事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

小西洋之「憲法審査会毎週はサル・蛮族の行為」を謝罪撤回も「オフレコや即時撤回」は嘘と指摘され終了・更迭のまとめ

自分の側に偏っていたメディアにすら匙を投げられるレベル

小西洋之「憲法審査会毎週はサル・蛮族の行為」と発言

立憲民主党の小西洋之参議院議員が衆議院の憲法審査会について「毎週開催ってサルのやることだ。憲法を真面目に議論しようと思ったら毎週開催なんかできない」「何も考えていない人たちだ。蛮族の行為だ。衆院なんて誰かが書いている原稿を読んでいるだけだ」などと発言したことをフジテレビが報道

これに対して批判が殺到し、小西議員もTwitter上で「放送法違反でBPO(放送倫理・番組向上機構)等に告発することが出来ます」などといろいろ言っていましたが、謝罪撤回することとなりました。

が…

謝罪撤回も「オフレコ・即時撤回していた」などと言い訳

www.youtube.com

小西議員は当該発言について謝罪撤回も「オフレコ・即時撤回していた」などと言い訳がましいことを述べていました。

これは嘘だとバレました。

複数メディアに「オフレコ・即時撤回」は嘘と指摘され終了

立憲・小西氏が発言陳謝 「憲法審、毎週開催ってサルのやること」 | 毎日新聞

29日の小西氏への取材は、毎日新聞を含む複数社が参加。実名報道を前提とする「オンレコ」取材で、ICレコーダーで録音していた。小西氏は「サル発言」の前後に「オフレコ発言しないほうがいいかもしれないけど」「サルって言ったら差別発言になるのかな?」などと述べたが、撤回や修正はしなかった。小西氏は30日、記者団に「普段からオフレコでも記者の求めがあれば録音に応じていた」などと説明した。

小西議員「サル」発言を陳謝 「冒とくだ!」批判相次ぐ|FNNプライムオンライン

小西氏は、“あくまでもオフレコ取材と認識していて、すぐに撤回修正した”と主張している。

しかしFNNが、29日の小西氏の発言内容を精査したところ、記者団に対し、発言を撤回するとは明確に述べてはいなかった

「オフレコ・即時撤回」は嘘でした。

オフレコというのは実名報道をしないので、実名報道を前提とした取材の場で突然「これはオフレコだと認識している」などと複数回当選の国会議員が思っているなどと考える方が不思議です。

有名な「今の言葉はオフレコです。書いたらその社は終わりだから」

FNNの書きぶりでは「振り返ってみれば撤回を申し出たと捉えられることができるかもしれないような言動」はしていたのかもしれませんが、その場に居たどのメディアの人間も撤回をしたという認識になっていないということは、一般的には撤回をしたと主張するのは無理があろうと思われます。

立憲民主党執行部から参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭される

立憲民主党、「サル」発言の小西洋之議員を参院憲法審の野党筆頭幹事から更迭 : 読売新聞

立憲民主党の泉代表は31日午前の記者会見で、同党の小西洋之参院議員を参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭すると発表した。

 小西氏は憲法審査会の毎週開催は「サルがやること」などと発言しており、泉氏は「党の見解とは異なる。厳しく注意した」と述べた。

立憲民主党の泉代表から、小西議員について参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭すると発表がありました。

なお、日本維新の会執行部からも「しかるべき形での謝罪と撤回・党としての厳格な処分」があるまで政策協調の凍結が申入れられていたようです。

まとめ:憲法軽視の暴言・有権者否定・謝罪にかこつけた虚偽発言の数々

小西議員の一連の発言をまとめると、他の院の方針への介入的言動、憲法軽視の暴言であり、それは有権者の判断の否定であり、議論を重ねるという国会議員の役割・職責の放棄であり、これまでの言動との矛盾・ダブルスタンダードであり、謝罪にかこつけた虚偽発言の数々を述べたため全てのメディアから「庇い切れねぇよ…」と匙を投げられた、と言った感じでしょうか。

放送法解釈を巡る総務省文書で高市早苗大臣攻撃を繰り返してきた小西議員は「高市大臣の辞職」を求めていましたが、解釈変更の動きがあったという認識が無いということや内容が事実と異なる部分があることが指摘されて発狂した行動に出ていましたが、遂に自身が更迭されることとなりました。

ところで、立憲民主党は「参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭」だけで済ますつもりでしょうか?これだけでは甘すぎませんかね?

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