朝鮮学校無償化訴訟で最高裁の判断が初めてなされました。
国の勝訴です。
東京朝鮮中高級学校の卒業生らが敗訴
朝鮮学校無償化訴訟、卒業生側の敗訴初確定 最高裁 - 産経ニュース
朝鮮学校を高校授業料無償化の対象から除外したのは違法だとして、東京朝鮮中高級学校高級部の卒業生61人が国に1人当たり10万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(山崎敏充裁判長)は卒業生側の上告を退ける決定をした。請求を退け、卒業生側敗訴とした1、2審判決が確定した。決定は27日付。5裁判官全員一致の結論。
当然の結果ですね。
これで、朝鮮学校で学ぶことの「実質無償化」を求める訴訟で初の最高裁判決が出たことになります。
朝鮮総聯・北朝鮮の関係と誤解
裁判所はなぜ朝鮮学校の実質無償化を認めなかったのか?
勘違いされていることが多いのですが、教育内容に着目したのではなく、「朝鮮総聯の不当な支配」が及んでいるということが原因とされています。
要するに朝鮮学校のコンプライアンスの問題です。
また、朝鮮学校の各種事案については「一条校じゃないから…」などの誤解が多いので以下で正しています。
朝鮮総聯という団体は破壊活動の恐れや拉致関与の実態があったことが閣議決定されています。
朝鮮学校実質無償化訴訟はまだ終わりではない
朝鮮学校実質無償化訴訟は、東京・名古屋・大阪・広島・福岡で提起されています。
東京と名古屋と福岡は元生徒らが原告、広島と大阪は朝鮮学校の運営法人が原告です。
今回は東京での裁判が最高裁で争われたものです。
よって、無償化訴訟はまだ原告が「朝鮮学校の運営法人」である場合には最高裁において判断がなされていないということですから、まだ終わりではないということになります。
大阪高裁で朝鮮学校側が敗けましたが最高裁が残っており、広島も現在は高裁で争っているところです。
まとめ
何度も言いますが、これは朝鮮学校のコンプライアンスの問題です。
例えば海外の日本人学校が中核派や革マル派からの支配を受けていたらダメでしょう。
日本国内の私立学校が指定暴力団の経営だとしたら、どうでしょうか?
そういうこと以上の何物でもありません。
以上