの文言がヘイトスピーチにあたると言っていますが、それはあくまでも「典型例」であって、そのような文言を使ったからと言って直ちにヘイトスピーチ規制法の禁止しているヘイトスピーチに当たるなどとは一言も言ってません。
ヘイト規制法にいうヘイトスピーチとは、「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」です。
「本邦外出身者に対する不当な差別的言動」とは、【専ら】本邦の域外にある国若しくは地域の出身である者又はその子孫であって適法に居住するものに対して差別的意識を助長し又は誘発する目的で公然とその生命、身体、自由、名誉若しくは財産に危害を加える旨を告知し又は本邦外出身者を著しく侮蔑するなど、本邦の域外にある国又は地域の出身であることを理由として、本邦外出身者を地域社会から排除することを煽動する不当な差別的言動です。
要するに、単に「外国人だから」「外国出身者だから」「外国人の血を引いてるから」という理由に基づいて「帰れ」と言うならそれはヘイトスピーチですが、例えば違法な行為をした外国人や、迷惑な行為をしている外国人に対してそうした行為を理由に「帰れ」と言うことは至極当然の表現であるということです。
司法はそんな言われているような杓子定規な判断をしません。
もっとも、外国人が違法或いは迷惑な行為をしているからといって、軽軽に「祖国に帰れ」などと言うことは私も与しませんし、軽軽にそのような文言を使っているとなると、ヘイトスピーチと認定される可能性は高いと考えられるので注意しましょう。
まとめ
- 国政モニターは5月2日をもって非公開になった
- 魚拓やキャッシュから国政モニターは閲覧可能なものが一部ある
- ネットの呼びかけで意見が偏ったというのは誤り
- 問題視されている意見のほとんどはヘイトにはあたらない
以上