やはりネット・SNSの収益化は一定の制限が必要か
ニューズウィークがタイトル詐欺『未知のウイルス「HMPV」』
中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流行の懸念 https://t.co/Zg0zk7TYVX
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) 2025年1月6日
ニューズウィーク日本版が『中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」』とタイトルに書かれた記事を出しましたが、本文では「未知」という言葉は一切使われておらず、煽りの釣りタイトルでした。魚拓1 2 3
他の報道の論調と比べると温度差が分かります。
ヒトメタニューモウイルス(hMPV)は2001年に発見済み
ヒトメタニューモウイルス感染症とは|Meiji Seika ファルマ株式会社
ヒトメタニューモウイルス(hMPV)は2001年に発見済みであり、他のウイルスと比べると比較的最近見つかったものであると言えますが、「10歳までには、ほぼ100%が一度は感染する」と言われています。
最も類似しているのはRSウイルスであると言われていますが、別のウイルスです。*1
10歳までにほぼ100%が一度は感染するようなウイルスで、特に重症化傾向や死亡率が取りざたされていないのであれば、特効薬やワクチンが無いのも当たり前でしょう。
確かに、感染が拡大している地域からの大量の渡航によって負荷がかかるのは日本側ですから、春節の中国人の渡航に注意を払うべきというのはその通りでしょう。
しかし、感染症・医療に関連する情報で人の関心を不誠実に惹きつけようとするニューズウィークのような記事が出てくると、この分野の広告収入等の制限をプラットフォーム事業者に考えて欲しいと思ってしまいます。
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*1:「ニューモウイルス科」としては同じ系統と言えるかもしれないが。