人種差別撤廃条約を読んだことが無いのだろうか?
社民党大椿ゆうこ「日本人が優先されるべきという選民思想」
在日コリアンや外国人のことについて発信すると、「在日を優先するのか」「外国人を優先するのか」とのコメントも定番。そこには「日本人こそが優先されるべきだ」という選民思想が感じられます。 https://t.co/tiwlYupgtS
— 🌺大椿ゆうこ/労働者の使い捨てを許さない🌺 (@ohtsubakiyuko) 2022年11月28日
社民党副党首の大椿ゆうこ氏が「日本人こそが優先されるべきという選民思想」などとツイート。
ツイートの前半部分はその通りですが、後半部分はなぜ「選民思想」となるのか。
これは人種差別撤廃条約に反した考え方です。
人種差別撤廃条約「市民でないものとの間に設ける優先については適用しない」
人種差別撤廃条約
第1条
2 この条約は、締約国が市民と市民でない者との間に設ける区別、排除、制限又は優先については、適用しない
人種差別撤廃条約1条2項において、「市民でないものとの間に設ける優先については適用しない」と明記されています。
人権がどうの、ヘイトがどうの、と言っている人たちは、この条項の存在すら隠蔽しています。
一般的に、日本人が外国人よりも日本人を優先する場面があるというのは当然のことです。そこに非合理的な区別があってはならないというだけです。
たとえば参政権はそうでしょうし、生活保護の権利を外国人に認めないのもそうです(権利は無いが行政が救済措置として認めているだけ)。
大椿氏の言っていることは、人種差別撤廃条約にも反しています。
教育勅語「博愛衆に及ぼし」=「自分の周りの人から大切にしなさい」
柴山昌彦文科相の教育勅語「国際協調」は間違いではない - 事実を整える
さらに言えば、これは人類普遍的な価値観に基づいています。
教育勅語では「博愛衆に及ぼし」という部分がありますが、明治政府が教育勅語の解説書として出した井上鉄次郎著の勅語衍義(ちょくごえんぎ)の「博愛衆ニ及ホシ」の部分では、博愛とは何かを説いており、自分の利益を優先するのではなく、他人の為に行動しなさい、それがかえって自分の利益になると書いてあり、博愛の示し方として「自分の周りの人から大切にしなさい」と順序をつけることを求めています。その上で、徐々に遠い立場の人に対しても博愛を及ぼしなさい、と説いています。
当然でしょう。
この価値観がなければ「家族」というものは成り立ちません。
母猫が出産直後に子猫へのアプローチをする者に対して攻撃的になるなどの動物的本能などにも表れている話。
「身近な人をまず大切にしよう」ということと「自国民を優先しよう」は、このように地続きです。それを否定する者が警戒されるのは当然でしょう。
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