事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

小室佳代を詐欺罪で刑事告発したジャーナリストの篠原常一郎とは

篠原常一郎小室佳代刑事告発

どういうつもりだろうか。

小室佳代が詐欺罪で刑事告発される

小室佳代氏が詐欺罪で刑事告発されたことをNEWSポストセブンが報じていますが、大手紙は報じていません。

「あるジャーナリストが東京地方検察庁に告発状を提出したのだ。」とありますが…

小室佳代を告発したジャーナリストの篠原常一郎

自称ジャーナリストの篠原常一郎氏が小室佳代氏を刑事告発したと報告。

10月6日の話です。

なぜ大手紙が報じていないのかは彼を知ってる人なら想像できるでしょう。

GPS、銃撃戦…米国大統領選デマやワクチン不安を発信してきた篠原

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篠原氏はアメリカ大統領選に関して主にYoutubeチャンネルなどで「投票用紙GPSに」「CIAと米軍がドイツで銃撃戦」などといったデマを発信していました。

また、新型コロナワクチンに関しても「遺伝子に何が起こるか分からないから若者は接種しない選択肢が確保されるべきだ」「ワクチンは抑制効果はあるが止める効果のあるものは歴史上無い、むしろ治療薬だ」という不安煽動をしていました。

ワクチンの後段の「抑制効果はあるが止める効果は無い」は、「発症予防効果や重症化予防効果はあるが感染予防効果は無い」という意味にしか取れません。

「ワクチンの効果」には感染予防効果発症予防効果、その後の段階では重症化予防効果、死亡予防効果といったようにグラデーションで各段階に対する効果が見極められているのが実情だからで、「発症予防効果」については承認されたワクチンであれば一般的に有しているからです。

しかし、「感染予防効果」については、およそワクチンと呼ばれるもので承認されたものについては有しているのが通常です。

「インフルエンザワクチンは感染予防効果が無い」という観念が広まっていただけで、ワクチンに感染予防効果が一般的に期待できるのは当たり前です。

したがって、篠原氏の言う「抑制効果はあるが止める効果のあるものは歴史上無い、むしろ治療薬だ」という言い方は、ワクチンに関する不安煽動以外の何物でもありません。治療薬こそ感染予防効果は一般的に見込めないものです。

なお、厚労省は「現時点で感染予防効果は臨床試験においては十分に示されていない」と書いてますが、リアルワールドでの感染予防効果があるとする疫学的結果の論文は複数出ています。臨床試験で感染予防効果を測定するのは基本的に難しく測定しようとしても説得的な量のデータを集めるには時間がかかるためこういう言い方になります。

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