朝日新聞が選挙演説の妨害行為を正当化し、警察叩きに腐心しています。
私たち有権者の演説を聞く自由を無視する新聞という「公器」とは何なんでしょうか?
- 朝日新聞「北海道警は見解を変えた」
- 朝日新聞擁護の選挙演説妨害行為は野次ではなく連呼行為
- 選挙運動のための「連呼行為」は公職選挙法で禁止されている
- 同一の内容を繰り返し叫ぶ人って…不審な挙動と言える
- 大津市の安倍首相の街頭演説も朝日新聞が印象操作を開始
- まとめ:なぜ朝日新聞などメディアが聴衆の権利を無視するのか
朝日新聞「北海道警は見解を変えた」
「選挙妨害か確認中」と道警見解変える ヤジの市民排除 - 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル
道警は16日の朝日新聞の取材に「トラブル防止と、公職選挙法の『選挙の自由妨害』違反になるおそれがある事案について、警察官が声かけした」と説明していた。しかし17日には、公選法違反については「事実確認中」とした上で、行為の法的な根拠については「個別の法律ではなくトラブル防止のため、現場の警官の判断で動いている」と説明。対応に問題がなかったのかとの質問には「今の時点ではない」と答えた。
北海道警は当初の説明は公職選挙法を根拠としていたが、後に個別の法律ではないと言ったということです。
何やらこのことを捉えて北海道警は法律に基づかない違法な行為を行ったのだということを言う人も居るようですが、この事案については未だ誤解があるようです。
朝日新聞擁護の選挙演説妨害行為は野次ではなく連呼行為
北海道で安倍晋三の演説中、誰かが“肉声”で「安倍やめろ」と言ったら警察が即強制排除。
— 滑稽新聞🐾胸熱れいわ新選組🍀 (@akasakaromantei) July 16, 2019
一方、京都で山本太郎が共産候補の応援演説中、誰かが“拡声器”で妨害したが、警察は“憲法で保障”と擁護した。
この国は改憲を待たずして、相当危ういところに来た。#参院選 #野党共闘pic.twitter.com/8iqLeKO49D
増税反対!増税には反対ですー!※☆▲!増税反対!自民党反対でーす!
増税反対! (ここで排除され始める)
これ以上は※☆▲
増税はんた~い!
安倍ヤメロ~!カエレ~!安倍カエレ~!カエレ~!カエレ~!安倍カエレ~!安倍ヤメロ~!あ~べヤ~メロ~!あ~べヤ~メロ~!
あ~べヤ~メロ~!(この辺りから排除)
あ~べヤ~メロ~!あ~べヤ~メロ~!あ~べヤ~メロ~!
これは「野次」ではありませんね。
野次は演説者の主張の合間に単発で反論の文言を差し挟んだりすることです。
その言及内容が当意即妙である場合には、逆に支持を得られるでしょう。
しかし、本件の場合にはそうではありません。
一般に、同一の内容を繰り返し叫ぶことを「連呼行為」と言います。
選挙運動のための「連呼行為」は公職選挙法で禁止されている
公職選挙法(連呼行為の禁止)
第百四十条の二 何人も、選挙運動のため、連呼行為をすることができない。ただし、演説会場及び街頭演説(演説を含む。)の場所においてする場合並びに午前八時から午後八時までの間に限り、次条の規定により選挙運動のために使用される自動車又は船舶の上においてする場合は、この限りでない。
「選挙運動」の意味は、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」ですから、我々一般人も選挙運動を行う事が想定されています。
そのために、投票日当日のSNSの発信には注意しなければならないのです。
ただ、いわゆる「disり」の類である「落選運動」は「何ら当選目的がなく、単に特定候補者の落選のみを図る行為である場合には、選挙運動には当たらない」ということが、総務省の公職選挙法ガイドラインに示されています。
