「人権派」装い性欲むき出し…広河隆一氏「性暴力」謝罪 - zakzak
「人権派」と言われていた広河氏から性暴力を受けたとする女性の告発が相次いだ結果、広河氏が謝罪した、という話です。
実際は「人権派」と言うのは甚だ不適当ですが
広河氏にはそんなに興味はないのですが、彼を度々イベントに招いていたヒューマンライツナウという団体の周辺で面白い動きがあったので紹介します。
- 広河隆一:人権派フォトジャーナリスト
- ヒューマンライツナウの伊藤和子は広河関連を削除
- 匿名の被害者の信憑性を疑問視する傾向?
- 広河隆一の「人権活動」
- ヒューマンライツナウと国連女性の地位委員会
- まとめ
広河隆一:人権派フォトジャーナリスト
広河隆一は「チェルノブイリや福島の原発取材などで、人権派フォトジャーナリストとして知られる」と言われます。
写真誌「DAYS JAPAN」を発行するデイズジャパンの代表取締役でしたが、12月25日付で解任されました。
さて、広河とヒューマンライツナウの関係はどういうものだったでしょうか?
ヒューマンライツナウの伊藤和子は広河関連を削除
伊藤和子氏のヒューマンライツ・ナウ。ホームページの活動記録から広河隆一がらみの活動記録を削除し(グーグルのキャッシュにはまだ残っている)、コメントは一切なしという対応。歴史修正主義?
— フランソワーズ二郎 (@michelipn) December 26, 2018
失礼します。私は事務局長ですが、ツイッターで昨日数度にわたりコメントしております。ご確認いただいた上でご発言いただけると幸いです。
— Kazuko Ito 伊藤和子@神楽坂 ヒューマンライツ・ナウ (@KazukoIto_Law) December 26, 2018
伊藤和子弁護士は、ヒューマンライツナウの事務局長です。
伊藤氏はこの指摘を受けて、ヒューマンライツナウ内に関連する説明を公開しました。
貴殿の問題意識は了解しました。
— Kazuko Ito 伊藤和子@神楽坂 ヒューマンライツ・ナウ (@KazukoIto_Law) December 27, 2018
団体内の了解が得られましたので、経緯も含めた説明を公開しましたので、ご確認ください。貴重なご指摘に謝意を申し上げます。https://t.co/W4btQmUG7o
広河氏の報道に関する説明はまぁあっても無くても別にどうでもいいと思っていたのですが、最後の一節が気になるので引用します。
【お知らせ】広河隆一氏に関する報道について | ヒューマンライツ・ナウ
※ なお、ヒューマンライツ・ナウ関係者は被害者の一部の方から事前に、告発に関わる相談を受けていました。
性被害の告発は、報道直後に二次被害が発生することが多々あり、告発をされた当事者に社会的名声がある場合、その業績を強調して匿名で名乗り出た被害者の信ぴょう性を疑問視したり、被害者を傷つけることがあります。
そうした材料を提供するのは適切ではないと判断し、同氏に関する記載を非表示にする扱いを取りました。
今後の取り扱いについては団体内で協議のうえ決定いたします。
告発された当事者=広河氏に社会的名声があるため、その業績を強調して匿名の被害者の信憑性を疑問視する動きがあるから、という理屈を取っています。
いやいやいや、それは成り立ちませんよ…
匿名の被害者の信憑性を疑問視する傾向?
今年最大の「#Metoo事件」と言えば、財務省事務次官とメンバーの件でしょう。
そういえば財務事務次官の件はどうなったんでしょう?
さて、とてつもない社会的名声である山口メンバーの件は、被害者の発言に疑問が呈されたでしょうか?そんなことはまったくありません。
他方、財務省事務次官の方は「告発した匿名の女性記者」の主張に信憑性があるのか疑問視されました。
しかし、それは音声データが加工されていたり、女性側が「セクハラと感じたか」否か、という主観的な話題であったためです。
つまり当事者の主張の信憑性そのものがダイレクトに評価されたからです。
『告発した者と告発された者との社会的名声の差』が原因で信憑性が疑問視される傾向があるというのはかなり怪しいでしょう。
仮にそうだったとしても、広河隆一の「業績」なるものは調べればたくさん出てくるのですから、ヒューマンライツナウという、あまり人が見ないようなサイトの記述が残っていたからといって、被害者に悪影響が発生する因果関係はないでしょう。
では、なぜあのような文面を書いたのか?
