ネット民、いや、週刊誌あたりにとってジューシィーな出来事が。
菅総理「全集中の呼吸で答弁させて頂きます」答弁
菅総理「全集中の呼吸で答弁させて頂きます」⇒全スルーの呼吸を返されるシーン。 pic.twitter.com/z1f3qut09u
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年11月2日
江田憲治氏の問いかけに対して菅総理「全集中の呼吸で答弁させて頂きます」と発言しました。
しかし、議場は無反応。後ろの河野太郎議員、ネット上ではローゼンメイデン閣下と呼ばれたほど漫画について語っていた麻生太郎議員も全スルーの呼吸をかましています。
鬼滅の刃の全集中の呼吸
「全集中の呼吸」とは、吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)氏原作の漫画、鬼滅の刃 集英社におけるセリフ・概念のこと。
10月に公開された劇場版・「無限列車編」が公開16日間(10月31日まで)で1000万人を突破し、興行収入が公開より10日間で100億円を突破。日本で上映された映画の中で最も速く、実写作品も含めた歴代の興行収入ランキング1位の『千と千尋の神隠し』の308億円を超える勢い。
LISA氏が歌うアニメ版主題歌の紅蓮華(ぐれんげ)や劇場版主題歌の炎(ほむら)もカラオケや関連アプリでも定番曲として多く歌われ、キャラクターのコスプレをする者も多数。
もはや国民の間で社会現象となっている「鬼滅」について、関心を寄せていることをアピールする狙いだったようですが、他の国会議員らは気づかなかったのか、それとも白けただけなのか…
安倍総理大臣も大阪城のエレベータ発言が滑った
総理大臣の演説で滑ったことというのは安倍総理も何度も経験しています。
令和元年のG20大阪では、「大阪城の再建で一つだけ大きなミスを犯した、それはエレベーターを設置したことだ」と演説し、会議場では大滑り。しかも各国代表が集まる場で英語での発言という場でした。
その後、「障碍者への配慮ガー」と騒がれました。
萩生田議員の弁では安倍総理は「日本の技術は460年前のものを高い精度で再生できることをアピールしたかった」と説明。安倍総理も「バリアフリー社会に異論を唱えるような発言ではない」と釈明し、当時の菅官房長官も「復元の経緯に触れたものであり、批判されるようなものではない」と説明しています。
大阪城の改修工事は複数回為されていますが、エレベータが設置されたのは昭和6年11月7日竣工時のこと。
当時、電動式エレベータが敷設されている歴史的建造物というのは少なかったことから、それを誇る目的だったのかもしれませんが、ほとんど伝わらなかった上に誤解を招いたということで割と「やっちまった」レベルだと思います。
菅総理の全スルーはそれと比べればまったく大したことがないので、頑張っていただきたいものです。
以上