菅官房長官が記者会見で東京新聞記者に「あなたに応える必要は無い」と言ったという報道に関して。
会見を全部聞きましたが、東京新聞記者がいつもより輪をかけて酷かったですね。
菅官房長官が東京新聞記者に対して言った言葉
菅官房長官「あなたに答える必要ない」=東京新聞記者の質問に(時事通信) - Yahoo!ニュース
時事通信が菅官房長官の発言に関しては、必要な事項を全て網羅してます。
菅官房長官は「あなたに応える必要ない」と言う前に、「この場所は質問を受ける場であり、意見を申し入れる場ではない。『会見の場で長官に意見を述べるのは当社の方針ではない』と東京新聞から(官邸側に)回答がある」という指摘をしたとあります。
東京新聞記者=望月衣塑子記者がどういう振る舞いをしたかは書いてません。
「あなたに応える必要はない」は自分のクレームに対する抗議だから
フリーランス記者の安積さんの指摘が大切です。
時事のタイトルはあたかも質問を封じているように読めますが、要するに公の会見の場を自分へのクレームの抗議のために使うなという意味です。
実際にはどうだったのかを見てみましょう。
実際の望月衣塑子記者のクレーム
〇望月 官邸の東京新聞への抗議文の関係です。長官、午前、抗議は事実と違う発言をした社のみとのことでしたけども、この抗議文には主観に基づく客観性、中立性を欠く個人的見解など、質問や表現の自由にまで及ぶものが多数ありました。わが社以外のメディアにもこのような要請をしたことがあるのか、また今後もこのような抗議文を出しつづけるおつもりなのか。
●菅 まずですね、この場所は質問を受ける場であり、意見を申し入れる場ではありません。ここは明確に行っておきます。会見の場で長官に意見を述べるのは当社の方針でない、東京新聞からそのような回答があります。
〇望月 いまの関連ですけども、抗議文の中には、森友疑惑での省庁間の協議録にかんし、メモがあるか確認していただきたいと述べたことに、会見は長官に要望できる場かと、講義がよせられましたが、会見は政府のためでもメディアのためでもなく、やはり国民の知る権利に応えるためにあるものと思いますが、長官はですね、今のご発言を踏まえても、この会見はいったい何のための場だと思ってらっしゃるでしょうか。
●菅 あなたに応える必要はありません。
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いやぁ、一度「会見の場で意見を述べるな」という趣旨の指摘をしてるのに、再度同じ行動をしてるんですよ。記事からは想像できない斜め上の言動ですね。
「この会見はいったい何のための場だと思ってるのか」
少なくとも国民の知る権利に資さない個人的な思い込みに基づいてクレームを入れる場ではないですね。
内閣官房長官記者会見を主催する記者クラブは何とかして
内閣官房長官記者会見は、内閣がやると言って行っているわけでも、義務として行っているわけでもありません。内閣記者クラブという民間団体が主催してるものに対して行われているサービスです。
マナー違反の当該記者を排除しないのは、記者クラブも、東京新聞も、菅官房長官に嫌がらせをしてるのでしょうか?
いや、記者会見を見ている私たち国民に対する嫌がらせでしょうか?
以上