事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

ミクロネシアが日本を汚染国指定!⇒アメリカ含む感染者の確定症例がある全ての国が対象でした

ミクロネシア連邦が日本を汚染国認定

「ミクロネシアが日本を汚染国指定!!」

アメリカ含む感染者の確定症例がある全ての国が対象でした。

ミクロネシアが日本を汚染国に指定

新型コロナウイルスに関するミクロネシア大統領府による緊急事態宣言(その2)

1月31日にミクロネシア大統領府が発出した新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言に関して,2月3日より,ミクロネシア政府は日本が汚染地域・国であるとして,同宣言(4)にある14日間ルール(注)の適用を開始しました。

実はこれ、日本国だけが対象じゃないのです。

アメリカ含む世界の新型コロナウイルス感染者の国が対象

14日間ルールは外務省ページである新型コロナウイルスに関するミクロネシア大統領府による緊急事態宣言に書かれています。

「コロナウイルス汚染国,地域からの旅行者によるFSM(ミクロネシア連邦)への入国については、直近の少なくとも14日間を非汚染国,地域で入国滞在した者以外は認めない。」

このことはアメリカの疾病管理予防センターの以下のページでも確認できます。

The Federated States of Micronesia (Including Yap Islands, Pohnpei, Chuuk, and Kosrae) - Traveler view | Travelers' Health | CDC

People who, in the previous 14 days, have been in a country with confirmed cases of the novel coronavirus, including the United States, will not be allowed to enter the Federated States of Micronesia.

過去14日間に、米国を含む新規コロナウイルスの確定症例のある国にいた人は、ミクロネシア連邦に入国できません。

ミクロネシア連邦による公衆衛生緊急事態宣言

原典はこちら。

FSM National Government - Public Info

パヌエロ大統領による2019年コロナウイルスからFSMを保護するための公衆衛生緊急事態宣言

ミクロネシア連邦=FSMから汚染国認定された新型肺炎コロナウイルス確定発症国一覧

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について令和2年2月3日版)

ミクロネシア連邦=FSM政府の基準からすると、「汚染国」に認定された国は、厚生労働省が2月3日時点で把握している情報によると以下です。

・中国・タイ・韓国・台湾・米国・ベトナム・シンガポール・フランス・オーストラリア・マレーシア・ネパール・カナダ・カンボジア・スリランカ・ドイツ・アラブ首長国連邦・フィンランド・イタリア・インド・フィリピン・英国・ロシア・スウェーデン・スペイン

ミクロネシア連邦は他の世界の国よりも比較的医療体制が整っていないと予想されるし、元々チャイニーズが往来していなかったでしょうから、このような対応をすることも正解の一つだろうと思います。

※追記:ネット上で確認できる限りでは、ミクロネシア連邦は「汚染国」という表現は一切していません。また、この表現を用いている所は直感的に理解できるようにしているだけと思われ、それについては問題視しません。

まとめ:日本以外の国でも対象でした

2020年2月3日時点での世界の新型コロナウイルス感染拡大図

WHO:2月3日時点

https://www.who.int/docs/default-source/coronaviruse/situation-reports/20200203-sitrep-14-ncov.pdf

ミクロネシアが日本を汚染国指定したことについては、ミクロネシアに渡航しようとする者以外の日本国民としてはまったく意味を持ちません。

別に騒ぎ立てることではないということです。

以上