事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

【数字を見る】ハフポストのツイートがあからさまにリツイートされなくなってる件

※クリック・閲覧注意のツイートがあります。

ハフポストのツイートがあからさまにリツイートされなくなってる件

ハフポストのツイートへのリツイート・いいねがあからさまに少なくなってます。

イーロン・マスク氏が買収し、キュレーションチームが解散させられた11月4日以降。

ツイッターでは報道媒体の記事を「ニュース」欄に優先表示し、他のおすすめやトレンド欄にもそこのニュースの表示が侵蝕する設定になっていますが、特定媒体の記事ばかりを不当に多くニュース欄に表示していました。ニュース欄は11月12日現在も、4日時点の表示のままで、10月30日の話題が表示されている場合もあります。

そのため、そうした特定媒体の拡散は少なくなっているという実感があります。

その感覚が数値的にも妥当か調べます。

で、数多くのメディアがあるなか、ネットをしない普通の人は存在すら知らないハフポストのツイートがやたらと表示されるのが従前のTwitterだったので、以下のようなツールも開発されるレベル。

つまり、ハフポストは(Buzzfeedとともに)ツイッターの恩恵を最も受けたメディアと思われるため、これについて調べます。

まず、全体のツイートのバズリ具合の傾向を調べるため

from:HuffPostJapan min_retweets:100 until:2022-11-12】をTwitter検索窓に入力

ハフポストジャパンのツイートの内、100RT超えのもので2022年11月12日までのものを検索せよ、というコマンドです。

すると、11月4日以降は5つしかありません。そのうち2つはイーロンマスクに関する記事です。1000RT超えのものはありません。

しかし、それ以前は平均すると毎日100RT超えのものが見つかり、1000RT超えのものも珍しくありません。

まず、そういう傾向があります。ハフポストのツイート全体の検索結果画面の「話題の記事」でキュレーションチーム解散前後を比較してもわかりやすいでしょう。

それでは、以下は具体的に見ていきましょう。
トータルの数字のグラフとかを作りたい人は作るといいんじゃないでしょうか。

※ツイートを添付しますが、記事へのアクセス増に貢献しないように要注意。

ヴィーガン・LGBT・環境保護・多様性・政治的な記事もリツイート・いいねされなくなった

ハフポストの特徴と言えば、米国左派が好みそうな話題=ヴィーガン・LGBT・環境保護・多様性・保守派のデマや陰謀論、といった話題を取り上げる媒体ですので、そういう記事がどうなってるか。

このように、個人のアカウントのシェアとほぼ変わらないものが目立ちます。

これが以前はこんな感じです。

明らかに同様の話題でも拡散力が違います。

容易に数百~1000RT以上されています。

日本の政治に関する記事のツイートもリツイート・いいねされなくなったハフポスト

以前はこんな感じ。

この傾向は、他の変哲もない話題の記事でも同様でした。

「伊藤詩織への誹謗中傷に賠償命令」の記事ツイートにも明らかに拡散力が落ちているハフポスト

「伊藤詩織への誹謗中傷に賠償命令」の記事ツイート。

一つは杉田水脈議員に関するもので、もう一つはイラストレータのはすみとしこ氏のもの。これも約1000RTから100RTと、拡散力が落ちているのが分かります。

イーロン・マスクは個人の発信力を強化・既存メディアの発信力とバランシングする方針

「Twitterが市民ジャーナリズムを向上させるという目標を追求する中、メディアのエリートはそれを阻止するためにあらゆる手段を講じます。」

「主流メディアは今後も繁栄しますが、市民との競争が激化することで情報の寡占状態が崩壊するため、より正確になるでしょう。」

ツイッターCEOのイーロン・マスク氏はこのように今後のツイッターの方向性を述べており、そこからはハフポストの発信力は以前のようには戻らないと思われます。

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