「5月19日、米国務省による日本への渡航中止勧告についてレベル4に上げた」
この意味について理解していない者が多すぎるので整理します。
- 実質的意味が無い改定
- 従前と変わらない日本のレーティング
- 140カ国が日本と同じレーティング
これが結論なので以下はその説明。
蓮舫「レベル4はスリランカと同じ」
日本への渡航中止を勧告。
— 蓮舫🙋♀️@RENHO・立憲民主党 (@renho_sha) 2021年5月24日
『日本の現在の状況を踏まえると完全にワクチン接種を受けた人であっても新型コロナ変異株に感染し、感染を広げるリスクがある』
米疾病対策センターの指摘を受け国務省判断。レベル4はスリランカと同じ渡航警戒。
アメリカから見た日本です。https://t.co/F91PDVhEIX
蓮舫は「レベル4はスリランカと同じ」などと意味不明なツイート。
スリランカを持ち出す意味はいったい何なんでしょうか?
アメリカ含む140カ国が渡航中止勧告のレベル4
COVID-19 Travel Recommendations by Destination | CDC
CDCでは、アメリカ含む140カ国が渡航中止勧告のレベル4にレーティング。
したがって、日本がレベル4になったことについて、殊更に騒ぐ意味がありませんし、ましてや「スリランカ」という特定国と同じであることを強調することは支離滅裂ということです。
そもそも、「今回、日本がレベル4になった」ことには実質的意義はありません。
日本の新型コロナ感染の危険度が上がったという意味ではない
米国務省、渡航中止勧告を世界の8割に拡大へ 「前例ないリスク」 - BBCニュース
米国務省は今回の渡航勧告の改定について、米疾病対策センター(CDC)の勧告との整合性を図るためだとし、「特定の国における現在の衛生状況の再評価を意味するものではない」としている。
アメリカ国務省はCDC勧告に合わせたという事が書かれています。
CDCの勧告は現在のようなレーティングにした2020年8月以降(途中でレベル3が最高だったものがレベル4を最高にして細分化した)、日本が他の数百カ国と同様に最大のリスク国とされていたのはこれまで通りです。
要するに、今回の渡航勧告の改定については、日本を含む国々の新型コロナ感染の危険度が上がったという意味ではないということです。
左派によるアメリカを利用した日本叩きの手法
僕の立場は以下。米国が日本をレベル4に指定しただけで、そのかなり扱い注意の情報に依存して「東京五輪中止だ!」とワイドショー民や左翼の人たちが騒ぐのをみると、『脱GHQ史観の経済学』で書いた、左派のアメリカ利用した日本叩きの手法はまだ生きてるんだなと思います。https://t.co/HnWlVtpq7L https://t.co/Ug3MbK46nu
— 田中秀臣 (@hidetomitanaka) 2021年5月25日
「アメリカがこう言ってるから」
というのを錦の御旗にして日本叩きをするというのが左派の典型的な手法だということが田中秀臣教授によって喝破されています。
外国発表情報の周知すらまともにできないメディアや人間は不要です。
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