愛知県のHPでトリエンナーレ事務局にかけられた電話音声が公開されました。
ちょっと信じがたい行いです。
追記:やはり不適切だったのか削除されました。
愛知県、「電凸」の音声をYouTubeにUPしてしまう
あいちトリエンナーレ2019に寄せられたご意見等 - 愛知県:魚拓
YouTubeページのリンクが貼ってあります。
「電凸」の定義なんて存在しないのですが、一般的には「不満がある場所に専ら文句を言いうために電話をする」というものでしょうか?
トリエンナーレ検証委員会で「電凸も公開したらいい」
トリエンナーレ検証委員会の中で、「電凸も公開したらいい」と言う意見が出ていました。個人名が出ないように配慮はされています。
しかし、公開された音声って、果たして「電凸」なのでしょうか?
暴言の無い意見の表明に過ぎない電話が含まれている
音声5と音声6を貼ります。
これらの音声の中では「暴言」はなく、単に意見を伝えているだけに過ぎません。
改めて愛知県のHPを見ると「あいちトリエンナーレ2019に寄せられたご意見等」というタイトルになっており、必ずしも「不満がある場所に専ら文句を言うために電話をする」という意味の「電凸」と言われるようなものではないようです。
それとも、音声5,6も「電凸」だと言うのでしょうか?
単なる意見の伝達も「電凸」なのか
トリエンナーレ検証委員会で「電凸も公開したらいい」と言っている中で、何らの説明もなく音声だけをUPしているということは、全てが「電凸」であり、何か「通常の意見表明とは異なる不適切なもの」、という先入観を閲覧者に与えているでしょう。
単なる意見の伝達の紹介をする趣旨であれば、第三回検証委員会においてアンケート結果を載せているのですから、不必要なものです。
こういう事を公的機関がするとは情けないです。
特に音声5は、応対者の対応が相手の意見を否定する文言を多用しており、民間企業のオペレーターとしては基準を満たしていないとされるでしょう。おそらく職員にも了解を取っているのでしょうが、こんな対応を聞かせて損をするのは職員の方です。
むしろ、この動画を公開したことで「愛知県側が事業の体制を整えていなかった」という事実が再認識されるだけでしょう。
これで被害者ぶることが出来ると思ったのでしょうか?
民間の目はそんなに甘くないですよ。
追記:なんと、大村知事は「威力業務妨害」とまで言っていました。
以上