性自認の扱いに関して無理解を広めかねない毎日新聞をはじめとするメディア。
小林貴虎議員の男性カップル住所公開事案
小林貴虎議員の男性カップル住所公開事案をまとめると
- 男性カップルが小林議員の同性婚に関する見解に不満を持ち、公開質問状を送付
- 小林議員がブログで画像公開した中の一つに、男性カップルの名前と住所の記載がある公開質問状が入っていた封筒があった
- カップルから住所画像公開を止めるよう求めるも小林議員は拒否、カップルは公開質問状の取り下げを宣言
- 4月4日、メディアが報道し、5日にTwitterトレンド入り
- 4月5日午後、小林議員のブログから画像掲載が無くなる
ということで、当人同士の話としてはとりあえずは落ち着いたようです。
しかし、メディア等が悪質な印象操作をしており、それに釣られた認識を持った者が多数出現しています。
参考:公開質問状に対する回答 ※画像掲載が取り消されたので引用します。
よって、令和3年3月15日に送付した公開質問状は取り下げます。Twitter及びFacebookの該当ページを削除し、公開質問状を取り下げた旨三重県庁記者クラブにもお伝えしました。ページ11
— 僕らの移住生活 (@bokuranoijyu) 2021年4月1日
毎日新聞の印象操作と三重県の「アウティング」禁止条例
三重県の男性カップルが県議にブログで住所を公開され、削除を求めても拒否され続けています。しかも県は、都道府県として初めて、性的少数者であることを本人の同意なく暴露する「アウティング」を禁止する条例を施行していました。https://t.co/YRo9TgJMiw
— 毎日新聞 (@mainichi) 2021年4月4日
男性2人は既に同性愛者であることを宣言し、そのような人物としてメディアに登場している者であり、公開質問状もそれ自体に同性カップルたる者としての質問であるということが明記されているため、いわゆる「アウティング」の問題にはなり得ません。
にもかかわらず毎日新聞は三重県の条例を持ち出し悪質な印象操作をしてるわけです。
産経新聞も記事がやや不用意。 共同の配信記事を書いている媒体はすべて条例の存在を記載して何かをほのめかしています。
性的マイノリティに関する無理解を広めかねない言論状況
これらメディアの報道ぶりは、性的マイノリティに関する無理解を広めかねません。
いわゆるアウティングは、【性的少数者であることを本人の同意なく暴露すること】を意味しますが、これでは異なる意味が付加されてしまい、「アウティング」についての正確な理解が阻害されてしまいます。
このような言論状況が性的マイノリティの利益になるのでしょうか?
以上:はてなブックマークをして頂けると助かります。