事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

徳永エリ議員「朝鮮学校が補正予算の対象外、安倍政権の政策は人種差別」

6月8日の参議院本会議において、徳永エリ議員が「朝鮮学校を補正予算の対象にするように」と発言していました。

徳永エリ議員「朝鮮学校が補正予算の対象外、安倍総理は人種差別」

徳永エリ議員が「朝鮮学校が補正予算の対象外、安倍総理は人種差別」と言い、またしても差別の問題にすり替えようとしています。

法務省が告示で定める日本語教育機関と朝鮮学校

徳永議員は「日本語教育機関には『学びの継続のための学生支援緊急給付金』が支給されるのに…」と言っていますが、朝鮮学校はこの日本語教育機関に当たらないというだけです。

朝鮮学校と同じ「各種学校」の区分けに属するだけの施設には同じく支給されません。

https://www.mext.go.jp/content/20200520_mxt_gakushi01_000007321_01.pdf

高等学校等就学支援金制度の対象として指定した外国人学校等の一覧:文部科学省

学びの継続のための学生支援緊急給付金:法務省が告示で定める日本語教育機関

上記二つのリンクを比べれば、各種学校で「学生支援緊急給付金」が支給されていないところはいくつもあるということが分かるでしょう。

各種学校は、学習塾なども含まれる分類です。

徳永エリ議員のFacebookでも「安倍政権の政策は差別」

徳永エリ議員、朝鮮学校を補正予算の対象に、安倍総理は人種差別

https://www.facebook.com/eri.tokunaga.79/posts/1926915737443564

徳永 エリ - 第二次補正予算、困窮学生等に対する支援、芸術文化・スポーツ活動への緊急総合支援。しかし、自立して生活を... | Facebook魚拓

徳永エリ議員の主張は5月30日のFacebookでも見ることができます。

さいたま市のマスク配布方針への難癖を思い出す

さいたま市のマスク配布方針と新型コロナウイルス対策会議:準看護学校も対象外

「朝鮮学校だけが差別されている!」と騒ぎ立てたのは、さいたま市の施設に対するマスク配布方針が思い出されます。

リソースに制約がある中で児童に対する政策の優先順位をつけていったら対象外になっただけであり、准看護学校も配布対象外になっている中で、朝鮮学校(幼稚部と初級部が併設されている)が対象外になることは、「不適切」かもしれませんが、「差別」の問題ではないでしょう。

朝鮮学校と「各種学校」の区分けの関係

朝鮮学校無償化訴訟・大阪高裁判決:教育の自由と各種学校?

誤解がありますが、朝鮮学校が無償化対象外となったのは各種学校だからではありません。各種学校の分類であっても補助金が支給されている学校はあるからです。

そうではなく、朝鮮学校は北朝鮮政府の影響下にある【朝鮮総連】の不当な支配を受けているから対象外になっているのです。要するに反社会的組織との繋がりを絶てよ、といっているだけです。

子どもらは日本の普通学校に通うことは何ら禁止されていないのですから、学ぶ権利の侵害などというものは存在しませんし、「民族教育を受ける権利」などというものはおよそ存在しません。妄想によって朝鮮総連側が特権を作り出そうとしているだけです。

「差別」「ヘイト」の主張は既得権・特権の創設の隠れ蓑

残念ながら、「差別」「ヘイト」の主張は既得権・特権の創設の隠れ蓑としれ利用されていることが非常に多いと言わざるを得ません。

北朝鮮・韓国関係ではその割合が跳ね上がります。

法的に誤った主張であるという事実認識が広まるべきです。

以上