「関空入りした新型肺炎患者が逃げ、USJと京都へ」といった誤情報がSNS上で拡散しています。感染症はデマが広がりやすいので注意が必要です。関空で取材を続ける鶴見記者の記事。#新型肺炎 #新型コロナウイルスhttps://t.co/94c2AEguXt
— 毎日新聞大阪社会部 (@oshakaibu) 2020年1月24日
「新型肺炎患者が関空から逃げUSJと京都へ」というデマの発信源のまとめ。
偽計業務妨害罪で逮捕されたくなければ、これらの情報をシェアした人は取り消すべきです。
1:weiboで「新型肺炎患者が関空から逃げUSJと京都へ」
中国版ツイッター「微博=weibo」で「関空で武漢から来た中国人観光客が発熱とせきをしているのが見つかり、病院に搬送されたが逃げた。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)と京都に行かなければならないらしい。」という趣旨の発信があり、それがいろんな形で拡散されました。
2:日本のツイッターユーザが拡散
「武漢から到着した中国人観光客に熱と咳があったため関空から病院へ送られたが、検査を受ける前に逃げた。USJと京都に行く予定だそうだ。」
— fang🏃♀️ (@fangyori) 2020年1月23日
↑この情報はweiboでいくつかの垢がアップしていた。半信半疑だが、あり得る話ですね。 pic.twitter.com/B27erAK4JP
逃走した中国人は武漢発の便で大阪着、京都とユニバーサルスタジオジャパンに行く予定です。
— 孫向文 (@sonkoubun) 2020年1月23日
コメント欄に
「入国管理局が彼を強制に病院に移送する権利がない」と書いた。そのような民度で、相手は無防備な日本人、ウイルス拡大に備えてください。 https://t.co/te43BBOiGi
1月23日の夜になると、日本語ユーザーの中でも拡散が始まります。
これらはそれぞれ2800、1万1000リツイートされています。
これ以外にも小さい規模なら無数のシェアが見つかります。
3:キュレーションサイトが再拡散
10時台には「はちま寄稿」 が12時台にはShare News Japan
これらのキュレーションサイトが拡散していました。
これらのサイトの影響が大きいと思います。
大手メディアがデマと報道も拡散は続く:偽計業務妨害罪になることも
デマがSNSで拡散「武漢から関空入りの新型肺炎患者が逃走」 モザイク入り微博画像から - 毎日新聞
午後には各所がデマだということを報道し始めましたが、その後もweiboのデマの内容について「未確認情報だが」などとしながらもツイートする者が散見されており、おそらくこの影響は明日朝まで続くと思います。
大阪の吉村知事のツイートに対してもリプライ欄で「何やってるんだ」的なツイートがありましたし。
まとめサイト、キュレーションサイトは誤情報でも騒ぎになればなるほど利益が出るので、デマの拡散者になりたくなければ、そもそもそういうサイトをシェアしないというのが最大の自衛方法です。
熊本地震の際に「ライオンが逃げた」というデマを拡散した男は偽計業務妨害で逮捕されているので、今回もそうならないとは言い切れません。
以上