事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

為末大「沈黙は賛同と同じ 選手に関わることに声を上げる」⇒ウイグル弾圧の中国五輪は無視

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為末大 氏の論理破綻について。

為末大「沈黙は賛同と同じ、森喜朗会長の女性差別発言に声を上げろ」

魚拓

為末大 氏は「沈黙は賛同と同じ、森喜朗会長の女性差別発言に声を上げろ」と口走っていますが、こんなことを言うなら、是非とも東京の半年後に冬期オリンピックが開催されるチャイナのウイグル族ジェノサイドについて声をあげましょう。

ド直球のファシズム発言をする為末大

「声を上げないのは賛同と同じ」というのは、「お前ら森喜朗リンチに加わらないなら同罪だぞ」という同調圧力を利用したド直球のファシズム発言だということに、為末大は気づかないらしい。

こんなことをスナック感覚で口走ってると「アスリートは脳筋」とか根拠の無い悪口を言われるからやめてほしい(アスリートでも何でもない自称リベラル標準の態度です)。

アスリート、と早すぎる一般化はダメですが、次項で指摘するように、為末大は少なくとも支離滅裂なことを口走ってます。

為末大はなぜウイグルには触れない?為末「選手に関係していることに」

魚拓3 

「為末さんの中で沈黙を破る基準はありますか?」という質問に対する為末大の返答は「選手達に関わること」でした。

さて、森喜朗会長発言は、「選手達に関わること」なんでしょうか?

  1. 東京五輪組織委員会会長・JOC名誉委員たる森喜朗による
  2. JOC評議員会における
  3. ラグビー協会の(理事会における)女性理事に関する発言

これが選手に関わることだというなら、「発言」なんかよりも遥かに人体に影響を与えている再教育キャンプ収容(洗脳のための強制収容所)などをしてウイグル弾圧をしているチャイナで開催されるオリンピックに参加することの負い目を感じる選手の精神的苦痛も関係してきますよね。

ウイグルにおける「再教育」キャンプに関するレポートなどは以下。

東トルキスタン:世界が認めたウイグル民族らの中国共産党による強制収容・虐殺 - 事実を整える

「世界は沈黙している日本人男性は差別的と考えている」のか?

「世界」は森発言をどう見てるのか?

いろいろ見てみると、「女性がよくしゃべるというのは一面においては事実だけど、それをみなまで言っちゃうのはまずかったね、特に昨今のキャンセルカルチャーの前では」というニュアンスの投稿がいくつも見つかります。

海外でも本音と建前の問題があるということですね。

以上