「ソウルは3日で占領できる」なんて見出しは「配慮に欠けていた」というレベルではない。国際問題に発展しかねない。週刊ポストが広めたのは「誤解」ではなく、差別と偏見とヘイトスピーチ
— 盛田隆二 (@product1954) September 2, 2019
週刊ポストが「韓国は要らない」特集を謝罪
「誤解を広めかねず、配慮に欠けていた」https://t.co/EAGoLTzafZ
週刊ポストの特集「韓国なんて要らない」において「ソウルは3日で占領できる」と書いてあったことが問題だとする人たちが発生しています。
- 週刊ポスト「韓国は3日で占領できる」が問題だとする人たち
- 週刊ポスト「朝鮮戦争でソウルは3日で陥落」
- 見出しだけで判断する自称出版社校閲部員
- まとめ:なぜ韓国・北朝鮮を批評すると発狂する人が出てくるのか?
週刊ポスト「韓国は3日で占領できる」が問題だとする人たち
盛田隆二氏は「国際問題に発展しかねない」「差別と偏見とヘイトスピーチ」と言っています。
もういちいちツッコむのが面倒なんですが、一応、原文は何て書いてあったのかを確認しましょう。
週刊ポスト「朝鮮戦争でソウルは3日で陥落」
週刊ポストは「朝鮮戦争でソウルは3日で陥落した」と書いてるに過ぎません。
この部分は【GSOMIA破棄なら半島危機へ ソウルが金正恩に占領される悪夢】という「大見出し」の内部の話です。
ですから、GSOMIA破棄によって韓国は北朝鮮軍の動きを察知する能力が減退してしまうことを述べた上で、朝鮮戦争の時を思い浮かべればそれは悪手なのだということを言ってるに過ぎません。
まるで軍事上の戦略論を語ることがすべて悪であるとでも言わんばかりの主張には呆れるしかありません。
しかし!
盛田氏を遥かに超える逸材がいました。
見出しだけで判断する自称出版社校閲部員
ちょっと待った、今「週刊ポスト」を熟読しているのだが、「ソウルは3日で占領できる」この見出しはもうアウトを通り越して一発退場では?? 同業他社だが、吐き気すら覚える。 pic.twitter.com/SKWYFnV1TX
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
え…熟読していてこの認識なの?
「週刊ポスト」が、まさか戦争を助長しているとは知らなかった。
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
あ~あ、これは名誉毀損ものですね。
「週刊ポスト」の件、本文が「北朝鮮が、ソウルは3日で占領できると過去に言っていた」という内容であっても、「韓国は要らない」という特集の文脈の中で引用符もなしに、ソウルは3日で占領できる、と見出しを付けるのは北朝鮮の戦争是認とも取れて不適切以外の何物でもないのでは?
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
どうしてこんなに情緒不安定なんでしょうか?
また、「見出しだけを切り取るな」という意見も見かけたが、見出しが全てなんです。そうでないと、広告というものは何のためにあるのでしょうか?
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
「見出しがすべて」「広告というものは」
ええ…?週刊ポストの誌面の話ですよね?
話が違う方向に行ってるのは冷静な思考ができていない証拠ですね。
週刊ポストの問題、「他でもやってる」または「ずっとやってる」もしくは「SNSも同じような光景だ」などというのは、何のエクスキューズにもならないのです。
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんて通用しません。出版物の差別表現における問題というのは、そんなに生易しいものではないのです。
この人は軍事戦略上の表現を「差別表現」と言うんですね。そうですか。
我々とは遠い世界に旅立たれた人だということが分かります。
私のツイートをもう一度、読んでください。
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 2, 2019
私は「見出し」に大きな問題があると主張しているのです。 https://t.co/VV5lMAyqvi
もう意思疎通ができる気がしません。怖い。
まず、北朝鮮が言ったことならば、百万歩譲って最低限、引用符(カギ括弧やダブルクォーテーションなど)で括るべき。そうしないと「断韓」を主張する週刊ポストが、ソウルは3日で占領『できる』→『すればよい』と北朝鮮と韓国の交戦を容認している見出しとも取れ、人道的に大変問題があるのでは? https://t.co/onx1VgJ3Ev
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 3, 2019
いや、歴史上の事実だから「北朝鮮が言った」とかいうことにはならないのだが…
「日本国紀」のときもそうでしたが、私は、政治的思想など一切関係なく、「私が当該媒体の校閲担当者ならどうするか?」というスタンスでしか話していません。どちらの思想にも与するつもりは毛頭ありません。
— 某出版社校閲部員 (@WiQIHaDU6fPWDK2) September 3, 2019
ああ、そういう人だったんですね、ということが分かるツイート。
例の某出版社校閲部員、「ていうか陸上制圧となったら泥沼だろうよ」とか書いてる引用リツイートをいいねしてるから、これで日本だと勘違いしていないとは流石に言えないわね。 pic.twitter.com/1bEUaj4amH
— sorekaradoushit (@sorekaradoushit) September 3, 2019
まとめ:なぜ韓国・北朝鮮を批評すると発狂する人が出てくるのか?
本当に不思議なことですが、なぜ韓国・北朝鮮で構成される某ペニンシュラについて批評(批判ですらないものも含む)すると発狂する人が発生するのでしょうか?
これ自体一つの現象として興味深いものだと思います。
彼らに共通しているのは、朝鮮半島に対する文言に対しては、何でもない表現を「差別」「ヘイト」「戦争賛美」と結び付けて評価を加えているのに対して、日本に対する表現については「表現の自由である」と主張して容認するということです。
今回の週刊ポストの特集についてはここで取り上げたものとは別の記事が原因で謝罪したようですが、「保育園落ちた日本〇ね」の際には何も言わないどころか賞賛すらしていた人たちが週刊ポストを非難している構図は恐ろしい思いです。
以上