
AbemaNewsには説明責任が生じているだろう
※追記:2月25日のアベプラの放送にて、再調査の結果、事実確認ができなかったと謝罪がありました。
- 米山隆一『警察庁・警視庁・大阪府警本部に確認したが把握せず報告は上がってない』
- アベプラ「女性へのAEDで親から被害届」を実際の事件として放送した問題
- 「女性へのAEDで嘘の痴漢被害を喧伝されて訴訟にならなくても人生が終わる」という被害者文化の極致
米山隆一『警察庁・警視庁・大阪府警本部に確認したが把握せず報告は上がってない』
因みにこの事案、警察庁に確認しましたが、「警察庁としては把握しておらず、警視庁、大阪府警本部などにも確認したが、本部には報告は上がっていない」との回答でした。AbemaTVは、きちんと真偽を確認して報道する義務があるのではないかと思います。https://t.co/1yz2zOwlPw
— 米山 隆一 (@RyuichiYoneyama) 2025年1月23日
1月23日、Xにて衆議院議員の米山隆一氏が、AbemaNewsの番組「アベプラ」の女性へのAEDに関する取材された男性の弁に表れた事実関係について「警察庁に確認しましたが、「警察庁としては把握しておらず、警視庁、大阪府警本部などにも確認したが、本部には報告は上がっていない」との回答でした。AbemaTVは、きちんと真偽を確認して報道する義務があるのではないか」と投稿していました。
「被害届が受理されて任意の聴取も受けた」と取材源が語ってるので、このような衝撃的な出来事が発生したのならば、何らかの記録が残っていないと不自然です。
アベプラ「女性へのAEDで親から被害届」を実際の事件として放送した問題
アベプラで「女性へのAEDをしたらその親に被害届を出された」という男性の弁のまま紹介したことについて出演者のあおちゃんぺ氏が番組側に確認したら、相手の発言をうのみにして裏どり取材をしていないとしか思えない回答がありました。
まもなくして取材源のアカウントは鍵アカウントになりました。
これは、番組の取材方法、説明責任の問題として論じるべきです。
過去のSNS上の「女性へのAEDで訴えられたデマ」の特徴は、第三者の協力者や周囲の状況説明が一切ないという、一般的な嘘話を見抜く際に注意するべき要素がありました。
今回の取材源のアカウントの投稿も、そのような特徴がありました。詳細は上掲記事で書きましたが、だから嘘を言っているのだということではなく、放送配信するならば、その懸念をクリアしてから事実として扱わなければなりません。
当該アカウントが本当の事を言っているのか?ではなく、現実世界で発生した事件なのか?を、番組側がスクリーニングをかけて特定しなければなりません。それが業として情報を扱う者の責任でしょう。
「女性へのAEDで嘘の痴漢被害を喧伝されて訴訟にならなくても人生が終わる」という被害者文化の極致
「AEDを施されたものの嘘の痴漢被害を言い立てる女性」を勝手に想像して不安を煽ることが、SNS上のバズコンテンツ化しています。
存在していない事件の被害者に自分がなることを見立てて潜在的な「被害者」として不安を語り、中には「女性」という存在そのものへの攻撃をしているものがあり、それが大拡散され持て囃されている界隈があります。
そんなことをしているよりも、救急救命が必要な際に(AEDとか関係なくともいい)役に立つ知見とか、男性でもAEDが使われない例が多いというデータがあることから積極的な使用を促す言論空間を醸成するとか、現実を先に進める言論をした方が良い。
女性の衣服やアクセサリなどを想定したAEDの啓発などは、AED使用を躊躇わないor使用時に迷わないためのものとして扱うべきであり、手順の複雑さを増すものとして忌避すべきものではない。我々の社会が知識をどう使うのか?という問題です。
そういうことは論文等を読んで以下でまとめています。
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