どういうことだろう？
望月衣塑子「取材資料は全て返却・遺書は元々借りてない」
週刊誌報道について
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) 2022年2月7日
取材でお借りした資料は全て返却しており、週刊誌にも会社からその旨回答しています。遺書は元々お借りしていません。
1年半前の週刊誌報道後、本件は会社対応となり、取材は別の記者が担当しています。
ドラマの内容には関与していません。
東京新聞の望月衣塑子記者は「取材資料は全て返却・遺書は元々借りてない」とツイートし、週刊文春 2022年 2/3号 のにある自身への疑惑の内容を全否定しました。
文春「新聞記者」報道：「遺書などの資料も望月記者に貸し出した」
当該文春報道の問題の記述を引用します。
森友遺族が悲嘆するドラマ「新聞記者」の悪質改ざん【告発レポート】 小泉今日子は出演辞退 「週刊文春」編集部 2022/01/26
週刊文春 森友遺族が悲嘆するドラマ「新聞記者」の悪質改ざん
p24
信頼関係を紡ぎなおすかのように、熱心に連絡を取る望月記者。財務省の公文書改ざんを巡り「連載記事を書きます」と原稿の下書きを送ってくることもあった。お菓子や、コロナ対策のための手作りマスクなど、様々なものを送りあうこともあった。赤木さんは望月記者に自宅での取材や写真撮影も許可し、俊夫さんや家族との大切な思い出の写真や、遺書などの資料も取材に役立ててもらえれば、と貸し出したという。
p27
「夫と自分の人生を乗っ取られた…」
今年一月、ドラマ版を視聴した赤木さんはショックを受け、こう漏らしたという。そして、ある疑いを抱いた。
望月記者が「報道のため」というから貸し出した写真や画像データ、遺書、音声データなどは一部しか返却されていない。返してほしくて何度も電話したが応答せず、コールバックもない。あれらの資料がドラマ「新聞記者」の参考にされたのではないか――。
望月記者の発言とこの文春記事は、明確に相反する内容です。
なお、望月記者の言う「1年半前の週刊誌報道」というのは、おそらく週刊文春2020年10月1日号の「ワイドGoToトラブル キョンキョン米倉涼子「新聞記者」で望月記者の酷い裏切り」と思われます。
そこでは「取材資料の返却がなされていない」旨は記載はありませんが、望月記者が映画版の「新聞記者」の制作のために河村光庸プロデューサーとともに赤木雅子さんに対して連絡を取り、映画の内容に反映させたい要望を赤木さんから聞いていたが、その後一切連絡が無く発表直前に河村氏から赤木さんに対して「フィクションだから」という理由で要望を聞き入れずに作る旨が一方的に宣告された旨が書かれていました。
米倉涼子、小泉今日子出演……Netflix「新聞記者」で"ひどい裏切り”「週刊文春」編集部2020/10/06
東京新聞望月記者と文春報道の矛盾とあり得る可能性について
- 文春報道が事実に反する？
- 望月記者が嘘を言っている？
- 関係者の間で資料の扱いが混乱している？
現時点でざっくりとこれらの可能性が思い浮かびます。
誰かが嘘をついている？と思うのは簡単ですが、そうではない可能性が無いか？を考えてみると３番目の状態を思いつきますが、果たして…
望月記者が「本件は会社対応となり、取材は別の記者が担当」としていることから、東京新聞内部で何か問題が起きているのか何なのか。
ちなみに、赤木俊夫さんの遺書を先に託されたフリーの相澤冬樹記者は2月4日時点で以下指摘しています。
https://www.facebook.com/fuyuki.aizawa/posts/4832675710150252
望月衣塑子さんへ。官房長官会見で厳しく攻めましたね。NHKを辞める際、個人的に恩義を感じることもありました。今回の件、赤木雅子さんに経緯を説明してお詫びすべきではないですか？ 記事が真実ではないというなら、新聞で根拠を示して反論すべきでしょう。何も言わないなら、真実を言わない政権を批判する資格がなくなります。
曖昧な根拠に基づいて疑惑を吹っ掛け、政府側がいくら説明しても「疑惑は深まった」といった態度だった望月記者に対して、同様の反応は多いです。
ドラマ版「新聞記者」に関しては設定を現実と捻じれさせた上にその描き方のせいで「新聞記者vs週刊誌記者」という構図も生まれているようで、今回の騒動に関して一応考慮すべき事情として相澤氏も言及している関連記事を置いておきます。
ドラマ『新聞記者』で『東京新聞』望月記者を“舞い上がらせた”私たちの責任 | 日刊SPA!
話題のNetflixドラマ「新聞記者」 米倉涼子が演じた記者に現役記者たちが抱いた“違和感” | デイリー新潮
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