これは南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館)のHPの写真です。
公式サイトで、1923年の関東大震災の犠牲者の写真が、1937年の「南京大虐殺」(南京事件)の被害者の写真であると捏造されていることが分かりました。
この事実はツイッター上で@hinatanococo氏が指摘したものです。
さらに、過去には新華社通信もこれに加担していました。
これらの点について整理していきます。
※写真の画像は南京大虐殺記念館がこのような捏造をしているという「時事の事件の報道」のために掲載しています。
南京事件については以下参照
- 南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館)
- 関東大震災の犠牲者の写真をすり替えている
- 新華社通信(新華通訊社)もフェイク動画をツイート
- キャプションが日本語としておかしい
- 実は多方面で流用されている関東大震災の犠牲者写真
- まとめ:中国共産党の捏造
南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館)
【日军侵华铁证】一本相册,用光影定格曾经的血泪史!__南京大屠杀纪念馆
南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館)とは、第1次愛国主義教育模範基地に指定されている、いわば中国共産党公認の公的施設です。
中国の「侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館」公式サイトに掲載されている、このページの凄惨な状況の「虐殺」写真4枚とも
— ぎよみどん-hinata (@hinatanococo) December 21, 2018
実際には1923年関東大震災時のものと確認できる。https://t.co/ALdXjuwtWt
ここで人が倒れている写真には「南京で撮影されたものである」旨がホームページで説明されています。魚拓はこちら。
しかし、これらの写真は日本の関東大震災の犠牲者のものです。
関東大震災の犠牲者の写真をすり替えている
GREAT KANTŌ EARTHQUAKE JAPAN - SEPTEMBER 1923.:魚拓はこちら。
Duke Digital Repository (DDR):魚拓はこちら。
上記サイトを見て頂ければ、南京大虐殺記念館のHPに掲載されている画像は関東大震災の写真を使っているということが分かります。
「被服廠の焼死体」で検索をかければ、いくらでもヒットします。
これらの写真の権利関係がわからないので上記サイトの画像はここには載せませんが、いずれにおいても使用されているものであるということが分かります。
新華社通信(新華通訊社)もフェイク動画をツイート
Shocked! 100 more vintage photos of Japanese atrocities in #China during wartime appear in Nanjinghttps://t.co/w1IArVbJXa
— China Xinhua News (@XHNews) May 21, 2016
上記ツイートは2016年のものです。
新華社2016年のツイートだが
— ぎよみどん-hinata (@hinatanococo) April 21, 2018
出ている凄惨な写真どれも 1923年関東大震災だ。 https://t.co/lWf615lPAE
新華社通信が2016年にツイートした中の動画。
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) December 21, 2018
この動画内に出てくる「南京大虐殺の犠牲者の写真」は、関東大震災の写真。
こういう捏造を平気で行っているのが支那共産党。
南京大虐殺記念館のHPでも堂々とすり替えを行っていることが分かった。 pic.twitter.com/SQu0DpEWBE
この動画も「時事の事件の報道」として掲載します。
新華社通信(新華通訊社)とは、中国の国営通信社です。
国策として、関東大震災の日本人犠牲者の画像を「南京大虐殺」の支那人犠牲者の写真であると捏造しているということです。
2016年のタイミングで捏造を指摘して拡散していれば、記念館の公式HPで堂々と掲載されていなかったハズです。
彼らは「これでもバレないのだから大丈夫だろう」とでも思っていたのでしょう。
キャプションが日本語としておかしい
上記画像の黒枠部分のキャプション(説明文)には「南京抵抗の者が処刑された」とあります。白い部分の説明書きはホームページ上の説明文です。
また、ここでは載せませんが南京大虐殺記念館のHPの他の写真には「南京郊外に支那人死体だった」「南京空襲に廃墟と化した」という日本語として破綻しているキャプションがつけられているものがあります。
これは漢字は得意だがひらがなを使い慣れていない、送り仮名をどう行うべきかの知識の無い者が捏造したことを強く推認させる事情でしょう。
実は多方面で流用されている関東大震災の犠牲者写真
実は、関東大震災の写真は、いろんなところでフェイクに用いられています。
関東大震災の写真集と題されるホームページでは、サイト管理人の父親の遺品である関東大震災の写真をウェブ上に公開したところ、フランスの新聞社「ルモンド」や「スタンフォード大学 フーバー研究所」が、「広島原爆の惨状未公開写真」として紹介していたという事件について説明しています。
このフェイクについては中國新聞ヒロシマ平和メディアセンターも報じています。
「広島原爆写真」は誤報 実は関東大震災 米研究者が「未公開」と著書などで発表 | ヒロシマ平和メディアセンター
おそらく、この時代の「大量の犠牲者の写真」として、関東大震災の写真は非常に優れたものであり、ショッキングな内容であることも相俟って多方面に拡散されているのでしょう。
海外の機関は、これらの写真を勘違いして使ってしまったのでしょう。
そのような状況を奇貨として、中国共産党関係の者が「南京事件の被害者」であるとすり替えているのではないでしょうか?
まとめ:中国共産党の捏造
- 南京大虐殺記念館のHPに南京事件の犠牲者として関東大震災の写真が捏造的に使用
- 2016年にも新華社通信が当該写真を含む動画をツイート
- 関東大震災の写真はいろんなところで違う事件の写真として紹介されている
関東大震災は、その事件の説明そのものにフェイクが蔓延っています。
その上、犠牲者の写真が南京事件の犠牲者の写真として使われているというのは、死者を冒涜する行為であり許せません。
以上