事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します

あたらしい党:音喜多駿(おときたしゅん)の東京都議会での業績を確認しよう

f:id:Nathannate:20181012161300j:plain

コラじゃありません。

元都民ファーストの会の東京都議会議員のおときた駿都議が新党を設立しました。

さらには東京都北区の区長選挙について出馬の要請があると言います。
※出馬の「意向を固めた」ということではないようです。

これを機に、おときた都議の都議会での所業を振り返りましょう。

元都民ファーストの会の音喜多駿:「土壌Xデー」という妄想

水面下交渉の新事実「土壌Xday」。安全・安心の政治利用は、浜渦・石原都政から始まっていたのでは | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

都議会の百条委員会が紛糾したのはおときた都議のこの質疑が大きいです。

東京都議会豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会速記録第五号 2017年3月11日(土)

おときた駿
「東京ガス側から提出された資料から、我々都民ファーストの会は驚くべき新たな事実を発見いたしました。
それは、浜渦副知事が都の環境確保条例と国の土壌汚染対策法の成立を、ある意味では利用して東京ガスに圧迫あるいは脅迫ともとれる交渉を行って、強引に土地の売却を承諾させていた可能性を示唆するものです。」

「東京都と東京ガスの交渉において、都側の赤星理事は、浜渦副知事からの指示として、土壌汚染 X デー、あるいは、 Xデーという単語を用いて、この日、これは土壌Xデーですね、を迎えれば、土壌問題が噴出し、東京ガスが所有する土地の価格が下落する。結論さえ出せば、石原知事が安全宣言で救済するから、早急に結論を出すように、などと伝えている様子が克明に記録をされています。」

これに対して関係者はそのような事実を否定しました。

また、音喜多都議が「東京ガスから提出された資料」と言っているものは一体何なのかについては河野ゆうき議員が指摘しています。

豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会速記録第八号平成二十九年三月十九日(日曜日)

○河野委員

「Xデー」・・・「これは東京ガスの HP に載っている資料で・・・・ X デーというのは、私はどう見ても、この東京ガスが自分たちでこれからやろうとする、要するに東京都の環境確保条例を先取りして、これから自主的に土壌調査結果及び汚染土壌対策を発表する日のことをいっていると思います。
・・・土壌対策法・・・あたかもそれによって土地の値段が下落して、それを使っておどしているかのようなストーリーは、私にとってはまるでこれは小説でありました。
・・・このメモは、東京ガスの提出の段ボールの中に入っておりました。しかし、いつ、どこで、誰が出席して、誰が書いたのか、出どころも不明です。ほかの東京ガスの書類とは違い、異質なものでした。・・・・このメモを、ことさら取り上げるようなメモではないと。」

土壌Xデーという音喜多都議の見立て(妄想)については、同じく都議の川松真一郎氏が以下の記事で詳細に検討しています。

音喜多氏が提起した「土壌Xデー」は一体何だったのか – アゴラ

事実はむしろ、真逆で、東京ガスが、法の制定に先んじて、自ら策定する土壌対策を、自らの判断で発表する日のことである。 そして、この X デーという言葉は東京ガスの中で使われていた用語であり、東京都の担当者は知らない用語であって、そのことを赤星証人に念のため確認したのです。

したがって都の職員が知りもしない「東京ガスの用語Xデーという言葉で東京ガスを脅す」ということなどあり得なかった、このことを4月4日の証人尋問で、赤星証人に確認するためにメモを引用したに過ぎません。

また、メモについては「いつ、どこで、誰が出席して、誰が書いたのか、出どころも不明」なため、東京ガスに確認を依頼したのですが「不明」という回答であったと漏れ伝わります。東京ガスが提出した資料であることは間違いないのですが、資料としての信頼性は他のものとは異なる事は揺るぎないファクトと言えるでしょう。

要するに怪文書に過ぎないものを立派な資料として「証拠」と呼び、その「証拠」に基づいて「土壌Xデー」なる事実が存在していたかのように振る舞っていたということです。

これは、現在加計学園問題とマスメディアが騒いでいるように、怪文書に過ぎないものを「証拠」と称して「追及」する報道が為される先駆けとなった事案です。

ちなみに、河野ゆうき議員はおときた氏によって懲罰動議が出され、可決されました。

都議会での偽証罪認定

豊洲市場移転問題に関する調査特別委員会速記録第十三号平成29年5月24日(水)

おときた委員
確かな公的記録の存在、加えて百条委員会における証人の証言、この二つがそろったことで、濱渦氏がもっともらしく主張していた発言の数々は、偽証の疑いが極めて濃厚であると断じざるを得ません。
 同様に、交渉の責任者として証人尋問された赤星理事も確認書の存在を否定していることは、記録の存在から、その矛盾、偽証の疑いは極めて強いといえます。

メモを確かな公的記録の存在と言い、濱渦武生、赤星経昭両氏に対して偽証認定をすることに賛成の立場でした。

さらに、おときた都議は以下発言しました

  また、調査、尋問の過程において、一部の議員から公的記録の存在を疑問視する発言があったり、あろうことか、委員会をつかさどる委員長がその職責を放棄して任を投げ出すなどといった信じがたい行いも発生しました。これらの行為は、都議会の総意で設置された本特別委員会の権威を著しく毀損するものであり、その責任は極めて重いということを、ここで改めて申し述べておきます。

その結果↓↓↓↓↓↓↓↓

濱渦武生、赤星經昭両氏の不起訴決定(嫌疑不十分)

本人は反省しているようです。

激減した報道量…百条委員会の告発における浜渦・赤星氏の「不起訴処分」について | 東京都議会議員 おときた駿 公式サイト

「あたらしい党のおときた駿」になるか?

魚拓:http://archive.is/3UUwV

おときた都議自身、都民ファーストの会での言動については反省している面もあると言っています。

過去の失敗から学んで健全な政治を行うことができるのか?

「あたらしいおときた駿」になることを祈念して本稿を締めたい。

以上