まぁ、単純に考えれば、広河隆一が関係している活動が批判的な視点から分析されて、無用な注目を集めることで、関連活動が胡散臭いと思われるのを避けるためでしょうね。
広河隆一の「人権活動」
現在は削除されているページの魚拓。
福島第一原子力発電所事故がもたらした深刻かつ広範な
放射能汚染により、人々の最低限の権利が危機に晒されています。チェルリブイリ原発事故に比べても日本政府の対応は遅れており、
チェルノブイリ原発事故で「移住ゾーン」「避難の権利ゾーン」と指定されたのと
同程度の汚染地域で今も子どもたちが生活をしています。
チェルノブイリと福島を同視して、さも人権を大事にしているフリをしてますね。
「福島が危険である」という風評被害を拡散している活動をしていますね。
広河が発行人のDAYS JAPANもこのありさま。
事故前に廃棄している車を被災者が乗り捨てたものであるとして、「原発事故で人が住めなくなった村」と印象操作しています。
原発事故からもうすぐ5年。政府は原発の再稼働に躍起になっているが、この事故をけして忘れてはならない。人が住めなくなった被災地の今を見てください。
— DAYS JAPAN (@DAYS_JAPAN) December 13, 2015
DAYS 12月号『どこが収束か 事故後5年目を迎える福島 原発事故が奪った村』 pic.twitter.com/cFjkotJZgf
@DAYS_JAPAN のデマ記事のエリア確認した。
— あさくら めひかり (@arthurclaris) January 31, 2016
我々が毎日通ってる国道6号線から西に分岐、県道36号線に入ってすぐの場所やん。 pic.twitter.com/jAcFwT896x
しかし、実際は人が行きかう場所に近い場所であるということが判明。
広河隆一個人の「犯行」とは言いませんが、そのような情報発信源の代表者だったので同じことでしょう。
ヒューマンライツナウと国連女性の地位委員会
また、広河隆一氏が関係するイベントには「国連女性の地位委員会」もあります。
【イベント】3/7ニューヨーク国連本部「国連女性の地位委員会」に参加し、福島の女性や子どもを取り巻く状況をアピール!3/8~広河隆一氏・森住卓氏による写真展も開催! | ヒューマンライツ・ナウ
「ヒューマンライツナウ」と 「国連女性の地位委員会」
これでピンと来た人も居るのではないでしょうか?
平成30年3月9日内閣委員会
◎杉田委員 もう一つなんですけれども、実は毎年3月ニューヨークの国連でですね、女性の地位向上委員会というのが開催されます。今年も開催されます。
私は2016年の女性の地位向上委員会、これのパラレルイベントでスピーチをしてきたことがあるんけれども、これ女性の地位向上委員会というのがニューヨークの国連で行われている間にですね、全世界から400前後くらいのNGOが集まってパラレルイベントを開くんですよ。
それでそこのところにいろんな方々が参加ができると、そういうシステムになっているんですが、実はこれ、2015年の女性の地位向上委員会のパラレルイベントでこのようなイベントが開催されています。
「慰安婦問題の真実と正義、第二次大戦時の日本軍性奴隷」というこれも皆さんおてもとの資料に配りしておるんですが、このイベントが開かれております。
このイベントなんですが、パネリストには先ほど言いましたWAMの代表でありますワタナベミナさんという方が来ていらっしゃいます。
それから共催しているのもWAMとかピースボートとかが共催団体としてあがっておるんですけれども、このイベントを主催したのはヒューマンライツナウという団体です。
このヒューマンライツナウの事務局長の伊藤和子さんという方がコーディネーターを務めていらっしゃいます。
広河氏が2015年に関係していたかは知りませんが、ヒューマンライツナウの活動がどういうものか、その一端でしかありませんが、分かると思います。
なお、この日の内閣委員会の議事録は、未だにUPされていません。
まとめ
- ヒューマンライツナウと広河隆一は懇意だったらしい
- ヒューマンライツ上の広河関連の記述は削除された
- 削除の理由は「広河の業績を強調して被害者の信憑性が貶められる」というもの
- しかし、そのような傾向があるという主張には疑問がある
- 広河隆一が代表を務めていたDAYS JAPANには「人権擁護」に名を借りた捏造で福島disを行っていた経歴がある
- ヒューマンライツナウは国連の女性の地位向上委員会のパラレルイベント「慰安婦問題の真実と正義、第二次大戦時の日本軍性奴隷」を主催している。
「人権派」なんてこんなものですよ。
以上