アジア大会メダル数ランキング順位でTBS「韓国2位、日本3位」金メダル数で見ないのか？と突っ込みも…

スポーツの大会における獲得メダル数ランキングの順位の決め方・考え方とは。

TBSのアジア大会メダル数ランキング順位「韓国2位、日本3位」

2023年9月23日10月8日まで行われていた第18回2022年杭州アジア競技大会が閉幕し、メダル数ランキングが報じられるようになりましたが、TBSの報じ方に疑問が投げかけられています。

Youtubeのコミュニティで投稿された上記内容については、コメント欄で「金メダル数で見ないのか？」などと突っ込みが為されています。

記事ページでも、各メダルの色の獲得数と獲得総数を明記した上で、日本については「韓国に次ぐ3位」と報じています。

他の報道局のアジア大会メダル獲得数ランキングの順位付けは軒並み「日本2位」であり、金メダル数ベースの考え方を採用しているのが分かります。

ただ、NHKは、金メダル数も総数もトップの中国について述べ、日本の獲得数を報じるだけで、2位以下の順位について触れていません。

2022年アジア大会杭州の公式サイトでは、最初に金メダル数をベースとしたランキングが表示されますが、メダル獲得総数でのランキングも表示されるようになっています。

JOC - 大会アジア競技大会では、第17回2014仁川大会の際には「メダルランキング」の項目がありますが、それ以外の年の大会のページでは他国との比較はありません。

メダル数ランキングの順位の決め方・考え方には「絶対的な正解」は無いようです。

例えば、アメリカのNBCではトータルのメダル数をベースにランキング付けをしているものが見つかります⇒https://www.nbcolympics.com/medals/2012-standings/index.html（魚拓）

概ね、『日本では金メダル数ベースで報じる所が多く、銀メダルと銅メダルも含めたメダル総数をベースとした順位付けをする所もある』、といった感じでしょう。

流石に銀メダルや銅メダルベースにしている所はありませんが、一人当たりGDP比で考えてみるなどの実験をしている所もあります。

過去のTBSの報じ方はどうでしょうか？

アジア大会やその他国際大会のメダル数ランキングの掲載順位を見てみると、やはり金メダル数の多い順に順位を掲載しているのが見つかります。

この類の話はオリンピックなどのメダルが登場する国際競技会がある度に発生しているような気がしますが、金メダルベースや総数ベースの順位という「見かけ上の数字」に囚われる必要は無く、どちらかが正しいということでも無いので、実態を見て行けば良いのだと思われます。

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