事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

百田尚樹「和田という男は根性ない、利益の半分よこせと言ってきた」

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原文=元動画は確認したのでしょうか?

百田尚樹「和田憲治は利益の半分よこせと言ってきた」

魚拓

百田尚樹 氏が匿名アカウントの「和田って人も、顔見るだけで吐き気する。気持ち悪い。」というツイートを引用して「和田憲治は利益の半分よこせと言ってきた」とツイート。

和田憲治 氏が本件について反応しています。

確かに、二者間の契約条件について後から全世界に向けて公開するというのは常識的に褒められたものではありません。

「よこせ」のあたりは表現で盛っただけ、と言い得るものでしょうが、「お引き取り願った」というのはもはや虚偽に近く、やさしく言って印象操作ですね。

百田尚樹「和田という男は根性無いか金のことを考えている」

魚拓

また、百田尚樹氏は匿名アカウントが「村西とおる監督や花田編集長がトランプを擁護しても、陰謀論者と言いません。とんだダブスタです。」とするツイートを引用して「和田という男は根性無いか金のことを考えている」ともツイートしていました。

引用元のツイートは動画の切り抜きを添付しているのですが、百田氏は元動画を確認したのでしょうか?

「和田憲治は花田や村西に選挙不正について一言も言えない」?

切り取り動画の元は、【花田紀凱「月刊Hanada」編集長の「週刊誌欠席裁判」】Youtubeチャンネルにて2020/11/24に投稿された【米国の問題は他人事ではありません。"戦略的忍耐"なんて言ってたら尖閣は守れませんよ!|ゲスト:村西とおる監督(@Muranishi_Toru)|花田紀凱[月刊Hanada]編集長の『週刊誌欠席裁判』】というタイトルの動画です。(収録は11月21日)

この動画の前半部分の会話内容をまとめると

  1. 村西氏「バイデンが大統領になったら日本の未来は暗いが、バイデンが大統領になるだろうから、日本も真剣に考えていかないと」
  2. 秋田県・石川県などの学校の避難訓練を強いられてたが、トランプが出て来てから(訪朝を指してると思われる)ミサイルが飛ばなくなった
  3. したがって米国の話だろうが対岸の火事ではなく、言及することに問題は無い
  4. アメリカメディアの報道がバイデン上げ、トランプ下げが酷い
  5. 日本メディアもアメリカメディアの報道を受けているのでおかしい
  6. 選挙結果については検証が必要

これを受けて和田 氏は「バイデンが大統領になる可能性が極めて高いので、その前提で日本は自主防衛を考えていかなければならない」という趣旨の内容を主張しています。

その主張に、花田・村西両氏も耳を傾けているのが分かります。

「選挙結果が不正だ」という確定的認識を前提とした陰謀論ではない

花田氏も村西氏も、2020年11月21日時点の認識として「選挙結果は検証が必要」としている態度でしかなく(ジョージア州も訴訟が進行中の状況)、「選挙結果が不正だ」などという確定的な事実認識を前提とした陰謀論を吐いていたわけではありません。

百田 氏は元動画の確認もしていないようですが、「原文を読め」という有本香 氏の教えを無視してるのは良くないと思います。

有本香、KAZUYAへ「原文を読むのが大事」パウエルの訴訟記録原文を読みましたか?

なお、上記認識は切り取られた動画であっても一般通常人(Reasonable Person)の聞き取り方をすれば読み取れる内容ですが、百田氏はそうは思わなかったようです。

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