事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。リンク切れに備えて魚拓を活用しています。

安倍元首相が靖国神社参拝:2013年12月以来6年9か月振り

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6年9か月振りの靖国参拝。

安倍元首相が靖国神社参拝

安倍元首相が靖国神社に参拝しました。

これは2013年12月16日以来です。

当時は小泉純一郎以来7年ぶりに現職の総理大臣が参拝したことで話題になりました。

総理大臣時代に参拝していたことすら知らない人が散見されるので、7年8か月の歳月というのは相当なものなのだなと思い知りました。

2013年靖国参拝当時の報道

首相、靖国参拝 10月決断 米中韓関係見極め 「説明し、誤解解きたい」 (産経新聞) 

首相は第1次政権時代の不参拝について、かねて「痛恨の極み」と表明しており、再登板後は国際情勢などを慎重に見極めながら参拝のタイミングを探っていた。日本政府は米国に対し事前に外交ルートを通じて首相の参拝を連絡した。中国へも知らせたが、韓国には伝えなかった。

中略

 首相は「戦場で散った英霊のご冥福をお祈りすることは世界共通のリーダーの姿勢だ」と参拝の意義を強調。さらに「中国、韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない」として、中韓両国首脳に「直接説明したい」とも語った。

中略

 首相の参拝に対し、中国の程永華、韓国の李丙●(イ・ビョンギ)両駐日大使はそれぞれ外務省の斎木昭隆次官を訪ね、厳重抗議した。在日米国大使館は「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」との声明を発表した。

 これを受け、岸田文雄外相はキャロライン・ケネディ駐日米大使と電話で会談し、首相の参拝の意図について説明し、理解を求めた。これに対し、ケネディ氏は「本国に伝える」と応じた。

 首相は参拝後に出演した自民党のインターネット番組で「米国で近年、誤解が増幅されている。この機にしっかりと説明していくことで誤解を解いていきたい」と述べた。

2013年靖国参拝当時の報道を見ると、米国大使館ですら抗議していたことがわかります。

それに対して安倍総理や岸田外相が誤解を解くために参拝の意図を説明しています。

なお、このときは玉串料は私費でしたが、肩書は「内閣総理大臣」でした。

米国大使館の抗議

安倍首相の靖国神社参拝(12月26日)についての声明 | 在日米国大使館・領事館

2013年12月26日

日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。

米国は、日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する。

米国は、首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する。

米国大使館はわざわざこのような声明を出して抗議していました。

その後、安倍総理は米国議会で演説・アーリントン墓地にも赴き、オバマ大統領が広島に訪問するなど、米国における誤解を解く手順を着実に進めていったと思います。

米元軍人にさえ広がる違和感 靖国参拝を悪用する中国「対日情報戦」

安倍内閣総理大臣の靖国神社参拝の詳細:鎮霊社へも参拝

第186回国会 衆議院 予算委員会 第2号 平成26年1月31日

○安倍内閣総理大臣 私は、遊就館に行ったわけではありません。靖国神社にお参りをしたわけでありますし、また、鎮霊社にもお参りをしたわけでありまして、いわば国のためにとうとい命を犠牲にされた方々に対して尊崇の念を表し、そしてみたま安かれなれと手を合わせたわけであります。
 これは、各国の指導者の姿勢にも共通するんだろうと。国のために命をかけて戦った、そして倒れた人々に対して手を合わせる、そしてみたま安かれなれと祈るという気持ちは、これは世界各国のリーダーの共通の姿勢だろうと思います。
 また、私は、世界の全ての戦場で倒れた人々が祭られている鎮霊社にもお参りをしたわけであります。二度と戦争の惨禍によって人々が苦しむことのない時代をつくっていくという意味において、決意を込めて不戦の誓いをしたところでございます。
 それが、私が参拝した思いの全てでございまして、決して韓国や中国の人々を傷つけよう、そういう気持ちはないということは、参拝をしてこられた歴代の首相と全く同じであるということも申し上げておきたい、このように思うところでございます。

安倍内閣総理大臣の靖国神社参拝の際には同時に【鎮霊社】にも参拝していました。

鎮霊社の由緒は「明治維新以来の戦争・事変に起因して死没し、靖国神社に合祀されぬ人々の霊を慰める為、万邦諸国の戦没者も共に鎮齋する」ためのものです。

つまり、靖国神社本殿・元宮に祀られることのない、すべての国の戦争に起因する死者の霊を慰めるためのものです。

以上