事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

北海道新聞が旭川医大侵入で記者逮捕の社内調査報告の矛盾点

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北海道新聞が矛盾する内容の調査報告を記事にしています。

北海道新聞が旭川医大侵入での記者逮捕について社内調査報告

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北海道新聞が旭川医大侵入での記者逮捕について社内調査報告の記事を書いています。

不審点が多すぎます。

大学の敷地内で待機とはどこか

「大学の敷地内で待機」というが、どこだったのか?

許可を取って場所を指定されていたという事情は書いていない。

旭川医大の敷地は広く、敷地はオープンな状態という事情があります。

駐車場や敷地内に走る車道の脇に停めていた自動車の中などの可能性が高い。

FAX送付のタイミングで「入構していた」としても、それによって看護棟内まで入ることが許される類のものではなかったでしょう。

「入場禁止の要請を見逃し」を信じられるか

キャップは、通知の後段にあった「入構禁止」の要請を見逃しており

3時50分頃のFAXを受け取った報道部から現場記者への通知をした際の記述ですが、これを見て「見逃したから入っちゃったのか」と考えるのは無理がある。

22日の4日前の18日には以下の事案が発生していると認めています。

報道各社が旭医大の取材対応に不信感を抱き、会場の4階に行って事務局とトラブルになり、旭医大が許可なく校舎内に立ち入らないよう報道陣に強く抗議していました。

これを現場のキャップが把握せず、それを記者らに共有されていなかったとでも言うのでしょうか?

FAXの内容が通知されるかどうかの以前に、既に大学側が入構禁止(校舎内立ち入り禁止)としていることは認識していたわけですから、通知の見逃しは何ら言い訳にならない。

旭川医大は、2020年4月には許可ない入構を禁止していました。

鳥潟かれん記者に校舎内に向かうよう指示したキャップと矛盾点

記事内に矛盾点がある。

記者は(※注:鳥潟かれん記者)は午後4時25分ごろ、会議が行われている可能性がある4階に向かうよう指示されました。-中略ー複数のやりとりがあったため、キャップがこの指示を出したのか、別の記者なのか、はっきりしません

しかし、後の箇所には以下の記述がある

この記者が旭医大を取材するのは22日が初めてで、取材経験の浅い記者に校舎内に入るよう指示した理由について、キャップは「経験を積ませたかった」としています。

キャップや別の記者から、校舎内で身分を聞かれても、はぐらかすように言われていた

看護棟4階に向かう指示」と「校舎内に入る指示」は厳密には別なのでしょうが、それらは無関係だと言い張ることは、18日に4階でトラブルがあったなどの事実経過からして不可能でしょう。

「キャップが指示を出したかはっきりしない」と書くのは、矛盾です。

明らかにキャップには責任があります。

このように書いたのは、建造物侵入罪に関して鳥潟記者は故意や違法性、責任能力が無いとしたい一方、指示をした者を不明確にすることで他の記者らが唆犯や間接正犯となることを逃れさせるためでしょう。

北海道新聞に「取材の自由」を持ち出す資格などない

鳥潟かれん記者の当日の行動について以下あります。

職員に見つかり、身分を聞かれましたが、あいまいな返答を繰り返しました。

記者が北海道新聞の名刺と腕章を示したのは警察官が駆け付けた後でした。

前項で示した通り、キャップからは「校舎内で身分を聞かれても、はぐらかすように言われていた」わけです。

大学側は、22日当日に旭川医大の取材が初めてだった鳥潟かれん氏が記者なのか、それともテロリストなのか、窃盗犯なのか、不審者なのか、学生なのかを判別することはできなかったでしょう。

したがって、現行犯逮捕をするべき必要性は十分に肯定できます。

記者を名乗らなかったのだから北海道新聞に「取材の自由」を持ち出す資格などない。

記者を名乗ったところで違法性推定停止の事由とはならなかっただろう。

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