事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

鳩山由紀夫デマ「原発事故の放射線被ばくによって甲状腺がんの発生確率が高い」⇒甲状腺検査評価部会によって否定されています

また鳩山由紀夫がデマを垂れ流しています。

甲状腺検査評価部会のソースで否定します。

鳩山由紀夫「福島県の子どもは原発事故による放射線被ばくによって甲状腺がんの発生確率が高い」

魚拓:http://archive.is/ZJ7lp

  1. 福島県の子供たちは他県の子供と比較して圧倒的に甲状腺がんの発生確率が高い
  2. これは明らかに原発事故による放射線被ばくの影響によるものである

1と2の両方に誤りが含まれて居ます。

福島県の子供には甲状腺がんの「発見数」が多いだけ

福島県の子供たちは、多段階のスクリーニング検査を受けていました。

これは他県では行われていません。

しかも、福島県の検査対象者は膨大な数に上っているので、甲状腺がん(悪性・悪性疑い)の発見数は多くなります。

そして、「発生確率が高い」という結論は、出ていません。

それは、今年2月の甲状腺検査評価部会でも言及されました。

甲状腺検査評価部会の結果

甲状腺がん検査「発見率の上昇なし」 福島医大が研究結果報告:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet

東京電力福島第1原発事故後、県が県内全ての子どもを対象に実施している甲状腺検査を巡り、福島医大は22日、国連の報告書を基に甲状腺吸収線量と甲状腺がんまたはがん疑いの発見率の関連性を調べた結果、線量の上昇に伴う発見率の上昇は確認されなかったとの研究結果を報告した。

放射線量の上昇に伴う甲状腺がんの発見率の上昇は確認されなかったのですから、現時点で原発事故の影響であるということは言えません。

よって、鳩山由紀夫があのようなツイートをしているのは事実に反しています。

「量反応関係」は認められない

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第12回甲状腺検査評価部会(平成31年2月22日)について - 福島県ホームページ

直近の議事録を見ると、「甲状腺に放射線が吸収されたと推定される量」と「検査によって甲状腺がんが発見された数」との関係(量反応関係)については、量反応関係はないと言われています。

つまり、福島原発事故における放射線量の増加によって甲状腺がんの発見率が上昇したと言うことは、このデータでは言えないと結果が出ているということです。

「科学者の忖度」のしようがない事実の問題

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データを見ると、放射線量が多い地域であるのに悪性・悪性疑いの甲状腺がんの発見率が外の地域よりも低いところもあるという結果になっています。

放射線が原因なら、放射線量が多いところであればあるほど発見率は高くなるはずですが、そうはなっていません。

これは鳩山氏が言うような「科学者の忖度」という評価の問題ではなく、調査結果に表れた「事実」の問題であり、忖度のしようがありません

仮に現時点でこのデータを元にして「いや、原発事故の影響のせいだ」と言う者がいるとすれば、それこそがまさに何者かに対する忖度による因果関係の捏造でしょう。

発見数が多いのは過剰診断が原因であるという示唆

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福島の調査で甲状腺がんの発見数が多くなっている原因は、過剰検診が原因であるという指摘があります。

要するに、本来は寿命近くまで発見されず、そのまま人生を過ごしていくような甲状腺がんについてまでも、スクリーニング検査を綿密にやることによって無理やり発見してしまうということ。

それが発見数の増加という結果になっているというのが実態でしょう。

まとめ:おしどりマコ(吉岡 雅子)なども放射線デマ

魚拓:http://archive.is/7pYfH

立憲民主党のおしどりマコ(本名:吉岡 雅子)も度々放射線デマを撒き散らしていますが、未だに否定された話を持ち出して不安を煽り、福島を貶める者が後を絶ちません。

放医研に確認:朝日新聞「11歳100ミリシーベルト甲状腺被曝」の実態

トンデモ論文:福島原発事故後に複雑心奇形手術が全国で増加と放射能の因果関係 

科学が風評に負けてはいけません。

以上