新型コロナウイルスCOVID19について、世界の動きが明らかに変わりました。
- 欧州疾病予防管理センターでCOVID-19の症例数
- 新型コロナウイルス感染者数の推移
- アメリカ、イタリア、オーストラリアが大幅増
- 韓国は1万人以上検査をしている結果だが…
- イスラエルは日韓の入国禁止を撤回
- イランは一気に18人、UAEも11人、アフリカは把握してないだけか
- まとめ:世界的な流行は止められないので手洗いしよう
欧州疾病予防管理センターでCOVID-19の症例数
欧州疾病予防管理センターのサイトで世界各国の確定症例数を見ることができます。
おそらくですが無症状感染者は含んでいません。
私は12日から継続して欧米圏の数をツイートしてきました。
新型コロナウイルス感染者数の推移
北米、欧州、オセアニアに絞ってモニタリングしてきました。
当初は毎日どこかしらが人数が増えていましたが、増え幅は1人くらいでした。
12日
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年2月13日
America: the United States (13) and Canada (7).
Europe: Germany (16), France (11), United Kingdom (8), Italy (3), Spain (2), Russia (2), Belgium (1), Finland (1), and Sweden (1).
Oceania: Australia (15).
13日
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年2月14日
America: the United States (14) and Canada (7).
Europe: Germany (16), France (11), United Kingdom (9), Italy (3), Spain (2), Russia (2), Belgium (1), Finland (1), and Sweden (1).
14日
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年2月14日
America: the United States (15) and Canada (7).
Europe: Germany (16), France (11), United Kingdom (9), Italy (3), Spain (2), Russia (2), Belgium (1), Finland (1), and Sweden (1).
Oceania: Australia (15).
この後、20日まで大きな動きはありませんでした。
しかし
21日
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年2月21日
America: the United States (16) and Canada (9).
Europe: Germany (16), France (12), the United Kingdom (9), Italy (3), Spain (2), Russia (2), Belgium (1), Finland (1), and Sweden (1).
Oceania: Australia (17).
1人ずつ増えた国が多数
「アメリカCDCが、実はアメリカにおけるインフルエンザによる死亡者とされていたのはコロナウイルスによるものだったのではないか?と想定した」という報道がなされたのがこのあたりでした。
※追記:CDCは直接そのような言及をしてません。テレ朝Newsの記事では「インフルエンザの検体とされたものが別のものだった例もあったこと」のみがCDCのコメントとして引用されています。
そして…
アメリカ、イタリア、オーストラリアが大幅増
22日
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2020年2月22日
【※アメリカとオーストラリアが大幅に増えました】
America: the United States (35) and Canada (9).
Europe: Italy (17), Germany (16), France (12), the United Kingdom (9), Spain (2), Russia (2), Belgium (1), Finland (1), and Sweden (1).
Oceania: Australia (21)
アメリカが16人から35人、オーストラリアが17人から21人になっています。
ツイートでは見落としてましたが、イタリアが3人から17人に大幅に増えているのが分かります。
中国全土からの入国制限をしている国がこうなっているというのが重要です。
Vietato entrare o uscire dai comuni focolaio. Il decreto del governo per arginare il coronavirus
上記記事では「33人が入院」とあるので、確定症例としての報告数は明日以降、さらに拡大しますね。
韓国は1万人以上検査をしている結果だが…
新興宗教団体の集団感染で話題の韓国ですが、これまでに検査を1万人以上している結果だから相対的に大したことがない、という人が居ます。
しかし、その検査って効果あったんですかね…
イスラエルは日韓の入国禁止を撤回
なお、韓国は別の宗教団体がイスラエルで感染者を出してます。そのためかイスラエルは日韓の入国禁止を発表しましたが、ほどなく撤回しました。
大邱の新興宗教とは別の韓国の宗教団体がイスラエル聖地巡礼で大量感染者を出して、イスラエル政府は韓国人とついでに日本人を入国禁止に。
— JSF (@rockfish31) 2020年2月22日
イスラエル、日韓入国禁止措置を撤回。慌てふためいて思い付きで決めて、暫くしてから考え直したんだろうか… https://t.co/qoxu2t8W0m
— JSF (@rockfish31) 2020年2月22日
イランは一気に18人、UAEも11人、アフリカは把握してないだけか
イランは感染者報告が無い状態でいきなり新型コロナウイルスを原因とする死者が出たことが記憶に新しいですが、既に18人に拡大しているようです。
UAEも11人と気になる状況です。
そして、アフリカはエジプトだけ1人という報告ですが、これは単に検査して把握していないだけと思われます。
まとめ:世界的な流行は止められないので手洗いしよう
もう最初から予想していた人も多いことですが、世界的な流行は止められないと考えた方がいいです。
結果論ですが、「入国制限は流行ピークを2~3週間遅らせる効果はあるが、完全にシャットアウトする効果は疑問」とした2006年のイギリスの研究結果が反映される形になりました。
さて、こうなったら民間レベルでどうにか対処するしかありません。
武漢からインドに帰ったインド人が全員感染していなかったと言われていますが(検査が十分だったのかは措いておいて)、それは手で食事をする習慣があるために手洗いも念入りに行う習慣がついていたからではないかと言われています。
なので、個人レベルではやはり手洗いを、施設の入り口でアルコール除菌用品が置いてあるなら積極的に利用するなどして対策するのが一番ですし、無症状での感染力が示唆されているため健常者でもマスク着用するべきでしょうね。
以上