事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

東トルキスタン:世界が認めたウイグル民族らの中国共産党による強制収容・虐殺

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東トルキスタンの民族(日本で認識されている代表的な民族がウイグル人)が支那共産党政府によって強制収容・虐殺・洗脳・民族浄化されている事実について、ホワイトハウスに10万人の署名が集まり有効に提出されました。

日本では「ウイグル人問題」として認識が広まっていますが、ここで改めてどういう問題なのか、世界はどのように認識しているのかを整理します。

国連がウイグル民族の強制収容を非難

魚拓:http://archive.is/MgPu0

中国政府が新疆ウイグル自治区でウイグル人を約100万人、テロ取り締まりを「口実」に拘束していると、国連は懸念を強めている。

国連人種差別撤廃委員会は8月末、最大100万人のウイグル人住民が刑事手続きのないまま、「再教育」を目的とした強制収容所に入れられているという指摘を報告した。

2018年の8月末ですね。

産経新聞も報じています。「中国、ウイグル族100万人を強制収容」国連会合で米人権活動家ら指摘 - 産経ニュース

この報告の元となった報告書はまだ見つけていませんが【日本ウイグル協会】に本件に関するレポートが公開されています。

日本ウイグル協会:中国のウイグル人への弾圧状況についてレポート

東トルキスタン:ウイグル虐殺強制収容


レポートのPDFはこちらからもダウンロードできます。

レポートの内容は支那共産党の行為に関する以下のような内容です。

  1. 強制収容所運用の実態(拷問、洗脳、疫病蔓延、人体実験)
  2. ウイグル人の臓器空輸、DNA情報の詐取
    ※臓器空輸の点は疑義が示されているが果たして
  3. ウイグル人の監視(監視カメラ、GPS設置、政治的信頼度点数表)
  4. ウイグル言語の破壊(ウイグル語教育全面禁止、中国語教育の強制)
  5. ウイグル文化・宗教の破壊(民族衣装の切り裂き、民族教育の否定、支那人との強制結婚)

とにかく詳細に凄まじい内容が書かれています。

欧州議会でも中国のウイグル人らの大量強制収容が言及

魚拓:https://web.archive.org/web/20181010003400/https://eeas.europa.eu/headquarters/headquarters-homepage_en/51670/Speech%20on%20behalf%20of%20the%20High%20Representative/Vice-President%20Federica%20Mogherini%20at%20the%20European%20Parliament%20urgency%20debate%20on%20%22Mass%20arbitrary%20detention%20of%20Uyghurs%20and%20Kazakhs%20in%20the%20Xinjiang%20Uyghur%20Autonomous%20Region%22

演説動画:EC Audiovisual Service - Video

本件を世界ウイグル会議のアカウントが引用しています。

非難している内容は限定的ですが、概要は以下のようなものです。

「チャイナはウイグル人や他の少数民族を政治的「再教育キャンプ」と称して大量に拘禁している」

こちらはニュースにもなっています。

欧州議会、ウイグル人とカザフ人に対する大規模拘束を批判する緊急決議案を可決|ニフティニュース

魚拓:http://archive.is/zDUYW

同時期にペンス副大統領もハドソン研究所でのスピーチで言及しています。

ペンス副大統領による中国共産党のウイグル人強制収容

上記は支那共産党政府による工作に関する部分についてだけ雑駁な和訳をしています。

元記事:Events - Vice President Mike Pence's Remarks on the Administration's Policy Towards China - October - 2018 - Hudson Institute魚拓:http://archive.is/CW0qx

トゥールムハメット氏のウイグルに関する状況説明

2018年9月14日のDHCテレビ虎ノ門ニュースにおいて、トゥールムハメット氏が登場してウイグルの状況を語っています。

東トルキスタンに関するホワイトハウスへの署名

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https://petitions.whitehouse.gov/petition/condemn-chinas-concentration-camps-and-prevent-21st-century-holocaust-east-turkistan-0

署名ページ魚拓:http://archive.is/jZJ98

 署名の英文和訳は以下です。

市民権および政治的権利に関する国際規約に基づき保証されている東トルキスタン(いわゆる「新疆」[新界])のウイグル、カザフ、キルギス、ウズベク、タタールの民族の権利が侵害されています。国連人種差別撤廃委員会は、支那(中国)が反テロリズムや政治再教育のためと称する強制収容所に300万人以上の人々を不当に拘留しているという証拠があることを確認しました。

我々はあなたがたがそのような抑圧を非難し、グローバルマグニツキー法の定めるところにより貿易上の制裁措置を発動し、DNAシークエンスや監視技術、残虐行為を犯すために使用される兵器その他の武器の輸出を禁止するよう要請します。また、東トルキスタンが他国に占領された地であるという認識のもと、国連に対して圧力をかけ、ジェノサイド条約の適用があることを確認することを要請します。

国連・EU・ペンス副大統領も強制収容所が存在していることは指摘しています。

これをアメリカ議会でも事実認定すれば、条約によって中国に対して更に規制をかけることが可能になるということです。

まとめ:現代の「大量虐殺」

ジャパニズム36に、ラビア・カーディル世界ウイグル会議総裁との会話を寄稿! : 仙台にパンダはいらない!:仙台にパンダはいらない仙台市民と宮城県民の会

日本ウイグル協会がまとめたレポートに記載されている内容の全てが公的機関で事実として扱われているかは未だ未確定です。

しかし、少なくとも100万人の強制収容の事実については世界中で認定されており、失踪者が大多数居ると言うことは相当数の者が死亡していると言え、これは虐殺と言ってもよいでしょう。

しかし、このような事実は本来、大々的に報道されるべき内容であるにもかかわらず、断片的な情報のみ報道されるだけです。「人権派」弁護士らも口を閉ざしています。

 

以上