社民党全国連合常任幹事 兼 神奈川県連合特別常任幹事の伊是名夏子 氏。
神奈川県連合の事務所のバリアフリーについては先日指摘しましたが、今回は東京都連合の事務所のバリアフリー状況について。
- 社民党東京都連合のビルの段差
- オクト森ビル4階の入り口とエレベーター
- エレベーターホールの入り口は車椅子が入れそう
- 労働法関連法規や通知に対応できるのか?
- 社民党全国常任幹事の伊是名夏子は東京都連合ビルのバリアフリーをどう思うか
社民党東京都連合のビルの段差
社民党東京都連合のHPを見ると、オクト森ビル4階とあります。
ビルの敷地に入る場所に、車椅子視点で見ればかなり高い段差があるのが分かります。
もっとも、車椅子が入れそうな幅の入り口ではありそうです。
では、このビルはエレベーターがあるのでしょうか?
オクト森ビル4階の入り口とエレベーター
不動産物件関係のHPを見ると、エレベーターは1基設置されているようです。
そして、入り口の画像が掲載されています(画像は見に行ってください)。
が、ちょっと狭そうです。
車椅子は入れるのでしょうか?
エレベーターホールの入り口は車椅子が入れそう
エレベーターホールへの入り口が狭いですが、床のタイルを見ると7.5個分あります。
タイルは規格があるようですが、仮に100角だとすると(画像からもそのくらいのサイズとみられる)75センチはありそうです。
電動車椅子のJIS規格と人間工学的な作動範囲は70センチが最大値。
なので、この基準をクリアしていると考えられます。
よって、伊是名夏子氏が利用している電動車椅子も計算上は入れることになります。
入り口の段差を除けば、ビルは「バリアフリー化」はできているのかもしれません。*1
もっとも、労働法(労働基準法・労働安全衛生法等)の観点からはどうでしょうか?
労働法関連法規や通知に対応できるのか?
段差につき、労働法の観点からは100kgの物を取り扱うのに成人男性3,4人は必要。*2
(伊是名氏は80kgと言っているが同種の機種を見ると100kgを超えているものが多い)
(完全人力の場合は体重の40%以下とする努力義務。女性による運搬は現実的じゃないので無視する)
なので、社民党東京都連合の事務所に入るためには簡易的にスロープを設置する、機械による補助をするなどをしなければそれなりの人員が必要になってきます。
事前連絡なしに対応可能なのでしょうか?
社民党全国常任幹事の伊是名夏子は東京都連合ビルのバリアフリーをどう思うか
伊是名氏は地下二階にあるファッション店舗について、電動車椅子を階段で運ぶことは危険だからと案内を断わり、店舗の移転を要求していました。
ならば社民党の事務所にも移転を要求してそうですがそうした情報は見当たりません。
以上:はてなブックマークをして頂けると助かります。
*1:バリアフリー法の対象となる「特定建築物」には「事務所」がある
*2:○職場における腰痛予防対策の推進について 平成25年6月18日 基発0618第1号 都道府県労働局長あて厚生労働省労働基準局長通知https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00tb9484&dataType=1&pageNo=1