事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

朝日新聞抜井規泰「SDGsを勘違いしてた、脱炭素のために太陽光」⇒「SDGsを理解していない・原子力発電無視か」ツッコミ多発

抜井規泰のツイートSDGs

完全に勘違いし続けている…

 

朝日新聞抜井規泰「SDGsを勘違いしてた、脱炭素のために太陽光」

https://archive.is/JVMum

朝日新聞の抜井規泰記者が「SDGsを勘違いしてた、脱炭素のために太陽光」などとツイート。長文のスレッドを作成し、以下のように発言。

https://archive.is/lv5bX

「SDGsを理解していない・原子力発電無視か」ツッコミ多発

「SDGsを理解していない・原子力発電無視か」などなど、ツッコミが多発。

SDGsについて振り返っていきましょう。

SDGs目標は「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」

SDGs

SDGsの7項目目の目標として「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」とあります。

言葉の順番があるように、「まずエネルギーをみんなに供給して、その上でクリーンに」という建付けになっているのがわかります。

これは詳しく見ていくと明らかになっています。

SDGsクリーンなエネルギー

https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/pdf/SDGs_pamphlet.pdf

SDGsとは? | JAPAN SDGs Action Platform | 外務省

目標7 [エネルギー]
すべての人々の、安価かつ信頼できる
持続可能な近代的なエネルギーへの
アクセスを確保する

①安価であること

②信頼できること

③持続可能であること

④近代的なエネルギー

これらの条件を満たすエネルギーを確保しましょう、と言っています。何が「近代的」なのか意味不明ですが。

別に脱炭素を目指すことがSDGsの本質的目標ではありません。

「脱炭素」でよく言われるのは、目標13 の[気候変動]との関連です。

この【SDGs内でのコンフリクト】について、いったい日本政府や国連はどう考えているのでしょうか?

日本で原子力発電所を停止して太陽光発電を大量設置する愚

戸建てに太陽光発電義務化を 東京都が条例制定目指す、小池知事「ゼロエミッション東京の実現」:東京新聞 TOKYO Web

小池都知事が「戸建てに太陽光発電設備の義務化」などと言い始めましたが、周回遅れ過ぎる。

カリフォルニア州のサンフランシスコとロサンゼルスは、いずれも年間日照時間3000時間を超えます。日本は1800時間程度。東京は1900時間くらい。世界平均が2500時間。
※個人的な予想だが、日照時間の計測は県庁所在地の平野部の日当たりが良い場所で行われるのが多いため、山間部などはもっと少ないと思われる。日本は山間部の住宅が非常に多いので、適所は限られるのではないだろうか。また、平野部でも都市部はビル群による日当たり問題で発電効率を確保できる箇所が限定されるのではないだろうか?

そんなカリフォルニア州ですら新築住宅への太陽光パネル設置義務化がグダグダになってる始末。再エネ偏重の政策が計画停電の原因に。

さらに、サンフランシスコの気候は夏は日本より暑くならず冬も暖かいのですが、太陽光発電パネルの発電効率は暑すぎると低下します。35度近くなる日本の夏は厳しい。

日本は世界有数の豪雪地帯ですから、冬に積雪すれば発電は見込めませんし、地震や台風などの自然災害も多いので、風力発電とあわせて大規模に設置することが向いている地域は極めて限られています。

それ例外に、「IT 関連消費電力」が2050年には数千倍になるという試算もあり、温暖化が進めば夏季の電力量も増えるため、総需要が増えることにも対応しなければならない。

こうしたことからは原子力発電をベース電力として電源構成を考えるのが当然なのだが、朝日新聞の抜井規泰記者は原子力発電にまったく触れていない。

SDGsの理念に立ち戻ると、①安価である必要があるなら、再エネ賦課金はおかしいし、②信頼できる必要があるなら、ベース電源として機能するかを論じるべきで、③持続可能である必要があるならわが日本国における持続可能性を語るべき。

結局、「ウヨ」に対する反論、最底辺のレベルを相手にしたドヤりでしかない。

SDGsが大切?ならば原子力発電所を稼働させよう。

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