本件の場合、安倍総理は参議院選挙の応援演説をしていますが、彼自身が出馬しているわけでもなく、他の候補者の当選を目的としたものとは考えられないので、「増税反対」「自民党反対」や「安倍ヤメロ」「安倍カエレ」と連呼することは選挙運動ではないため、公職選挙法で禁止されている連呼行為ではないということになります。
※首長選挙で一騎打ち、というような場合でない限り、単に特定の候補に対する落選運動が選挙運動になることはおよそ考えられない。
ただ、なぜ選挙運動のための連呼行為が一般的に禁止され、自動車等の移動物体に乗車している間はOKになっているのかを考えると、それは…うるさいからでしょう。
同一の内容を繰り返し叫ぶ人って…不審な挙動と言える
街中で同一の内容を繰り返し叫ぶ人って、どういう人だと思うでしょうか。
ちょっとアタマ大丈夫かな?と思うでしょう。
酒飲んでたりクスリやってたり、暴れて周囲の人とトラブルを起こすような人の可能性が高いということを、警察は経験則で察知してるんじゃないでしょうか。
そもそもトラブルを起こすことが目的の人が連呼行為を行っているということが、奇しくも朝日新聞の報道で明らかになっています。
大津市の安倍首相の街頭演説も朝日新聞が印象操作を開始
ヤジ飛ばした男性、警官に囲まれる 大津で首相の演説中 - 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル
大津市のJR大津京駅前で18日、参院選の自民党公認候補の応援演説をしている安倍晋三首相(自民党総裁)にヤジを飛ばす男性を、警備の警察官らが会場後方で囲んで動けなくする場面があった。15日の札幌市のJR札幌駅前でも、首相演説時にヤジを飛ばした市民が排除されたばかりだ。
「安倍政権支持」の空気
安倍首相は18日午後5時過ぎ、JR大津京駅前にとめられた選挙カーの上で応援演説を始めた。男性は、首相の演説開始前からヤジを飛ばしており、5人ほどのスーツ姿の警察官によって、会場端の駅高架下のフェンスに押しやられた。男性はこのときも「安倍辞めろ」などと声を上げ、動こうとしたが囲んだ警察官らに止められている。
>男性は、首相の演説開始前からヤジを飛ばしており、5人ほどのスーツ姿の警察官によって、会場端の駅高架下のフェンスに押しやられた。
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) July 18, 2019
また朝日の印象操作。
野次じゃなくて連呼行為でしょ。演説開始前からなら妨害目的でしょ。https://t.co/SdRYOr6Qgx pic.twitter.com/1toJ8DEMpr
「公職選挙法で禁止されている演説妨害は肉声に対しては適用されない」 などという学者や弁護士がいるようですが、それは選挙演説の趣旨からして常に正しいとは言えないということは前に示しました⇒安倍首相の街頭演説中のヤジを朝日新聞が擁護⇒民主党時代はプラカードだけで排除
しかも演説開始前から「安倍ヤメロ」と叫んでいたとか、尋常ではありません。
最初からトラブルを起こそうとしてるでしょう。
自分の主張を広めたいなら、今ならYoutubeなどいくらでも手段があるでしょう。
まとめ:なぜ朝日新聞などメディアが聴衆の権利を無視するのか
動画では既に引き離した後の場面ですが、雑踏の中で叫んでいたなら、演説を聞こうと集まってきた人の演説内容を知覚する自由が侵害されてしまいます。
野次を入れることは自由ですが、それは演説を聞きに来た人の権利を侵害しない範囲でやってもらいたい。同一内容を連呼することは、主張内容を伝えるという目的ではなく、単に演説の聴取を妨害する目的に出ているとしか思えません。
選挙の候補者の情報を伝える演説・応援演説は、投票判断を左右するものであって、民主主義の根幹をなす重要なものです。それを聞き取る有権者の権利こそ手厚く保障されるべきであり、単なる妨害目的の人間の表現の自由よりも優先されるべきでしょう。
以上